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算数ができなければ中学受験はアウトなの?

東京・大阪・名古屋の中学受験国語専門塾

パワー読解新宿・大阪国語

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今津です。

大阪・十三で書いています。

夏期講習が目前となってきました。

この夏で今までできなかった部分を取り戻そうと張り切っている方もいるでしょう。

そして、この夏で挽回しようと思っているのが、実は算数だという方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

算数、ムズカシイですからねw

今回は、算数ができなければ中学受験はダメなのかを考えてまいります。

1)中学受験は算数だけではない

みなさん、結構コレ、わかっているようでおわかりではないのではないでしょうか。

算数1科入試ならともかく、通常は算数の他に「国語」「理科」が加わります。

学校によってはないところもありますが「社会」もあります。

そんなのわかってるって!

そういうお声が聞こえてきそうです。

入試では算数だけみているのではなく、総合点で合否を決めます。

当たりまえですよねw

では、なぜみなさんそんなに算数算数って頭の中がいっぱいになっているのか。

ズバリ、算数がムズカシイからです。

そして、あなたのお子さまは算数が取れていないからです。

ムズカシイから気になって仕方がない。親であるあなたも、見てもなにもわからないw

だから気になって仕方がないんですよね。

どこのエリアのどこの学校を、どの入試日程で受験するかによりますが、算数以外の教科で算数の穴を埋めることは十分可能です。

例えば、国語。

みなさん、国語って読めばわかるとかお思いでしょう。

結論から言いますが、それは大きな間違いです。

そもそも読めば誰だってわかるのなら、入試で点数を競うことはアホらしいことです。だって、差がつきませんから。

読んで答えさせる際に「論理的に分析ができているか」を問うているのが国語です。

女子のお子さまに多いのが「国語の成績の乱高下」ですが、これははっきりとした理由があります。

いくつかある理由の一つに「登場人物の気持ちに共感している」ときは点数が高く、「共感できない」ときは得点できていない現象があります。

国語は共感できているかどうかを問うているのではありません。

論理的に考えられているかどうかを問うています。

論理的思考ができるようになれば、国語は点数が取れます。

そうなれば、算数も勝手に解けるようになってきます。

論理的に分析した結果を「数字や数式で表現」するのが算数で、「文字や文章で表現」するのが国語です。

誤解を恐れずに言うと、実は国語も算数も根っこが同じなのです。

2)そもそも読む力がないと、全教科アウト

算数って、計算がすべてとかお思いではないでしょうか。

それは一部分であって、すべてではありません。

算数の解答解説をご覧ください。

数式よりも、文字が多くありませんか?

これは中学受験算数特有のもので、高校入試の数学や、大学入試の数学ではあまり見られない現象です。

低学年の頃でしたら、直感的にムズカシイ算数の問題を解く子って一定数いますよね。

でも、学年が上がるにつれ、そういう子はしんどくなってきます。

難解な問題をすぐ解く子はいるのですが、直感的に解いているのではなく、どの子もきちんと論理的に考えているのです。

はたから見ていると直感的に解いているように見えますが、なぜそうなのか説明を求めると、ほぼすべての子が順序立てて説明してくれます。

算数は難解な問題ばかりを解く教科では決してありません。

あくまで論理的に考える力を養う教科です。

算数の解答解説は順序立てて説明していることが普通です。

その説明について、あくまで「小学校の学習指導要領に則ったもの」という大義名分を守ると、どうしても文章での説明が多くなってしまうのです。

高校数学のような、ややこしい数式を使ってはならないことになっています。

ということは、文章をきちんと読んで理解できる力があると、算数はぜんぜん問題がないということになります。

実際に、高校受験や大学受験の世界では、数学のセンセーはたいていの場合理系学部を卒業したセンセーです。(もちろん例外もいます)

ところが、中学受験算数のセンセーは、文系学部卒が意外に多いです。

ワタクシの知っている中学受験算数のエース級のセンセーは、日本文学科卒ですw

つまり、読んで理解できれば算数はきちんと解けるということです。

理科や社会も、昨今の入試は複数の文章や資料をその場で読み解き、考えさせる問題が普通となってきました。

これは、読解力と論理的思考力のあるお子さまを中学校が欲している証左であり、丸暗記が得意なお子さまは来てほしくないということの現れでもあります。

この夏、読解力について真剣にお考えになったほうがいいかもしれません。

※この記事をYouTube動画でも配信しています。みなさまラジオのようにお聴きになっていらっしゃいます。よろしければどうぞ。https://www.youtube.com/channel/UCXjRog4hrGgalEXcpjU4azg

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