穂東なごみ

ノンセクシュアルでHSPな24歳。 東京の市民劇団で役者をやっています。 映画と本と音…

穂東なごみ

ノンセクシュアルでHSPな24歳。 東京の市民劇団で役者をやっています。 映画と本と音楽が好きです。 世界遺産検定2級。 「また読みたい」と思っていただけるような文章を。

マガジン

  • 穂東なごみのエッセイ

    これまで書いてきたnoteから「この話、好きだなぁ」と思った話をまとめています。

  • あの夏、私は学校から逃げた。

    大学1年の夏。私は学校へ行けなくなった。 一歩進めるようになるまでの、2年間のエッセイです。 今、迷っているアナタへ。 踏み出すビタミンになれたら嬉しいです。

最近の記事

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はじめまして、note。

はじめまして。 穂東なごみといいます。 21歳です。 現在は市民劇団で役者や演出をしながら、 職業訓練校でプログラミングを齧っています。 noteを始めたきっかけ 実は1年以上前からnoteをやるかやらないか ウジウジしていました。 というのも、昔から作文など文章を書くことが好きで、文章を通して誰かの心に寄り添えたら素敵だなと思っていました。 でも、ここ2年ほどは自分の気持ちに蓋をしていました。 最近、ありがたいことにたくさんの人と出会う機会が増えまして、その人の人生

    • 私のビタミン

      「好きな映画は何?」と聞かれてパッと思い浮かべる作品はあるだろうか。 10人に聞いたら全て違う作品を答えるかもしれないし、10人全員が同じ作品を答えるかもしれない。 どんな答えだとしてもきっと、10人それぞれの中に、その映画と自分だけの思い出を持っているはずだ。 ・ 私の好きな映画は「Back to the Future」である。 SF映画の金字塔とも呼ばれる王道中の王道。 この作品を知らない人といまだに出会ったことがないほど、あまりにも有名すぎる作品である。 例え

      • 春の気配

        平日18時。鉄の箱に1時間ほど揺られて最寄駅の改札を出ると、おや、まだ明るい。 この間よりまた日が長くなったなぁとふと思った。 ・ 新しい職場に通い始めて3ヶ月。 あの頃はこの時間になると文字通りもう真っ暗だったのに、気づけば季節が変わり始めているらしい。 太陽が沈み切らずにすこしだけ明るさを残して迎えてくれる。 日の短い時と到着時間は変わらないのに、ちょっと得した気分になるのはなぜだろう。 ・ 春の予感は日の長さだけではない。 自宅まで自転車を走らせながら感じる、

        • 結局、好きなんじゃん

          こんばんは。こんにちは。おはようございます。 noteもあなたもお久しぶりです。 あ、初めましての方も。 数年振りにこうしてnoteを書いているわけなんですが、遡ること数ヶ月前、これまた久々にログインしたところ随分前(闇み期)にアップしたnoteに素敵なコメントが送られていました。 かれこれ2年半ほどライター・広報として日々文章を書かせていただいていたのですが、いつしか文章疲れを連れて生活するようになっていました。 自分の脳内にしまっている言葉を形にする行為はもうやりた

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        はじめまして、note。

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        • 穂東なごみのエッセイ
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        • あの夏、私は学校から逃げた。
          10本

        記事

          新聞を読み始めました

          私は最近、新聞を読み始めました。 これまで私にとって新聞はテレビ欄とコボちゃんを読むだけでおしまいでした。 中学生になると時々、「新聞は今のうちから読みなさい」と先生や親など大人から言われるようになりました。 そう言われると「読んでおいた方がいいのかな…」と思うもので、何度かペラペラとめくって読んでみましたが長く続かず気づけば大人になっていました。 最近読んだ本の中にこのような言葉がありました。 「本は過去のことが書かれているけれど、新聞には今起きていることが書かれて

          新聞を読み始めました

          情報は吸収すればいいってもんじゃない

          多い。多すぎる。知りたいことが。 本当にありがたいことにここ最近、仕事において様々な業務を任せていただけるようになった。それも、これまで私がずっと経験したかったことばかり。 毎日が経験と学びの日々である。 それゆえに、知りたいことが多すぎるのだ。 経験を重ねれば重ねるほど「もっと効率良く進める方法はないだろうか?」と新たなやり方を探そうとするし、業務のシステムでわからないところがあると「もっと勉強しないと!」という気持ちになる。 (後者に関しては私の無知すぎる部分が大き

          情報は吸収すればいいってもんじゃない

          たまにはイヤホンを外して

          私の家は最寄駅から徒歩30分かかる。 バスなら10分、自転車なら15分。 あなただったらどれを選ぶだろうか。おそらく多くの人がバスか自転車を選ぶだろう。実際、近所の友人全員が自転車を選択していて徒歩なのは私くらいだ。 本音を言うならば私も人類の発明品に頼りラクがしたい。 自転車が壊れてから数年。シャーッという音と共に自転車が自分の横を颯爽と通り過ぎるたびに頭の中で「ほしい」気持ちが湧くが今日まで購入に至ったことはない。 結局、新しい自転車を購入するくらいなら徒歩でいいや

          たまにはイヤホンを外して

          男女の友情は幻か

          私の交友関係の1つに3人組グループがある。 男女女の組み合わせで私と女性Aちゃんはほぼ同世代だが、男性Bさんとは年齢が倍離れている。 私達が仲良くなったのは今年の8月だった。 Aちゃんからの人生相談を機にそれぞれが抱えてきた思いを語り合うようになった。将来のこと、くだらないこと、セクシュアリティのこと。 否定されることを恐れて誰にも言えなかった気持ちを吐露し、同時に相手が抱えてきた気持ちを聞く。そうやって共有しあう時間は私を冷静にさせてくれたし何より、自分と違った意見が新

