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きりしまの「どくはく」

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きりしまが、ただ、毒吐く、独白、「どくはく」します。
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記事一覧

どくはく16「友人の悪口」

母はよく、私の友人や兄の友人に対する批評を言ってきた。 例えば、兄の友人の女の子がいたの…

きりしま
1年前
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どくはくの手紙3

母親へ こんにちは。お元気ですか。 ずっとずっと、貴方と話してるときの違和感や不思議な感…

きりしま
3年前
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ねじれた私の「好き」「嫌い」という感覚

きりしまのどくはくシリーズを書いてしばらくが経った。 書いている間、昔のことをいい意味で…

きりしま
3年前
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どくはくの手紙2

両親へ 将来バイト先に残ることを決めてから、バイト先の近くに引っ越すことに決め、貴方たち…

きりしま
3年前
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どくはくの手紙1

両親へ こんにちは。お元気にしていますか。 私は元気ではないと思います。 相変わらずしんど…

きりしま
3年前
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どくはく15「母からの性的な指摘」

母からよく、体のことや性のことを言われることが多かった。 今考えると、母はそういったデリ…

きりしま
3年前
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どくはく14「母の言葉は呪いのようだった」

実家を出てから、母に繰り返し言われていた言葉を言われなくなった。 例えば、私は小説や絵を描くことが好きだった。 それを見た母は繰り返した。 「あんたは妄想癖がすごいわねぇ」 例えば、私はおなかの調子があまりよくなかったときがあった。 それを見た母は繰り返した。 「あんたは便秘やけん毎日ヤクルトを飲まないかんよ」 例えば、私は紫色が好きだといった。 それを見た母は繰り返した。 「紫が好きな人は変人が多いのよ」 例えば、私は男勝りな性格だった。 それを見た母は繰り返した。

どくはく13「父を見下す母」

母の嫌だったところは、父を無意識に見下していたところだった。 父親はサラリーマン。 母親…

きりしま
3年前
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どくはく12「ずっと続けていた習い事」

保育園時代から、ずっと続けていた習い事があった。 ピアノ教室である。 個人経営の教室で、め…

きりしま
3年前
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どくはく11「親との別居」

高校1年の後半から高校3年の最初ぐらいまで約1年ちょっと、親と別居していた。 別居していた…

きりしま
3年前
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どくはく10「正座の苦痛」

最近になって、私は宗教二世だったのだな、と理解した。 私は、母親と母方の祖父母が熱心な日…

きりしま
3年前
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どくはく9「試験前、文が読めなくなった私」

私は高校の3年生夏、鬱がひどくなり、抗不安剤と睡眠薬を飲み始めた。 そのため、夏8月から…

きりしま
3年前
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どくはく8「橋の下で拾われた私」

 父と母によく言われていた。 「きりしまはどっちにも顔が似てないね」  なぜ、顔が似る似…

きりしま
3年前
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どくはく7「お腹の中に忘れたもの」

 車の中で、母と話した小学校1年生の頃。  わんぱくで男勝りだった私は、スカートをはくのを嫌がったり、男の子とばっかり遊んだりしていた。  母から言われた。 「あなたはほんとに男の子っぽいわねぇ」  うん、と頷いた。 「おちんちんお腹の中に忘れてきちゃったのかもねぇ」  うん、と頷いた。  びっくりした。  私は男の子なのかな、と思った。  何がどう感じたのかわからなかったが、自分の「性」が幼いながらに揺らいだ瞬間だった。  今でも、その言われた時の記憶が、強く残っている