惠白

翻訳者。アメリカやインドで生活した経験、英語のあれこれ、日々思うことなどを記事にしてい…

惠白

翻訳者。アメリカやインドで生活した経験、英語のあれこれ、日々思うことなどを記事にしています。

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  • 英語うんぬん

    英語の云々を記事にします。

  • インド、びっくりの国!

    インドで数か月暮らしたときの色々なビックリ話し。全 45 話。

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英語云々 ● 00 ● はじめに

これまでに書いた記事で 「 アクセスが多いのはどれだろう?」 と思って、時々 note のダッシュボードをチェックすると、英語に関しては 英会話はこれで上達? 英語の感覚とは? といった感じの記事がいつも上位です。 スキ の数が 2 桁にならない私の記事でそれだから、英語を話せるようになりたい と思っている人がどれだけ多いかを想像できます。 奇しくも先日、YouTube のサイトを開くと、或る美容整形外科の有名な某先生の動画がアップされていて 「サプリメントは本当に

    • びっくりのインド ● 帰国後 ● 朝から不機嫌な日本人

      海外にしばらく住んでから帰国すると、ここがヘンだよニッポン人 に気付くことが多い。 インドから帰国した時に、とにかく驚いたのは 日本人は朝から不機嫌朝起きて 1〜2 時間で彼らに一体何があったのか? 通勤電車に乗って周りを見ると、ほぼ例外なくムッツリしているか携帯 (今ならスマホ) をいじっているかで、心がそこにない。 まるで 朝に機嫌が悪いのは私の特権である かのようだ。 あるいは寝ている、起きたばかりのはずなのに。 インドでは朝の 5 時に起きて朝陽を体に浴びなが

      • 英語云々 ● 01 ● 英会話業界のカラクリ

        フィットネスクラブを想像してほしい。会員の9割が なんてところがあったら、怖い。 そこでは絶対に何かよからぬことが起こっているに違いない。 英会話学校でも、100 人の生徒さんがいたとして、あっという間に上達したのは 2 人くらいです。 フィットネスクラブのスーパーマッチョと超モデル体型と同じくらいの比率でしょうか。 英会話が上手くなる人のパターンは 切羽詰まっている 確固たる目標がある で、例えば などです。 英会話学校は 異空間。 例えば、普段は 「 A

        • びっくりのインド ● 番外編 ● 画像6つ

          記事の中に入れれなかった写真をまとめてここで。

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        英語云々 ● 00 ● はじめに

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        • 英語うんぬん
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        • インド、びっくりの国!
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        記事

          びっくりのインド ● 44 ● Good-bye インド!

          インド旅立ちの日、夜中のフライトだったから夕方までは普通に過ごした。 朝一番にやりたかったのは、毎日部屋を掃除してくれた女性にチップを渡すことだ。 「朝の掃除にチップをあげる必要はありません」 とスタッフに言われてたのだが、「出発の日は彼女にお礼をしてチップを渡したい」 と相談すると、「驚くと思いますが喜ぶでしょう」 というので、最後の掃除の後にスタッフから彼女にヒンディーの言葉で説明してもらい、500 ルピ (≒ 1,100~1,200円) を渡した。 彼女は恥ずかしそう

          びっくりのインド ● 44 ● Good-bye インド!

          びっくりのインド ● 43 ● 帰国前日

          私はこれまで計 30 回引越したけれど、どんなに前から計画して行動を開始しても最後はどうしても やっつけ になる。 あれしてない、これもしてない、あれ荷造りしてない、これもまだ、面倒だからあとは全部捨てよう... になって、最後は徹夜だ。 海を越えて引越しするときは、暫く暮らした場所を去ることに対して感傷的になる余裕がなく、とりあえず飛行機に乗ってしまえば、やり残したことや忘れたことがあっても後戻りできないから、毎回 「あー、早く空港へ行ってチェックインを済ませてからビールか

          びっくりのインド ● 43 ● 帰国前日

          びっくりのインド ● 42 ● ヨガ道場へ行く - 後日談

          実は、ヨガ道場の話しには続きがある。 びっくりのインド ● 41 ● ヨガ道場へ行く - Part 3 でAさんが食事が終わるときに言った 「また会いましょう」 は社交辞令ではなかった。 別れ際にお互いの e-mail アドレスを交換したのだが、帰国してから半年くらいだっただろうか、Aさんからメールがあって 「惠白さんが住んでいる街に近々行く用事があるから食事しませんか?」 とお誘いがあって驚いた。 少しインドを懐かしく思い始めていたこともあって 「いいですよ!」 と返事

          びっくりのインド ● 42 ● ヨガ道場へ行く - 後日談

          びっくりのインド ● 41 ● ヨガ道場へ行く - Part 3

          今更だけれど、同僚たちはその ヨガ道場 がどんなところか知っていたのだと思う。 Aさんが 「ヨガ道場へ行きませんか?」 と言ったとき、皆の顔が一瞬だが微かに 「あっ!」 となったのを私は視界の片隅で見た。 もし私が答えに迷ったら、彼らはきっと 「惠白さん、ゴアに行くのをずっと前から楽しみにしてたじゃないですか。行くべきですよ」 と言ってくれたかもしれない。 だが私が間髪いれず 「ヨガ道場、行きます!」 と言ったものだから、恐らく何も言えなかったのだ。 宿泊施設を見た後の私は

