『呪染』公式アカウント

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『呪染』公式アカウント

フリーホラーゲーム『呪染』の公式アカウントです。作品に関する情報や告知についてはこのアカウントをご覧ください。不具合やご意見も受け付けています【📢お知らせ:『呪染RE 〜紅ノ虚空〜』の制作を再開しました】公式BOOTH→ https://harukazaoka.booth.pm/

マガジン

  • 風丘春稀の本当にあった怖い話

    私が実際に体験した怖い話の記事を連載しています。

  • 呪染シリーズ攻略法一覧

    呪染シリーズ各作品の攻略法を公開しています。 閲覧前に注意点があるのでご確認ください。 【・現段階で該当するゲームをプレイしている人のみ閲覧してください。 ・攻略内容を決して外部に漏らさないようお願いします。 ・攻略を巡るトラブルや、第三者に不正に配布する行為があった場合、同コンテンツを有料化または非公開にさせていただきます。 ・攻略には謎解きの答えも含まれます。 ・攻略にミスがあった場合は、コメント等でお知らせください。】

  • 告知

    新作の告知専用のマガジンとなります。

  • 呪染3 〜蒼月ノ贄〜《特別編:蘇りの血》

    行方不明になったシャロンを救出した横山太一は、蔓萩山から下山途中で交通事故を起こす。衝突した相手の車は、シャロンが出演する予定であった映画の監督である岡田礼司のものであった。彼の死亡が確認され、シャロンは脳に後遺症を負ってしまい左脚が不自由となり女優業を引退することに。後にその事故の原因は『黒い箱』の呪いによるものであったことが判明する……

  • 呪染2 〜憑神ノ社〜《神隠し編》

    舞台は2003年の日本。アメリカで活躍するハリウッド女優のシャロン・マクライア(達平優莉)は、映画の撮影のために生まれ故郷の白河町を訪れていた。この町には山に行くと行方不明になるという不可解な言い伝えがあった。彼女はこの町の出身であり、思い出したくない悲惨な過去の記憶が蘇る……

記事一覧

部屋の中に潜む者②

この話は前回の『部屋の中に潜む者①』と繋がっています。 まだご覧になっていない方はこちらを先にお読みください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…

部屋の中に潜む者①

これは、私が幼い時に体験したお話です。 私が住んでいるマンションは3LDKで、そんなに広くも狭くもないごく普通の部屋です。建てられてすぐに移り住んだため特に事故物件…

次回作について

現在制作している『呪染〜紅ノ虚空〜』がもう時期終わりそうなので、少しだけ次回作の予定についてお話ししたいと思います。 新しいプロジェクトといっても、またまたリメ…

呪染2 〜憑神ノ社〜【攻略】

◉気伏神社* そのまま階段を下り、参道門を調べる。  * 門が開かないことを確認した後、再度階段を上る。  何者かがが消えるイベントが発生。 * セーブアイテム《記録…

呪染シリーズ攻略法公開について

近々、現在投稿されているRPGツクールMVTrinity Switch版の、『呪染2 〜憑神ノ社〜』『呪染3 〜蒼月ノ贄〜』の攻略法をnoteで公開することにしました。 随時公開しますの…

小説版無料公開終了のお知らせ

本日午前4時頃、アルファポリスで投稿されている『呪染2 〜憑神ノ社〜《神隠し》』『呪染3 〜蒼月ノ贄〜《特別編:蘇りの血》』の無料公開を終了したことをお知らせします…

呪染シリーズ小説版について

noteで公開されている小説『呪染2 〜憑神ノ社〜《神隠し編》』『呪染3 〜蒼月ノ贄〜《特別編:蘇りの血》』は、RPGツクールMVtrinityで現在公開されている呪染2の前日譚、…

呪染3 〜蒼月ノ贄〜《特別編:蘇りの血》【最終話】

【最終話】生贄  栃木県白河町では暖かな微風が降り注ぎ、春の兆し見え始めていた。あの事故からもう時期2ヶ月を迎える。シャロンは未だ左足に補助装置をつけたままでい…

