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#0067 7月や11月の教室:しんどい時期を超えて開花する学びと子どもたちの成長物語

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学期末の教室、けテぶれノートの価値

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けテぶれ@ちゃんねる〜自ら学び考え、生きるための教育論〜

はい、皆さんこんにちは。始まりました。けテぶれチャンネル、パーソナリティの葛原祥太です。このチャンネルでは、全国の子供たちが自ら学び、自ら考え、自ら生きられるようになるために考えられた教育実践、けテぶれQNK心マトリクスについてのお話をしていきます。


「学びの木」を育てる

例年の流れとして、この時期(6月下旬や11月)は結構ネガティブな出来事がフィーチャーされがちなんですが、逆にポジティブな子供たちの成長変化が、バリッと一皮むけて新たな一面を見せてくれるみたいなのもこの時期なんじゃないかなという風に僕なりには思っているんです。それをツイートではこういう風に表現しました。成長というか開花って感じですね。成長は日々子供たちはしているんですよ。でもその成長というのは、最初は根が張るって感じで、学びの種から根が張っていき、そして双葉を出すみたいな、目に見える成長もあれば、目に見えない成長もあって、その中で子供たちは徐々に徐々に自分のその学年なりの1年の成長をしようとするわけです。

それが茎を伸ばし、そして葉をつけるわけです。私の学びの木のメタファーから言うと、葉とは言葉ですね。つまり言葉にすることによって子供たちはその成長を確たるものにしていくってことです。それは計画であり振り返りであるわけです。私の実践で言うと、授業の最初5分ではその授業を見通して計画を言葉にして、そして最後の5分では自分がやってきたことや葛藤したこと、できるようになったことみたいなことを振り返って記述するわけです。


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全体像


言葉で刻む成長の軌跡

こうやって自分の行動を言葉にしまくって、言葉でちゃんと認識し続けることによって、子供たちの成長、自分の意識的な成長変化っていうものがはっきりと示されていくわけですね。これはとても大切なことで、意識的に切り取れることを徹底的に意識的に言葉によって切り取るということは、逆に無意識の感覚的な土壌もまた豊かに耕していくことにはならないだろうかと思うわけです。

学びの木のメタファーで言うと、言葉にして自分の学びを切り取り続けることによって、根が張るという自分の見えない無意識下にまでその成長変化というものは深く深く根付いていくのではないかという風に考えているわけです。だから書くってものすごく大切だよっていう話ですね。そしてその技術というのは高めていったらいいし、自分の頭の中に思い浮かんだことは言葉にして捕まえるということをどんどん上手になりましょうということを言うわけです。

未来を見据えた「けテぶれノート」の魔法

度々子供たちに言うのは、このけテぶれノートですね。もう専用のノートを作って計画と振り返りをもうずっと書きためていくわけです。そうすると1年でもう10冊以上のノートを使うことになるんですね。そのノート絶対捨てないでねって僕は言うんです。それはあなたが大人になった時、あなたを支える1つの情報源になり得ると先生は確信しているから絶対捨てないでっていうわけです。

どういうことかって言うと、就職活動とか、もしくは大学とか自分の進路、人生の進路を考えなければならない瞬間っていうのがいずれ訪れます。その時に大切だと言われるのが自己分析です。これは就活をする時に多くの人が経験したかもしれません。教師になるという場合は教職大学院って感じなのでちょっとそことは外れるかもしれませんが、一般の就職活動をしようと思うともう選択肢は本当に無限です。無限に広がっているんです。その中から私、自分は何を職業として一生のなりわいとして選択しようかっていうこと考えた時に自己分析が大切だよっていうことはどの就活セミナーでももう一言目には言う言葉ですね。

自己分析の宝庫を作る

やるんですけれども、今までその人生で自分について考えてこなかった子がいきなり二十歳とか超えて自分とは何かみたいなことを振り返ろうと思ってもなかなか厳しいんですよ。なかなか自分ってわかんなくて、みんな苦戦するんですね。適職診断サイトみたいなので、こういう時どう思いますか、はいいいえみたいなアンケートじみたものをやって、なんか性格心理テストじみたものをやって、あなたの適職はこれですみたいなサイトによって自分の適性を判断してもらうみたいなことをしがちです。僕もしてました。

