「助けてください」と声を上げること
私たちには生活する中で「得意なこと」と「不得意なこと」がある。
例えば、私は道を覚えるのが得意だけど、計算は不得意だ。
友達は絵が得意だけど料理は不得意。
得意不得意の「対象」はみんなばらばらである。
私は人に頼ることが苦手だ。
自分の不得意な壁にぶつかったとき、素直に「助けてください」と声を上げることができない。
「頼ること=悪いこと」と思ったことはない。
周りにはよく「頼ってね」と積極的に声をかけるし、実際、頼ってもらえたらすごく嬉しい。
私の不得意は誰かの得意かもしれない。
周りに頼れば効率よく問題が解決することもある。
頼ることは情報共有にもなるし、とても大切だと思っている。
思っているけど。
だけど、ちょっぴり申し訳ない。
押し付けてしまっているようで。
いざ、自分が頼る立場になると、大切さより申し訳なさが勝ってしまう。
矛盾してるなと感じながらも躊躇して飲み込んでしまうのだ。
・・・
私は最近、ちょっとだけ人に頼ることができるようになった。
先月から新しい職場で仕事を始めた。
地域に密着した会社で従業員も地元の方々。
出勤して今日の仕事内容を確認していると、こんな言葉をかけられる。
「できないことは遠慮せずどんどん頼っていいんだよ」
もちろん最初は躊躇したけど、言葉を重ねるごとに「いいんだ」と感じるようになった。
頼れば頼ってくれる。
仕事の効率が上がることに加えて、お互いの関係性も深まった。
これからもほんの少しの「申し訳なさ」を連れて、少しずつ周りを頼っていこう。
だって、頼ることの本当の大切さが分かったから。
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