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呪染3 〜蒼月ノ贄〜《特別編:蘇りの血》【第四話】

【第四話】呪い 「何とか手続きしてもらえて良かったですね。上司も早くこの連続失踪事件の片を付けたくてそわそわしてたのか、まぁ、この町の歴史を深く知っているのはあ…

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呪染3 〜蒼月ノ贄〜 《特別編:蘇りの血》【第三話】

【第三話】孤児 「横山千春、面会者が来てるぞ」  コンクリート製の壁と床に囲まれた薄暗い六畳間の中心に、ぽつりと正座をして座り込む長い銀髪の女がいた。配属されて…

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呪染3 〜蒼月ノ贄〜《特別編:蘇りの血》【第二話】

【第二話】奇跡 「はい、横山です。え、何だって!?シャロンが歩いた?」  青年の大きな声が客室に響く。その直後、ガラッと壮大な音を立てて戸が開き桃華が早足で入り…

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呪染3 〜蒼月ノ贄〜《特別編:蘇りの血》【第一話】

【第一話】残酷 「おい!頼む、しっかりしろ!」    横転した車体と共に体が横を向いている。足に何かが刺さっているのか鋭い痛みが走る。それと共に、硬い物体を打ち付…

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呪染2〜憑神ノ社〜 《神隠し編》【最終話】

【最終話】神隠し 「うーん………」 太一がシャロンを連れて自室に戻ってきた。部屋には、首をしかめて何かの本をじっと見つめる桃華の姿があった。彼女が読んでいる本は…

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呪染2 〜憑神ノ社〜 《神隠し編》【第二話】

【第二話】壊れた記憶 「あっうっ………はぁ、はぁ、はぁ、うぐっ」  真っ暗な部屋の中で女性の荒い呼吸音が響き渡る。その声の主は、暗闇の中で何かを手探りで探してい…

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呪染2 〜憑神ノ社〜《神隠し編》【第一話】

【第一話】悪夢の覚醒 『ねぇ、何で喋んないの?』 『何で黙ってるの!何か言ったらどう?』 『泣けばいいと思ってるのか!』 『うちらのことがそんなに嫌なの?』 『…

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呪染2・呪染3続編小説 有料販売について

この度、無料小説投稿サイト『アルファポリス』で公開していた、 呪染2 〜憑神ノ社〜《神隠し編》 呪染3 〜蒼月ノ贄〜《蘇りの血編》 を、noteのみでの有料公開とすること…

部屋の中に潜む者②

部屋の中に潜む者②

この話は前回の『部屋の中に潜む者①』と繋がっています。

まだご覧になっていない方はこちらを先にお読みください。

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その後もしばらくおかしな出来事が続きました。
何度も夜中に前触れもなく目が覚めることが多かったのです。

ですが、家族でもない『何か』を見たことはあの日以来ありませんでした。
そして、小学校に上がると次第に夜中に

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部屋の中に潜む者①

部屋の中に潜む者①

これは、私が幼い時に体験したお話です。

私が住んでいるマンションは3LDKで、そんなに広くも狭くもないごく普通の部屋です。建てられてすぐに移り住んだため特に事故物件ということでもありませんでした。

私が2歳ぐらいの時にアパートを引き払い、今のマンションに越してきました。それから数年が経ち幼稚園に上がった頃、よく夜中に目が覚めるようになったのです。

当時、暗いのが怖かった私は、良く父親を起こし

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次回作について

次回作について

現在制作している『呪染〜紅ノ虚空〜』がもう時期終わりそうなので、少しだけ次回作の予定についてお話ししたいと思います。

新しいプロジェクトといっても、またまたリメイク作品となる予定です。

《呪染〜蒼月怪奇譚〜》は、RPGツクールMVTrinity(Nintendo Switch版)で公開している、『呪染2 〜憑神ノ社〜』『呪染3 〜蒼月ノ贄〜』の合同リメイク作品となります。