ここで就活セミナーで言われるのはこういうこと言われることがあるんです。自分のことを知ろうと思った時に小学校時代何が好きだったかとか、何に熱中してたかとか、そういうことを思い返してくださいと。そういう無垢な状態の自分は小学校時代の自分であり、その自分が好きだったことこそ、あなたの中心的、あなたの中心にある適性である可能性が高いよって。だから小学校時代を思い出してねとか言われることが多くあるんです。でもそれ、21や22になっていきなりやろうと思ってもほとんど忘れてしまってますよね。

そこで、けテぶれノートの出番です。二十歳になった時に自分ってどんな存在だろう、何が苦手で何が得意で、どういう生き方をすればいいのだろうと迷った時、実家の引き出しか、それか本棚か開けると、3年生の時代に毎日今日自分は何する、やった結果どうだった、何が失敗した、そこからどういう変化があった、そして何が好きで何が嫌いで何が得意で何が苦手か、そして自分とはどういう存在かっていうことについて毎日徹底的に書きためたノートというものがあなたの自己分析を支えることにはならないだろうかと僕は絶対になると思う。そういう可能性を多分に含んでいるから捨てないでって子供たちに言うわけです。

毎日毎日自分が誰々ちゃんとどういうことをやって、どういう勉強をやったら、どういう失敗と成功があって、次はどうしたいと思ってていうことをずっと毎日3年生の自分が書きためたノートです。これ欲しくないですか?大人になって自分としてもそういうノートが今手元、手元というか実家に保存されていたりしたら、それ人生で迷った時に見返したら、なんかすごくそこから栄養価の高い情報が引き抜ける可能性ありませんか?

そういう取り組みが1年きっかりで終わってしまう、その1年間だけでもまもちろん素敵ですし、そういうのが6年積み重なっていった、その膨大な記録ですよね。これって自己分析する上でものすごく貴重な情報源になると思うんです。データとか、手書きの文字もまもちろんいいですし、手書きアナログの方がそこに豊富な情報量を含むことができるので、手書きのノートというのはものすごく価値があると思います。これデータにするとどうなるかって言うと、ビッグデータ分析できちゃいますよね。

もうAIに何させるかって、これですよ。自分が小学校時代に書きためた文字情報を全部飲み込ませて、そしてそこから自分像、小学校時点での自分の特性や傾向について分析してもらうということをすれば、その情報って適職診断サイトでポチポチクリックして、統計的に君はこういうことに向いてますよって言ってもらえる情報よりもはるかにリッチな分析の結果を経た情報になりはしませんかね。ということですだからこそ私はけテぶれノートで自分を振り返って自分を見つめようとする、そしてその足跡を文字で残すっていうことを子供たちに強制するわけです。なぜやらせるの?このチャプターで喋ったこのようなことがあるからやらせる。そういう位置付けでけテぶれノートというのを作っているわけです。

何の話でこうなったんだ、一旦振り返ります。自分の成長変化を言葉で切り取ることによって、切り取り続けることによって学びの木に葉を茂らせるっていう話でしたね。そしてこの時期に花開くという話の流れでした。

開花に向かうプロセス

そんな感じで花開きつつあるというか、ポンポンポンポンその辺で花が咲いてる様子が今クラスでたくさん見られていて、もう本当に楽しいですね。はじめはクラスに馴染めなかったりとか、勉強がわかんなかったりとかして、すごく顔が沈んでいた女の子がもうものすごく楽しそうに日々学び、そして友達と関わりっていう姿が出て。その子は道徳の本を、教科書を家に持ち帰りで何をするかと思えば、そのね教材についての学びですね。もう家で道徳の教科書読んで、読んだ内容を元に大事なことをそこで抜き出して、絵本にして組み立てて整理して、もうなんか本にして持ってきたんですよ。今日の宿題これやったって言って。道徳の内容から学んだことで自分なりにオリジナルのストーリーを作って本にしたというのが。

