見出し画像

CAN-SLIMの「S」

おつかれさまです、かぶねこです。
今回も『CAN-SLIM』シリーズ。

今回は「S」について。
「CAN-SLIM」も後半に突入。


CAN-SLIMの頭文字一覧

【C】= Current Quarterly Earnings
【A】= Annual Earnings Increases
【N】= Newer Companies, New Products, New Management,
New Highs Off Properly Formed Bases

【S】= Supply and Demand
【L】= Leader or Laggard
【I】= Institutional Sponsorship
【M】= Market Direction

過去の記事はリンクから。

Supply and Demand

「株式の需要と供給」

POINT1 供給量

1つ目のポイント、供給量についてまとめる。

当然だが、発行株式数(規模)で株価の動き方は異なる。
50億株と5,000万株では同じように動かないということ。
成長株を探すなら、小型株の方が好ましい。

大型株と小型株の定義は以下の通り。

東京証券取引所では、TOPIX(東証株価指数)を補完する「規模別株価指数」の算出において、TOPIX構成銘柄の中から、時価総額(株価×発行済み株式数)と流動性が高い上位100銘柄を大型株と定義しています。なお、大型株についで時価総額と流動性が高い上位400銘柄を中型株それ以外を小型株と分類しています。

https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/o/J0471.html


大型株

  • 流動性が高い。

  • 供給量の多さゆえ、株価急騰には大きな需要が必要。

  • 近年では大型ファンドにより急上昇を見せることもある。

  • その反面、下落しにくさなどのメリットもある。


小型株

  • 流動性が低い。

  • 需要が増えると、株価は加速的に上昇する。

  • その反面、値下がりも激しい。


発行株式数はどのくらい違うのか。

気になるので調べてみた。

大型株の場合
KDDI(9443)23億株
ソニー(6758)12億株


小型株の場合
住石ホールディングス(1514)5,800万株
さくらインターネット(3778)3,700万株

株式数で言うと桁が2つほど違った。

小型株は最近話題の銘柄を例に挙げたけれど、確かに小型株はチャートの方向性が大型株に比べて極端で、上昇も下落もスピードが速い。

ちなみにPERは341倍。異常に急騰した小型株は、自分の経験上では結局底まで落ちていくのだけれど、今後の動きを観測したい。


POINT2 自社株買い

2つ目のポイントは、自社株買い
自社株を買うという行為は、流通する株式数を減らすだけではなく、企業が今後の売上げや収益の改善の見込みを暗示しているそう。

また、流通する株式数が減るのでEPSも増加することになるので、成長株としても良いことだそうだ。自社株買いをしている企業はチェックしてみるとよいのかもしれない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?