インドネシアを知る⑯女性のアイデンティティーとしてのヒジャブ
赤道の国、インドネシアでは、ヒジャブは信仰の表現としてとても重要な役割を果たしています。
多くの女性にとって、ヒジャブは自己のアイデンティティの一部であり、イスラム教の教えを実践する方法の一つだといいます。
一方で、日本国内で社会や職場によってはヒジャブを着用しないことが求められることもあります。
日本のような多文化・多宗教の社会では、宗教的な装いや慣習に対する理解が求められることが多いですが、場合によっては会社の制服やユニフォームなどのため、宗教的な服装を調整する必要があるかもしれません。
例えば、安全上の理由から特定の職業でヒジャブの着用が制限されることがあります。
しかし、このような場合でも、個人の信仰を尊重するための配慮が重要とされています。
インドネシア女性が日本で働く際、ヒジャブ着用に関しては、その職場の規定や文化、さらには個々の信念によって異なる対応がされることが考えられますが、その都度、個人を尊重すべきです。
宗教の自由を保障する日本の環境では、彼女たちが自身の信仰に忠実でありつつも、周囲の文化や規範に適応するバランスを見つけることが重要です。
この意味をもう少し理解を深めたいと思います。
ヒジャブはイスラム教の女性が着用するスカーフの一種で、髪や首、時には肩を覆います。
これは単なる服装ではなく、多くの女性にとって自己表現やアイデンティティの象徴であり、宗教的信念の現れとして重要な役割を果たしています。
〇宗教的意義
イスラム教では、モデスティ(謙虚さ)が非常に重要な価値とされているそうで、ヒジャブはその具体的な表現の一つです。
クルアーン(イスラム教の聖典)には、女性が自分の美しさを非親族の男性から隠すよう指示する節があります。この教えに従って、多くの女性は公共の場や男性がいる環境でヒジャブを着用します。
〇個人的アイデンティティ
ヒジャブを着用することで、女性は自己の信仰を公に示すことができます。
また、ヒジャブはイスラム教徒としてのアイデンティティを象徴し、宗教的な属する感覚を強化します。これにより、自己の信念に基づいた生活を送ることが精神的な支えとなることがあるそうなのです。
〇社会的・文化的な潮流
ヒジャブは、地域や文化によって様々な形やスタイルで着用されます。中東の国々、南アジア、東南アジアなど、イスラム教徒が多数を占める地域では、ヒジャブは日常的、一般的な服装として広く受け入れられています。
また、異文化の中でヒジャブを着用することには、その地域の文化や社会規範に適応しつつも、自分の根底にある文化や宗教的価値を保持するという側面があります。
〇自己表現
現代では、多くの女性がヒジャブをファッションとして楽しんでいます。
色彩、生地の素材、巻き方、トータル的な全身のファッションとのコーディネイトに、様々なバリエーションを加えることで、個性を表現したり、様々な社会的場面に合わせたスタイルを楽しんだりしています。
SNSでも有名なインドネシア女性デザイナーのおしゃれの楽しみ方やファッショントレンドの投稿が、多くの女性たちの支持を集めていて大人気のようです。
これは、伝統的な宗教的規範を守りつつ、現代の生活スタイルと融合させる試みとも言えます。
ヒジャブは、単に宗教的な服装を超え、女性が自己の信念、文化的背景、そして個性を表現する手段として機能しています。
機会があればその現代の生活スタイルを特集してみたいです。
赤道の国インドネシアを身近に感じて頂けると嬉しいです。
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