その子、本当にもう2年生の時でも生しぶりがあったりとか、3年生でも1回もう学校行きたくないって言って、学校でももう本当に顔を伏せたみたいなこと多かった子なんですけど、こういうことを言い始めたり。ごめんなさい、こんなプライベートというか詳しい子供たちの状況っていうのは話せないなとは思うんですけれども、勉強嫌いだった子がもうめちゃくちゃ宿題やるようになったりとか。いや本当にこれもすごいんですよ。一旦なんか強制されない感じになって、宿題やらなくていいじゃんになるんですよね。そこからうんと自分の状況、そして必要性を感じて、いやいや待て宿題やんなきゃてどっかで思うわけですよ。もしくは私が1度カツを入れるわけですよ。どうすんの、このままでいいの、この状況とこの結果を受けてあなたはこれからどういう学びを積み上げようと思うの、それをノートに書きなさい、そして先生に見せなさいで書かせる、見せる。これでやるんだね、今言ったねこれを来週あなたはやり遂げるだけの決意を今したんだよね、見てるからね、来週になりました、やりませんっていうことを繰り返すわけです。

「泳がせる」指導法

どうすんの、やったこと言ったことができていない、あなたの状況で宿題がたまりまくっている状況が今ある。それで実力がもし伴っているならまだ先生言うこと何もないですけど、テストの結果も思わしくない。どうすんの?やり方示してますよ、やる時間ありますよ、やる範囲もう全部2学期末まで先生はあなたに知らせてるはずですね。どうする?やる、やらないっていうことをずっと繰り返すんですよね。結局はですよ。

もなんて言うかね、ここでそういうやり取りをして月曜日ですよね。じゃ例えば来週ね、来週からやるんだね頑張るよって言って月曜日になるじゃないですか。僕の感覚としては、僕の感覚として月曜日は、はい出ませんでしたの瞬間ですよね。ここで怒らないっていう、ここで責めないっていうね、泳がせ、僕のスタイルはなので、その辺はそれぞれあるでしょうが、泳がすんですよね。僕はやれてない自分で一番よく分かってるの自分ですからね。もう本当に意に返さないレベル、全く出してるかどうかなんて気にしていないレベルで、もう逃げきれた感じにすらなっちゃうぐらい私はまったく眼中に入れないっていうことをよくしますね。でもわかるので、僕も分かってるしその本人も分かってるし、どこまで行くのかな。ま、ちょろっと週の真ん中ぐらいにどうなってんのって1回ぐらいかけるかもしれませんね。今年の、今週のテスト、前回先週の分析では毎日やるっていう風に書いてたけど毎日できてない、できてないね、出してないだけ?それともやってないだけ?先生わかんないよ、あと3日だよ、どうするっていう話ですよね。をしてしてして、なんかねそれでパリッとどっかでスイッチが入るんですよね。

成功体験の連鎖

大体そうか、今年の流れを見ているとそういうこと言っていると金曜日にテストやってるんですけど、金曜日の授業中ですね、になんか算数とかね、理科とかなんか余裕がある時間が出た時に今日テストだから勉強しとこうって言ってその場で国語に切り替えて国語のけテぶれを回すっていうことを今年の子たちはしました。

それで直後ですから1回もう授業でけテぶれ回して分かんないところ練習して、テスト臨んで、そしたら点数上がりますよね。普通に直前にやったことですから。これが1回の成功経験になるんです。よう、めちゃくちゃ今週どうしたんだ、なるほど今日はテスト、授業時間を見直して授業中に直前にやったんだね。でけテぶれ練習まで行けて、ちゃんと1周回してテストに臨んだ。そしたら結果出たんだ、すごいじゃんていう話です。けテぶれ回して自分で点数を取るっていうことができたんだね、めちゃくちゃよく頑張ったね。でもまだ合格点には達していないね。来週もこの成功を維持すれば何か変わるかもしれないね、よく頑張ったねって言って返すわけですね。