CS版では表現しき

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呪染2 〜憑神ノ社〜【攻略】

呪染2 〜憑神ノ社〜【攻略】


◉気伏神社* そのまま階段を下り、参道門を調べる。 

* 門が開かないことを確認した後、再度階段を上る。
 何者かがが消えるイベントが発生。

* セーブアイテム《記録の書》を入手した後、携帯電話が鳴る。(ここでセーブはしなくても良い)
 右端に携帯電話が落ちているので入手。

* 右手にある看板を確認。文字が浮かび上がる。
(※目覚た直後に調べても掠れていて読めない)

* 賽銭箱の文字を確

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呪染シリーズ攻略法公開について

近々、現在投稿されているRPGツクールMVTrinity Switch版の、『呪染2 〜憑神ノ社〜』『呪染3 〜蒼月ノ贄〜』の攻略法をnoteで公開することにしました。

随時公開しますので、もう暫くお待ちください。

JUSEN PROJECT

小説版無料公開終了のお知らせ

小説版無料公開終了のお知らせ

本日午前4時頃、アルファポリスで投稿されている『呪染2 〜憑神ノ社〜《神隠し》』『呪染3 〜蒼月ノ贄〜《特別編:蘇りの血》』の無料公開を終了したことをお知らせします。

本日からはnoteの有料コンテンツでお楽しみください。

各1話100円、マガジンセットでは呪染2が300円、呪染3が500円となっております。

今後とも呪染シリーズをよろしくお願いします。

呪染シリーズ小説版について

呪染シリーズ小説版について

noteで公開されている小説『呪染2 〜憑神ノ社〜《神隠し編》』『呪染3 〜蒼月ノ贄〜《特別編:蘇りの血》』は、RPGツクールMVtrinityで現在公開されている呪染2の前日譚、呪染3の後日譚となっています。

前後の繋がりが分からない方は、まず先にゲームから遊んでいただくことをお勧めしています。呪染2に関しては、小説から先に読んでも構いません。

小説に関しましては、各一話ずつ100円を頂戴し

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呪染3 〜蒼月ノ贄〜《特別編:蘇りの血》【最終話】

呪染3 〜蒼月ノ贄〜《特別編:蘇りの血》【最終話】

【最終話】生贄

 栃木県白河町では暖かな微風が降り注ぎ、春の兆し見え始めていた。あの事故からもう時期2ヶ月を迎える。シャロンは未だ左足に補助装置をつけたままでいたが、もうその感覚に慣れていた。今は自分の体の一部となっている。

 太一は2段に重ねた段ボールを抱えながら、大きな白い二階建ての一軒家に入っていった。今日から愛するシャロンと共にこの町で暮らすのだ。彼女は既にエージェントとの契約を切り、

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呪染3 〜蒼月ノ贄〜《特別編:蘇りの血》【第四話】

呪染3 〜蒼月ノ贄〜《特別編:蘇りの血》【第四話】

【第四話】呪い

「何とか手続きしてもらえて良かったですね。上司も早くこの連続失踪事件の片を付けたくてそわそわしてたのか、まぁ、この町の歴史を深く知っているのはあなたぐらいしかいませんから。生憎、あなたには殺人未遂の罪はあっても殺人までは犯さなかったことが決定打になりましたけどね。不審な点は色々ありますけど。このことは、白蘭さんや太一さんには言ってないんですからね。もしバレたら、どうなるか……」

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呪染3 〜蒼月ノ贄〜 《特別編:蘇りの血》【第三話】

呪染3 〜蒼月ノ贄〜 《特別編:蘇りの血》【第三話】

【第三話】孤児

「横山千春、面会者が来てるぞ」

 コンクリート製の壁と床に囲まれた薄暗い六畳間の中心に、ぽつりと正座をして座り込む長い銀髪の女がいた。配属されて間もない若手の刑務官、織田実彦(おださねひこ)が、扉に備え付けられた磨りガラスの小窓を開けて彼女の様子を確認していた。無視しているのか、それとも聞こえていないのか、千春は室内にいる時は決まって斜め45度下の床を凝視していた。
 

