見出し画像

7歳の息子に教えるお金の稼ぎ方

僕は毎日、小学2年生の息子を学童保育に迎えに行く。
自転車の後ろに乗せて「今日は何して遊んだの?」とか「今日は給食何だった?美味しかった?」とか今日あった出来事を話すのが日課だ。
そんないつもの帰り道、ふと息子が聞いてきた。
「ねぇねぇおとうさん。きゅうりょうびっておしごとをがんばったから、お金がもらえる日?」
「おぉぉぉ・・・何で給料日とかいう単語を知っておるw。まぁそうだね。」
「じゃあさ、いっぱいがんばったらいっぱいお金もらえるの?」
「いや、頑張ったらいっぱいもらえるわけじゃないなぁ。レアキャラにならないとお金は沢山もらえないよ。例えば、かっちゃんが好きなポケモンカードあるでしょ?レアカードあるじゃん?」
「うん、レアカードあるね!キラキラのやつとかね!」
「レアカードってメルカリとかで高く売ってるし、みんな欲しいじゃん?例えば、リザードンのレアカードとかさ。でもコイキングとかコラッタとかのカードって誰も欲しくないじゃん?だから売ってても安いのね。わかる?」
「あぁそうだね!わかるよ!」
「だから、かっちゃんもお仕事する時にはレアカードを目指せばお金はいっぱいもらえるようになるよ。みんなレアカード欲しいからさ、いっぱいお金あげるから一緒いお仕事しようーって言われるからね」
「あ!そっか!じゃあそのかいしゃでいちばんレアカードになればいちばんお金もらえるってわけね!100おく円とか」
「そんなにもらえないと思うけど、まぁそうだねw。あと大事なのはみんなが欲しがるレアカードになることね。コイキングのレアカードって確かにレアカードだけど、別に欲しくないじゃん?リザードンのレアカードの方がみんな欲しいでしょ?だから、ただレアカードになるだけじゃなくって、みんなが欲しくて、みんなが喜ぶカードにならないとお金は沢山もらえないんだよ。意味わかる?」
「あぁそっか!!!わかった!だから、そのかいしゃでいちばんスゴイレアカードになって、みんながほしいなーって思えばいいんだね!」
「そう。だからリザードンのレアカードを目指そう!」

こんな話をしながら家に着いた。
あぁ自分の息子とこんな話ができるなんて面白いし、幸せだなぁ。
彼は100おく円稼ぐ人になれるかな。今から楽しみ。

一方、僕自身はリザードンのレアカードになれてるのかな?と自問自答してみた。

僕はまだ、コイキングだった。

ズコッ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?