          びっくりのインド ● 41 ● ヨガ道場へ行く - Part 3

          びっくりのインド ● 40 ● ヨガ道場へ行く - Part 2

          アメリカに住んでいたとき私は森で迷子になりかけたことがある。 中西部と言われる地域は、「これでよく川が流れるな」 と感心するくらい真っ平らだ。 その広大な土地に無数の木が茂っているところがあって、それが 森。 カリフォルニア州だけで日本とほぼ同じ面積だから、アメリカの 『広大な』 は、日本の 市、場合によっては 県 くらいの広さである。 土地に凹凸がなく同じ種類の同じ年齢の木が高くそびえたつと、広大な森の中は昼間でも暗くて、前後左右どこを向いても全く同じ景色で自分がどこにい

          びっくりのインド ● 40 ● ヨガ道場へ行く - Part 2

          びっくりのインド ● 39 ● ヨガ道場へ行く - Part 1

          インドの生活も残すところ 2 週間と少し。 最後の週末は、同僚たちからも 「ぜひ行くべき」 と勧められていた ゴア州 に行こうと決めていた。 インドの暮らしは楽しかったけれど、リゾート地でインド風の贅沢も味わってみたくて、ゴア・マリオット・リゾート&スパ に泊まることも決めていた。 海で泳いだ後にホテルのプールにつかりカクテルを飲みながら夕日を見たら、どんなに幸せだろう。 ホテルは、当時のレートで 1 泊 15,000 円くらいだったと思う。 2 泊 + 往復のフライト

          びっくりのインド ● 39 ● ヨガ道場へ行く - Part 1

          びっくりのインド ● 38 ● チェンナイへの出張 - Part 3

          「 ファーストクラスの座席を予約している 」 という上司の言葉。 しかし私は 「 この ファースト という言葉に期待しすぎてはいけない 」 と自分に言い聞かせていた。 車内に入って最初に思ったのは 「 小さい頃に乗った SL (列車) みたい! 」 だった。 違うのは、 2 人の縦座りのシートが一列に 2 つではなくて、3 人の縦座りが 2 つ、一列に 6 人座れること。 背もたれは直角。 これは非常に理にかなっている。 1 列に 6 人座って背もたれが直角なら、1 車

          びっくりのインド ● 38 ● チェンナイへの出張 - Part 3

          びっくりのインド ● 37 ● チェンナイへの出張 - Part 2

          チェンナイに到着! ...... した、はいいけど、空港から外へ出たら 凄まじい暑さ だった。 バンガロールの緯度は 12.97°N、一方チェンナイは 13.0°N、ほぼ同じなのに、チェンナイの暑さは、スーツを着てサウナに入ってスクワット する感じだった。 緯度から考えると、チェンナイの暑さがむしろ スタンダード で、バンガロールが非常に涼しいのだ。 この時のチェンナイは 1 月、グラフで見ると最高気温はバンガロールと変わりない。 バンガロールの 標高 (約 1,000

          びっくりのインド ● 37 ● チェンナイへの出張 - Part 2

          びっくりのインド ● 36 ● チェンナイへの出張 - Part 1

          インドへの滞在中に1度、日帰りの出張でチェンナイへ行った。 会社からこの話しがメールで伝えられたときの私の口から最初に出た言葉は 「 え! 無理! 」 だ。 その理由は ... (1) チェンナイまで片道 300 km (2) 往復の移動は列車 (3) 片道 6 時間 (4) 日帰り だったからだ。 直線で 300 km というと大阪から広島くらいまで、新幹線なら のぞみ で 1 時間 30 分強だから余裕で日帰り出張できる。 しかし、そこはインド。 まず自宅か

          びっくりのインド ● 36 ● チェンナイへの出張 - Part 1

          びっくりのインド ● 35 ● インドで年越し

          ヒンドゥー教徒が約 80 %、イスラム教徒が 15 % 弱。 そんなインドで街がクリスマスっぽくならないのは予想していた。 市場に買い物に行っても、レストランに行っても、クリスマスツリーを飾っている店は文字通り 0、いつも通りインドの音楽が流れていた。 私は日本でもクリスマスにワクワクするような年齢ではなくなっている。 たまに行く良い感じのレストランは稼ぎ時で、キッチンも店員さんも忙しくてバタバタ、特別メニューだと食べたいものが選べず、少し味も落ちる気がするので、この時期に

          びっくりのインド ● 35 ● インドで年越し

          びっくりのインド ● 34 ● 貧乏を憐れむべき?

          私が生まれたのは 1964年、東京オリンピックが開催された年だ。 高度経済成長の真っ只中、それを象徴したのが大阪万博だった。 とにかく物価の上昇が激しく、例えば、小学校1年生の時に 15 円か 20 円だった学習ノートが、卒業する時には 70 円になった。 街も瞬く間に変わっていった。 舗装されていなかった路地にアスファルトが敷かれて、駅で警手さんが手動で開け閉めしていた踏切が自動になったことは、いまでも強烈に記憶に残っている。 その頃はまだ浮浪者がいた地域もあって、冬に

          びっくりのインド ● 34 ● 貧乏を憐れむべき?

          びっくりのインド ● 33 ● 怖い夜と蚊取り線香

          寝つきの良し悪しは遺伝子の影響が大きいと私は思っている。 うちの家系は一人残らず寝つきが非常に良い。 私はベッドに入ってから眠りに落ちるまで 10 ~ 15 秒だ。 スマホを充電しようとケーブルに手を伸ばしたらそのまま寝てしまい、冬は片手だけ冷たくなって夜中に目が覚めるときがある。 目覚めはいつもスッキリしていて、体がだるいとか重いとか感じることもない。 その私が、インドの民家に住み始めてから数日は、寝るまでに 5 分くらいかかった。 その理由は、怖かった からだ。

          びっくりのインド ● 33 ● 怖い夜と蚊取り線香