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【昔どころか、5年前と比べても受かりやすい大学入試とは?】


東京・大阪・名古屋の中学受験国語専門塾

パワー読解新宿・大阪国語

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今津です。

新宿で書いています。

ここでは中学受験について触れていますが、その先の大学についても必要がある場合触れるようにしています。

今回は、以前に比べて入りやすくなった難関校についてお伝えします。

ワタクシは数年前まで個人塾をしており、そこでは中学受験はもちろんですが、高校受験と大学受験も直接指導をしておりました。

要するに何でも屋でした。

個人塾を閉める直前は、それこそ中学受験・高校受験・大学受験もいずれも合格実績を出していましたので、大学受験も数年前まで触っておりました。

その感覚で言うと、以前なら受かるはずのないお子さまが受かったりすることがよく起きていたのです。

例えば、20年前なら産近甲龍(関東で言う日東駒専)にしか受からないお子さまが、直近で関関同立(GMARCH)に受かったりしていたのです。

ここからは10月3日付および6日付のダイヤモンドオンラインの記事を参考にしながら書いてまいります。

ダイヤモンドオンラインによると、20年前と今どころか、数年上のお兄ちゃんお姉ちゃんと今の受験生であっても受かりやすさに差が生まれているようです。

内容的にはワタクシが述べたことと同じで、日東駒専に受かったお兄ちゃんお姉ちゃんと同じ学力の弟や妹が今受験生なら、MARCHに十分挑戦できる、ということが書かれています。

なぜそうなのか。

理由の一つに、入学定員厳格化がひと段落したことが挙げられます。

ダイヤモンドオンラインでは細かなデータが示されているのですが、それをそっくりそのままここに載せると怒られますので、ざっくりしたことを述べます。

2019年度に入学定員厳格化による難化がひと段落し、緩和されました。

それに加えて、2019年度から2024年度にかけて受験生がさらに減ったことで、入りやすくなりました。

例えば、河合塾のデータによると、偏差値55以上60未満の層の場合、MARCHを受けたら5年前は10人中2人の合格者が出ていました。

ところが、2024年度では3~4人合格するようになっています。

関関同立の場合、同じ層で2019年度の場合10人中4人の合格者が出ていたところ、2024年度は6人が合格しています。

以前に受かりやすくなった現象は、難関私立大に限ったことではありません。

私立大とは少し環境が違うものの、難関国公立大においてもある程度受かりやすくなってきています。

例えば、九州大経済学部の場合だと、合格率が60%を超えるのはベネッセ模試の偏差値で65以上となります。

ところが、65ないとダメということではないようです。

50台後半で3割、50台前半でも2割の受験生が合格しています。

通常、いわゆるB判定を模試で出しているとおおよそ志望校として受験しても差し支えないと考えます。

C判定以下だと志望校を考え直す余地が出てくるわけですが、近年はC判定以下の受験生の合格率が上がってきています。

これには2つの理由が考えられます。

一つは、試験直前まで頑張って実力をグイっと伸ばす受験生がいること。これについては昔も同じかもしれません。

もう一つは、年内入試で合格を手にする受験生が増えてきた影響によるもの。

いわゆる総合型入試などでお正月までに合格通知を手にし、受験活動を終える受験生が増えているためです。これは、私大も国公立大もその割合が違うものの、基本的に同じです。

そうなると年明け以降に受験する一般入試において、競争相手が減ることになります。

単純に競争相手が減ると、受かりやすくなりますよね。

ということで、これから中学受験をして中高大と進学するみなさまのお子さまにとって、親世代のワタクシたちとは違い、かなりラッキーなことになっています。

…それにしても、あの苦しい受験地獄はいったい何だったんだろうか?

※この記事をYouTube動画でも配信しています。みなさまラジオのようにお聴きになっていらっしゃいます。よろしければどうぞ。

https://www.youtube.com/channel/UCXjRog4hrGgalEXcpjU4azg

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