日本語能力試験とオンライン勉強
現状と改善計画〜会議内容から〜【1,456字】
2024年の第2回目となる日本語能力試験(JLPT)は、今年12月1日に開催されます。
申込期間は、一昨日8月22日から9月12日までと決定されています。
企業に勤務する外国人実習生や特定技能生にとって、JLPTは日本での生活や仕事の質を向上させる重要なステップです。
そのため、各実習生や技能生が試験に受験するかどうかを確認し、申込を進めることが企業の支援体制において重要な役割を果たします。
現在、私たちのアイアジアグループでは外国人就労者の日本語オンライン勉強を強化する方針を掲げています。
現行のオンライン学習は7月から開始され、週3回(月曜日、水曜日、金曜日)の20:00から22:00に実施されています。
しかし、代表者や担当者からのフィードバックでは、ビデオはオンにしているものの、マイクをオンにせずに授業に参加している学習者が多く、学習への意識が低いことが指摘されています。
また、出席率が低く、学習の定着が課題となっています。
さらに、現在のカリキュラムでは、「文法」に焦点を当てていますが、実際にはすぐに使える日本語、例えば各自の職場ごとの様々な1日の流れや具体的な作業内容に関する会話がより求められています。
この点について、グループ内のベトナム人の通訳支援社員のHさんは、日常会話や就業中に困っていること、または聴き取りができずにいることについて、具体的な会話練習を行うようにプロジェクトレッスンの内容の変更を依頼しました。
また、出席率の低下に対して、私たちは、ベトナムインドネシアの送出し機関である日本語センターやアイアジアグループ内札幌での実務経験を持つ日本語教育担当者が直接声掛けを行う取り組みを開始しました。
企業への報告においては、lさんの担当企業の実習生のうち、数名が少しずつ会話ができるようになっている兆候が見られます。
出席率の悪い学習者については他のオンライン勉強に申し込んでいるものの、休む理由を明確に伝えていないケースが多いことがわかりました。
これに対して、企業からも適切なコミュニケーションを図るための新たな改善、対策が求められています。
加えて、出席率の改善に向けては、授業の開催日を平日から日曜日に変更する提案や、出席していない理由を確認することが必要です。
これらの改善点について、Sさんは実習生、特定技能外国人に対して個別に状況を確認する。
Uさんからは授業開始前の連絡や、欠席者への電話対応を徹底することで、徐々に改善が見られた事例も報告されています。
これらの取り組みを継続しつつ、週1回の報告を通じて、各企業や実習生の状況を把握し、彼ら彼女らがどのような日常会話に困っているのかを分析して、実践的な勉強を引き続き支援していく必要があります。
毎月の人材会議においても、これらの問題点や改善点を話し合い、具体的なアクションプランを策定していくことが求められています。
外国人実習生や特定技能生の日本語能力の向上は、彼らの仕事の効率や日常生活の質を向上させるだけでなく、企業全体の生産性にも貢献できる重要な要素です。
また、彼ら、彼女らの日本語能力や語学学習能力にも大きな影響を与えられる大きなチャンスです。
その目標や夢を各自が実現出来るように、今後も継続的なサポートと改善を通じて、彼ら、彼女らがより快適に日本での生活を送れるような環境づくりを目指していきます。
これらの取り組みも、また、みなさまさにお伝えしていきたいと思います。
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