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2023年6月20日【新しい自分の世界の中へ…】

ここ数日、過去と向き合った。沢山のつらい経験を振り返り、アウトプットしていく中で、自分自身と精一杯向き合い続けた。痛みは伴ったけれど、今は新しい人生を創る途中なのだということが分かった。

新しい、自分だけの世界。僕一人だけの、ワンルームという名の世界が、ここにはあるのだ。そのことに気付いて、過去のしがらみから逃れるには、どうすればよいのかを考えるようになった。

勿論、過去に負った心の傷は消えることはないだろう。でも、そのつらい過去があったからこそ、今こうやって自分のペースで生きられる環境が形成されたのだと思うと、決して無駄ではなかったのかな、などと思ったりする。

相変わらず声は出せない。それでも、今は独りではない。そのことは理解できている。でも…。

幼い頃に、上手に甘えられなかった経験から、分かりやすい愛情表現しか汲み取ることができないのだ。「何も言わなくても分かるだろう」という形の愛情は未だに感じ取れないのだ。

つらかった時に、「大丈夫だよ」と、「つらかったね」と、母に言ってもらいたかった。そして、優しく抱き締めて欲しかった。でも、母も不器用な性格なのは分かっていたので、その願望は叶わなかった。

母は直情型だと先日言ったと思うが、その場の勢いで、本心ではない暴言を言い放ってしまうタイプの人間だった。まあ、あの祖母に厳しく育てられたのだから、そうなってしまうよなぁ、と今になって思う。

勿論、その不器用さは僕にも脈々と受け継がれている。

僕の好きなバンドの一つ、indigo la End の、『ほころびごっこ』という歌詞のフレーズを思い出した。

”救われたことないから 救い方が分からない”

まさしく、「これだ」と思った。幼少期から、「救われた」と思えるような経験、それが欠落していたのだ。

僕も34歳になって、ある程度大人にはなれたのかな、と思っていたのだが、本質的なコアな部分にある、断続的な孤独な気持ちは、幼少期から何ら変わっていなかったのだ。

誰かにもっと上手に甘えられるようになりたい。そう思った。

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