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CAN-SLIMの「L」

おつかれさまです、かぶねこです。
今回も『CAN-SLIM』シリーズ。

今回は「L」について。
あと3文字頑張ろう。


CAN-SLIMの頭文字一覧

【C】= Current Quarterly Earnings
【A】= Annual Earnings Increases
【N】= Newer Companies, New Products, New Management,
New Highs Off Properly Formed Bases

【S】= Supply and Demand
【L】= Leader or Laggard
【I】= Institutional Sponsorship
【M】= Market Direction

Leader or Laggard

主導銘柄か停滞銘柄か?

通常、多くの投資家は保有していることで満足感に浸れたり、値動きが少なく安心感を得られる銘柄を選びがちである。

成長株投資は、強気相場にこそ真価を発揮するので、どこまでも値を上げるような主導株が現れる一方で、こうした銘柄はたいてい動きが鈍いらしい。

業界全体をけん引する株は、「規模が大きい」とか「ネームバリュー」があるということではなく、EPSやROEが活発な企業のことだ。


共振株を避ける

注意すべきは『共振株』を避けることだそうだ。関連銘柄が低い水準で停滞しているとしても、業績が振るわなければ目覚ましい上昇は見られない。

本書では、業界の上位2~3銘柄を狙うべきだと書かれている。強気相場においては、主導株にけん引されて相場全体が上昇に向かうのだと思う。

そういう相場において、割安な停滞銘柄を持ったところで、主導株に勝るパフォーマンスは上げられないということだ。

ここ最近で日経平均が大きく上昇したが、それでも依然として株価が停滞している銘柄も数多くある。


調整局面での動き

市場全体が調整局面を迎えたり、下落を始めるときは、実は新しい主導銘柄を見つけるチャンスだそうだ。

見つけるためのポイントは、

  • 魅力的な成長株は市場平均の1.5~2.5倍の調整が入ること

  • しかし、強気相場の一時的な下落においては、下落率が最も少ないものが優秀な銘柄であること

  • 市場の下落が最終局面を迎えたあと、最初に新高値を付けるまでに回復した銘柄が正真正銘の先導株であること

相場の一時的な下落であれば、いずれ復調してくる銘柄をじっくりと待ち、再び上昇の流れに乗るのが正解なのかもしれない。

一方で景気後退のシグナルもいくつか出ていたりするし、既に天井圏に近い水準にあるので、今は警戒感も持っておく必要がありそうだ。

成長株投資法はおそらく強気相場に入った局面で真価を発揮するけれど、そうではない局面で読み間違えると大損失を被る可能性も高い、早とちりして不用意に飛びつかないよう注意したい。


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