CAN-SLIMの「M」
おつかれさまです、かぶねこです。
今回も『CAN-SLIM』シリーズ。
いよいよ最後の文字で終わり。
おつかれさまでした。
CAN-SLIMの頭文字一覧
Market Direction
CAN-SLIMのうち他の条件をすべて満たしたとしても、これを見誤ってしまうと意味がない。それがMarket Direction ―株式市場の方向だそうだ。
たとえ四半期収益で100%、200%上昇しても、EPSが100%増加しても、天井を打った主導企業というのは過去に多く存在する。
何故だろうか、それは弱気相場が始まっていたからだ。
これまで『C』から『I』まで収益の成長やら技術革新、供給量、主導性といった個別的な条件を書いてきたけれど、これらは結局相場全体の上昇が大前提の話というわけだ。
「株式市場の方向を見極めること」
最後の文字にして最もしんどい条件だ。相場の方向が簡単に分かるのであれば誰だって苦労はしないのだから。
オニール氏は「マーケットの動きを予測するのは絶対に不可能でだれにもなし得ない」―というのは誤った思い込みだと述べている。方向性を見極める最善の方法は、チャートをじっくり観察することらしい。
以前読んだランダムウォーク理論では、チャートは過去の動きを表しているにすぎず、未来を示すものではないと書かれていたが…。
本書の教えは、チャートから未来を予測しろということではなく、客観的に市場が出すサインを読み取るよう努めよということだ。
CAN-SLIMは強気相場でこそ真価を発揮するものだと思うが、そのチャンスを掴むには、日々の並々ならぬ努力がいるということだ。
本を読んだり、過去を調べたりすることも大事だが、毎日相場をチェックし続けることも「CAN-SLIM法」で成功するコツだと思う。
市場が出すサインは、為替や金利、経済指標も影響するだろうし、チャートには『だまし』なども存在するので、読み取るのは一筋縄ではいかないが、今回は一つだけ、天井圏の売り抜けを見抜く方法に関する記事を勝手ながら紹介させてもらう。
最近はやや天井感、一服感があると言われている米国相場なので、試しにこの記事に従ってS&P500を見てみるとやや売り抜けらしき所を発見した。ただ、4月初めは期初の売り出しと言われていたり、ラマダンが終わってどうとか、アノマリー的には5月決算に向けて上昇するとか色々言われるのでこれからどうなるかはまだ分からない。
ということで、軽い気持ちではじめたCAN-SLIMの記事。途中でやめようか迷ったのですが、ここまですべて読んでいただいた方はありがとうございました。よければ『いいね💜』お願いします。
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