見出し画像

CAN-SLIMの「A」

おつかれさまです、かぶねこです。
今回も『CAN-SLIM』シリーズ。

今回は「A」について。
一度始めたら後には引けない。

既に知っているという方には、今回もおすすめショート動画を紹介。


CAN-SLIMの頭文字一覧

【C】= Current Quarterly Earnings
【A】= Annual Earnings Increases
【N】= Newer Companies, New Products, New Management,
              New Highs Off Properly Formed Bases 
【S】= Supply and Demand
【L】= Leader or Laggard
【I】= Institutional Sponsorship
【M】= Market Direction

過去の記事はリンクから。

Annual Earnings Increases

直訳すると「年間収益の増加」という意味。毎年大きな収益増加を続け、ROE(株主資本比率)が高い銘柄を狙えということだそうだ。

最初の『C』と似ているが、大化け株を狙うなら、EPSの一時的な急増では不十分であり、ここ数年で確実に成長している銘柄を狙う必要がある。

というのも、直近のEPS増加率だけでは、思わぬ落とし穴に気づかない可能性があるためだそうだ。

1年目のEPS 4.0ドル
2年目のEPS 5.0ドル(+25%)
3年目のEPS 6.0ドル(+20%)
4年目のEPS 3.0ドル(-50%)
5年目のEPS 4.0ドル(+33%)

直近では33%増だが、はたしてこの銘柄は大化け銘柄と呼べるだろうか。

確かに直近からは回復しているが、3年目の6ドルという水準には到底及んでいない。つまり、目先の数字だけで判断してはいけないということだ。

これはPERについても似たようなことが言えるそうだ。PERは基本的な指標ではあるが、実際のところは、PERは株価の動きとは関連性がなく、売買判断にはほとんど役に立たないというデータもあるらしい。

一方で、ROEに関しては、急成長銘柄においては、ほぼ全銘柄が17%以上であり、PERに比べれば信ぴょう性の高い指標だろう。

余談として

ということで、ここからは具体的な分析。すでに株価は過熱気味だが、今ブームの国内半導体関連銘柄の過去の推移をチェックしてみる。

✅ レーザーテック

2024時点 PER 72.3、ROE 38.6%

2016~


✅ SCREENホールディングス

2024時点 PER 28.7、ROE 17.7%

2016~


✅ 野村マイクロ・サイエンス

2024時点 PER 22.5、ROE22.3%

2016~

やはり過去数年で見ても成長率は右肩上がりで伸びている。こういう銘柄を早いうちに見つけ出せば、強気相場での爆益を見込めるということ。

今はやや遅すぎる気もするが、こういうことを知っておくと、またいつかくるであろう次の相場サイクルも楽しみになる。

最後におまけで、最近いくつかのキャラクターが「おでかけ」してしまったと話題のこちら。株価は結構上昇しているが、EPSを見ても、この銘柄はV字回復の企業再生株ということになるだろう。

サンリオ

PER36.8、ROE 11.3%


KIRIMIちゃんも"おでかけ"しちゃうんだね…



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?