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インドネシアのJAMUジャムと BERAS KENCURブラス・クンチュール

はじめに

今日から、インドネシアについて、食材や素材、健康、予防医学の視点から、書いていきたいと思います。テーマは、インドネシア伝統料理、インドネシアを知る、インドナシア人との関り、にそれぞれ、含めたいと思います。

1.インドネシアのJAMU(ジャム)と BERAS KENCUR(ブラス・クンチュール)の概要

インドネシアでは、JAMU「ジャム」という言葉は、 ”JAMPI” (ジャンピ)というジャワ語の言葉に基づいていて、植物から作られるお薬、お祈りも込める治療のことにも繋がります。

インドネシア人は、西暦722年からジャムを飲んでいたと言われています。

そのエビデンスは、インドネシアの色々なお寺でジャムの作る道具が発見されたことです。

インドネシアでは、お医者さんからの薬に限らず、昔の祖宗からの伝統的な漢方薬もあり、根や葉っぱなどの植物から作られるJAMU(ジャム)というのもあります。

しかし、様々な種類があり、その中には、ある動物の局部や内臓が入っているのもあります。それは、それらは、やはり、薬のみならず、ダエットや体力にもいいと思われます。

インドネシア人の多くが、ジャムを飲んだ(食べた)経験があり、子供の頃に母親から飲まされることが一般的です。子供たちに人気のジャムの一つがBERAS KENCURブラス・クンチュールです。


クンチュール(Kencur)は、インドネシアや東南アジアの一部地域で、広く使用される薬用植物です。学名は「Kaempferia galanga」といい、ショウガ科に属します。
この植物は、特にインドネシアの伝統医学であるジャム(Jamu)の製造において重要な役割を果たしています。
※今日の最後に、独立させて、素材を調べてみました。

2.ジャムの形態

①手作りのジャム

インドネシアの伝統的なジャムはジュースのような形状で、直接、飲むことができます。

②モダンなジャム

工場製のモダンなジャムは、インスタント形式で提供され、伝統的なジャムよりも長期保存が可能です。これにより、お土産としても適しています。

3.ジャムの販売方法

①従来の販売方法

売り手は何リットルものジャムを籠に入れ、布で体に結びつけて町中を歩き売ります。

都会ではあまり見かけませんが、田舎では一般的です。通り過ぎる売り手に対して「BU BELI JAMU」「すみません、ジャムをください」と呼び叫んで、ジャムを売っている人が、通っている場所で、購入して、自分の家で飲みます。

このような、この売り手は通常、30代以上の女性で、インドネシアの伝統的な衣装「ケバヤ」(KEBAYA)を着用しています。

②現代の販売方法

重い籠を背負っての販売は大変なため、現在では、木製のカートでジャムを売る方法もあります。この方法でも、同様に「BU BELI JAMU」「すみません、ジャムをください」と呼び叫んで、購入します。自分の家で飲みます。

➂専門店

現在では、専門のジャム店も存在し、店内で飲むことも、持ち帰ることもできます。ここでは主に男性がジャムを楽しみ、友人や店員、他の客と会話を楽しんでいます。

4.素材としてのKencurクンチュール

クンチュール(Kencur)は、インドネシアや東南アジアの一部地域で広く使用される薬用植物です。学名は「Kaempferia galanga」といい、ショウガ科に属します。この植物は、特にインドネシアの伝統医学であるジャム(Jamu)の製造において重要な役割を果たしています。

(1)特徴と用途

①外見
クンチュールは、小さな根茎を持つ多年生の植物です。その外見はショウガやターメリックに似ており、しばしば、これらの植物と混同されます。
香りと味
クンチュールは独特の香りと味を持ち、料理や薬用に使われます。その風味は少し辛く、若干甘みがあります。
料理での使用
インドネシアや周辺国の料理では、スパイスや香味料として使用されます。特に、カレーやペースト、さまざまな伝統的な料理に加えられることが多いです。ここでは、ジャムに使われています。
薬用
クンチュールは、消化を助ける効果があるとされ、風邪や咳、胃腸の不調に対する民間療法として用いられます。また、抗炎症作用や鎮痛作用があるとも言われています。

(2)ジャム(Jamu)での使用

①予防医学

クンチュールは、ジャムの製造において重要な成分の一つです。ジャムはインドネシアの伝統的なハーブ飲料で、健康維持や病気の予防、治療に用いられます。

②ブラス・クンチュールの特長

ジャムの中でも、特に「ブラス・クンチュール」という種類には、クンチュールが主要成分として使用されています。この飲料は、消化促進や免疫力向上などの効果があるとされ、幅広い年齢層に愛飲されています。

➂重要な位置づけ

クンチュールは、その独特な香りと薬効で、インドネシアの文化や伝統医学において特別な位置を占めています。

5.ブラス・クンチュールブラス

インドネシアのジャムには、多くの種類があり、中でもブラス・クンチュールは、特に有名です。インドネシアでは、誰もが知っています。

飲みやすく、味も強すぎないため、多くの人に受け入れられています。ブラスは「お米」を意味し、クンチュールは料理や薬に使われる植物の一種です。主要成分は、お米とクンチュールで、これにジンジャー、砂糖、赤砂糖が加わります。ブラス・クンチュールは年齢や性別に関わらず、様々な効果があります。

①血糖値の正常化

タンジュンプラ大学の研究によると、ブラス・クンチュールを定期的に飲むことで血糖値を正常に保つことができ、糖尿病にも効果があるとされています。

②食欲促進

小食や痩せ気味の子供たちに飲ませることで、食欲を促し、免疫システムの強化にも役立ちます。子供たちは甘い味を好むため、はちみつや赤砂糖で作られた飲料を加えることがあります。

➂鼓腸と咳の緩和

クンチュールを摂取すると、体が温まり、喉の不快感が和らぎます。1日3回温かいジャムを飲むことで、咳や鼓腸が改善されることがあります。

④妊婦のつわり緩和

妊婦のつわりに悩む方にも、ブラス・クンチュールが効果的です。体が温まり、気分が楽になることで、つわりが軽減されます。

⑤消化促進

ジンジャーが含まれており、胃酸の分泌を促すため、消化不良や胃の問題に対して効果的です。


インドネシアを身近に感じて頂けると嬉しいです。

お読みいただいて、みなさま、本当にありがとうございます。



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