          男女の友情は幻か

          唇よ、熱く君を語れ

          #スキな3曲を熱く語る というお題を目にした瞬間、私の脳内に響いたとある歌詞がある。 唇よ、熱く君を語れ 誰よりも輝け美しく 渡辺真知子さんの7枚目シングル「唇よ、熱く君を語れ」という曲のサビである。 私が最初にこの曲を知ったのは19歳の時。 昭和の音楽をテーマに歌詞を当てるというクイズ番組を観ていたときに聴こえてきたのがこの曲だった。 懐かしいね〜なんて盛り上がっている両親の横で私はしばらくポーっとしていた。 なんてカッコいい曲なんだろう。 気まぐれで自由な女性像

          唇よ、熱く君を語れ

          おいでよ、舞台の森

          #わたしの舞台裏 明日は休みだし久々にじっくりnoteを読もうかなと思い、アプリを開いて最初に目に入った言葉。 ハッシュタグをタップした先に広がるのはたくさんの舞台裏たちだった。恥ずかしながらさっきこのイベントを知り、私は今、目をギラギラさせながらスマホと睨めっこしている。 なぜ、そこまで強い思いを持ってこのnoteを創るのか。 私は、舞台に立っている演劇人だ。 「#わたしの舞台裏」という今回のタイトルにぴったりの活動を続けて4年。役者、時に演出として作品に関わらせても

          おいでよ、舞台の森

          自分のためにお金を使う

          新しい職場で働き始めてから初めてのお給料日でした。 働いてお金をもらうという行為は1年ぶりです。 私は高校時代から飲食店のキッチンを中心にいくつかアルバイトをしてきましたが、どれも長くは続きませんでした。 大学に行けなくなってからは他人への不信感が強まり、コミュニティを作ることを避けてきました。 アルバイトを通して働くことの大切さや成長を全く感じてこなかったわけですから当然、お給料に対しても嬉しいといった感情は皆無でした。 「欲しいものはあるけど、辛い思いして働くくらいな

          自分のためにお金を使う

          「助けてください」と声を上げること

          私たちには生活する中で「得意なこと」と「不得意なこと」がある。 例えば、私は道を覚えるのが得意だけど、計算は不得意だ。 友達は絵が得意だけど料理は不得意。 得意不得意の「対象」はみんなばらばらである。 私は人に頼ることが苦手だ。 自分の不得意な壁にぶつかったとき、素直に「助けてください」と声を上げることができない。 「頼ること=悪いこと」と思ったことはない。 周りにはよく「頼ってね」と積極的に声をかけるし、実際、頼ってもらえたらすごく嬉しい。 私の不得意は誰かの得意か

          「助けてください」と声を上げること

          noteただいま!

          みなさんお久しぶりです。覚えていますでしょうか。 浦東なごみです。 毎日投稿100日を境にnoteとは離れていました。 (つぶやきなどいくつか下書きに戻しました) 自分で決めた毎日投稿に縛られて、文章を書くことがストレスになっていたのです。 書かなければという義務感。 このままだと嫌いになってしまう。 その前に思い切って距離を置くことにしました。 お休み中のあれこれ お休み期間、いろいろなことがありました。 職業訓練で知り合った友人とキッチンカーで日本一周しようと決めたこ

          noteただいま!

          パンを焼きながら考える

          久々にパンを焼いた。 時間はかかるけど、色んなパンが焼けるし何よりおいしい。 個人的には焼きそばパンが1番好きだ。 発酵しながら考える。 毎日毎日何をやっているんだろうとか、何故やらなければいけないことから逃げてるのか、何が不安なのか。 オーブンの中で少しずつ膨らむパンを見ながら自分を見る。 焦っているけれど現実はダラダラと過ごす日々。 こんなことしていても時間が解決してくれるわけじゃないと知りながら、分かっていながら。 きっと誰だって今ある環境を変えるのは勇気がいると思

          パンを焼きながら考える

          事前情報なしで妹と映画「ミッドサマー」を観た話

          昨年、SNSなどで話題となった映画「ミッドサマー」がWOWOWで放送するということで、妹と観た。 「TRICKに出てきそうな宗教団体」という話は聞いていたが、それ以外の情報は何も知らなかった。 今の時代、YouTubeやTwitterで自然と映画の情報が流れてくるので、全くの事前情報なしというのはなかなかない。 なので、あえて監督も出演者もあらすじも予告も調べないで観ることにした。 深夜1時。 部屋を真っ暗にしてポップコーンを広げながら妹とテレビ画面を見つめた。 私はこの

          事前情報なしで妹と映画「ミッドサマー」を観た話

          花粉、ハンパねぇ

          花粉がやばい。 こんなに強力だと思っていなかった。 くっつくような喉の痛みと鼻水、関節痛、頭痛。 フルコンボである。 どこからか「もう一回遊べるドン!」という声が聞こえてきそうで頭を振る。 もともと365日年中無休で鼻が悪いのが私の特徴ではあったが、それにしても今年の花粉は厄介だ。 これがあと何ヶ月も続くと考えただけでおかしくなりそうだ。 自分の体調を見てこれは耳鼻科行きだなと思う。あ、歯科検診もだ。 私の家の裏には大きなスギがたくさんある。 洗濯物やベランダの手すりには黄

          花粉、ハンパねぇ