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呪染3 〜蒼月ノ贄〜《特別編:蘇りの血》【第二話】

呪染3 〜蒼月ノ贄〜《特別編:蘇りの血》【第二話】

【第二話】奇跡

「はい、横山です。え、何だって!?シャロンが歩いた?」

 青年の大きな声が客室に響く。その直後、ガラッと壮大な音を立てて戸が開き桃華が早足で入り込んできた。太一の電話の内容を気にしているのか、落ち着きがない。

「ええ、わかりました。すぐに行きます!」

 携帯を切ると、手際良く荷物をまとめていた。

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呪染3 〜蒼月ノ贄〜《特別編:蘇りの血》【第一話】

呪染3 〜蒼月ノ贄〜《特別編:蘇りの血》【第一話】

【第一話】残酷
「おい!頼む、しっかりしろ!」

 
 横転した車体と共に体が横を向いている。足に何かが刺さっているのか鋭い痛みが走る。それと共に、硬い物体を打ち付けられたような、ズキっとした痛みが0.5秒刻みで脳に響き渡る。

 必死にこちらに向かって大きな声で叫ぶその青年の体は歪んでいた。彼の顔立ちを確認したいが視線の焦点が合わず、世界が自分を軸にして回っているような奇妙な感覚に陥った。目を開

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呪染2〜憑神ノ社〜 《神隠し編》【最終話】

呪染2〜憑神ノ社〜 《神隠し編》【最終話】

【最終話】神隠し

「うーん………」

太一がシャロンを連れて自室に戻ってきた。部屋には、首をしかめて何かの本をじっと見つめる桃華の姿があった。彼女が読んでいる本は分厚く、いくらか年季が経っているようだ。

「何読んでるんですか?」

「ああ、これですか? 父が都市伝説が好きで、コレクションしてたやつを持ってきたんです。休憩の時とか退屈しないように。この本に、町の都市伝説があるか探してたんですけど

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呪染2 〜憑神ノ社〜 《神隠し編》【第二話】

呪染2 〜憑神ノ社〜 《神隠し編》【第二話】

【第二話】壊れた記憶

「あっうっ………はぁ、はぁ、はぁ、うぐっ」

 真っ暗な部屋の中で女性の荒い呼吸音が響き渡る。その声の主は、暗闇の中で何かを手探りで探している。

 カチッという音と共に眩しい光が部屋全体を照らす。電気をつけたのは太一だ。彼は険しい表情をしながら、ドタドタと足音を立てて部屋の中に入り込んだ。  

「あ……」

 彼は今にも叫び出しそうな顔で何かを見下ろしていた。シャロンが

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呪染2 〜憑神ノ社〜《神隠し編》【第一話】

呪染2 〜憑神ノ社〜《神隠し編》【第一話】

【第一話】悪夢の覚醒

『ねぇ、何で喋んないの?』

『何で黙ってるの!何か言ったらどう?』

『泣けばいいと思ってるのか!』

『うちらのことがそんなに嫌なの?』

『あっち行って!』

『こっち来んな!気持ち悪い!』

『あんたと一緒に居るだけで周りの人に嫌われる』

 闇に閉ざされた場所で、そこにいるはずのない見えない者たちから沢山の罵声を浴びせられる。だが、怖くて声を出せない。『やめて』と

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呪染2・呪染3続編小説 有料販売について

この度、無料小説投稿サイト『アルファポリス』で公開していた、
呪染2 〜憑神ノ社〜《神隠し編》
呪染3 〜蒼月ノ贄〜《蘇りの血編》
を、noteのみでの有料公開とすることに決定いたしました。

無料で見れる期限は2023年6月末までといたします。

何卒よろしくお願いします。