大分析も色々なこと書いて、何か何書いても、そうだねって言って、よかったねって言って。でその子は毎日やるっていうことができてないので、そこだよね。僕が言うのもずっとそこですから。でも合格点達しないなら、あなたがやるべきことはまず毎日やることです。毎日やってやってもできないになって初めてやり方どうしようっていう風にまあ工夫したらよろしい。が、毎日もできてないのに効率的なやり方とか勉強の工夫とか、もうそれ以前の話なので、家で勉強するっていうことができないなら、それ目指しましょうっていうことはもう一定のラインとしてそこ示すわけです。

でじゃあ、次改善しようと思ったら家で毎日やるっていうことに挑戦しなきゃいけないんだなっていうことは子供たちは分かるので、また来週ですね、どのぐらい出すか。もうその子次第なので、もう僕は感知しません。やってきたらお、やってきたんだしえっていうことをやるんですね。そしたらなんか3日、水曜日ぐらいにパラっとノートが出てきて、おう出したやんって言って見たら3日分やってたとかね。お、全部やってた、今週毎日やったの、毎日やったの、すごいじゃん、今週テストいけるかもねみたいな。こうやっていくと、もうね、ほぼほぼ今年で本当にほぼほぼの開花ですね。自分で勉強してていうことができるようになってきている。

で勉強楽しいとかね。プラス点って言って、100点以上を取れる仕組みっていうのもあるんですけど、もうそんなの1学期から、1学期のね様子からして、そんなん私には全然関係ないですみたいな、もうまだまだ今から勉強しなきゃいけないので、もう合格点取れるかどうかも怪しい自分がプラス点なんて全くそんなもう世界、自分の世界にはないですみたいな感じで流した子は、今週はプラス点練習してみようみたいな感じで100点以上が取れたりする。

上位層の挑戦

そうすると今度は上位層ですね。もう別に勉強しなくてもそこそこの点数が取れちゃう上位層が、もうけテぶれの2学期の学習、自体感情の学習自体も2周目に入っているので、もうかなり抜く子は抜けるんですよ。そうなると抜いて、とりあえず最低限の100点取るだけの勉強してきた子よりも、こう2周目でめっちゃ頑張って点数上がって100点以上取れた子が出たら、点数抜かせるんですよね。普通にそうなると、うおっ、て言って100点以上取れたね、200何点、すごいね。でその子褒めると、最低限の子たちもおっ、とまた火がつくかもしれない子もいるわけですよね。

前回はついに本当にずっとジワジワと頑張ってる子がね、2枚テストあって合計で1000点超えてましたので、1000点以上取ってましたね。そんなこともま起き始めているっていうことで。結局はって、やらせて褒めてみたいな、もう本当に単純に教育、教育をしてるだけですけど、そういうことが噛み合ってくるのが11月でね。

ポジティブな変化を全体で共有する

確かにネガティブなことが起こってしまうとそっちにガッとこう意識が引っ張られるのはもう本当しょうがないことでね。今教師をしていたらすごくその辺敏感になっちゃうじゃないですか。もうちょっとしたことでいじめ事案で委員会報告してみたいなね、ことだとか、もう全体で指導して、とかね、些細なことでももうきっちり指導しましょうみたいな流れはすごくあるので、ネガティブなことに目が行きがちなんですけど、ちょっとね皆さんも学級の中のポジティブな面ですよね。確実に成長変化できている子供たちっていうのにまあ目を向けてあげて、是非教室ではそういう変化をみんなで喜ぶみたいな瞬間を作ったらどうかなという風に思うわけです。

どうしてもねネガティブなところは全体指導で、ポジティブなものはまあいいねて個別のフィードバックみたいな感じで終わっちゃってることが多い、終わらせてしまうことが多いので、是非ポジティブな面を教室全体でシェアし、その成長変化をみんなで喜ぶみたいな瞬間取ってみてはいかがでしょうか。

ということで、なんか色々話しましたけれども、11月、変化の11月って感じですね。みんなで豊かに超えていけたらなという風に思っております。では、次回もまたこの放送でお会いしましょう。バイバイ。


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