マガジンのカバー画像

パレスチナ 30年の移り変わりとNGOの活動(30周年企画)

13
JVC(日本国際ボランティアセンター)がパレスチナで活動を開始してから2022年で30周年を迎えました。残念ながら状況は悪化の一途を辿って来ましたが、その中で出会った人々やJVC…
運営しているクリエイター

#国際協力

「自分らしく」あるために

「自分らしく」あるために

【パレスチナ事業30周年 ウェブ記事・第12弾】

 JVC会報誌「Trial&Error(通称TE)」で振りかえる「JVCパレスチナ事業の30年」。その第12弾となる今回は、2020年9月に開始し、現在(2023年)も継続している東エルサレムでの「女性のためのエンパワメント事業」をお届けしたいと思います。

前回(第11弾)の記事でもご紹介したとおり、東エルサレムはイスラエルの占領下にあり、そこ

もっとみる
占領下のオリーブはいつ咲くか?

占領下のオリーブはいつ咲くか?

【パレスチナ事業30周年 ウェブ記事・第二弾】 

第一弾で、JVCパレスチナ事業のはじまりについてのインタビューをお届けしましたが、第二弾からはJVCがパレスチナで具体的にどのような活動をしてきたのか、についてお伝えしていきます。

JVCがパレスチナの地に調査に入ったのは1992年、資金的な問題と情勢の不安定さから1年ほどは事務所や駐在員を置かず、出張という形で日本とパレスチナを行き来していま

もっとみる
激動の中東とともに          ~JVCパレスチナ事業発足の舞台裏~

激動の中東とともに          ~JVCパレスチナ事業発足の舞台裏~

【パレスチナ事業30周年 ウェブ記事第一弾】                

1992年にJVCがパレスチナでの支援活動を開始してから、30年が経ちました。この間、パレスチナではオスロ合意(1993年)およびパレスチナ自治政府の設立(1994年)で和平への期待がふくらみましたが、第二次インティファーダ[1](2000年)で再び緊張が高まり、ガザ地区の封鎖(2007年)やたび重なるガザ地区への攻撃

もっとみる