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どくはくの手紙2

両親へ

将来バイト先に残ることを決めてから、バイト先の近くに引っ越すことに決め、貴方たちに連絡をしました。
もう二十歳すぎたんだから連絡とかは自分でしてしっかりしなさいね、と言ってくれて、安心したように感じました。
扶養は超えないようにと言われ、アルバイトだけでは生きていけないので、貴方たちの仕送りで生きている私です、引っ越しすることの了承だけは得たいと思い、連絡しましたので、許可が降りたのはほっとしました。

でも、その時に、「卒業後も今のところに住み続ける」というと、「そんなにそこでいい仕事があるんか」と、若干私の住んでいる土地を馬鹿にしたような発言には呆れました。
地元に帰ってくると思っていたのでしょうか。とことん人を馬鹿にしたような発言に嫌気がさしました。

連絡し、部屋の審査もおりました。
一週間ほど前、突然父親から「賃貸どこにしたのか」「不動産はどこか」「不動産の担当者はだれか」と細かく質問が来ました。反発するのもめんどくさかったので教えると、反応が返ってきませんでした。
すると突然、「連絡したから今週土曜日どんな部屋か見に行く、不動産会社にも連絡したから」と言ったのです。
気持ち悪いと思ってしまいました。自分で決めなよ、と言っていたくせに、「どんなところに住むのか知りたい」とこちらに干渉してくるのが気持ち悪すぎてたまりませんでした。何のために内見したのかわかりません。あなたたちが気に入らなかったら、反対されたりするんでしょうか。今からかなり憂鬱です。
しかも今の時期はコロナのこともあり、不動産の方には「契約や書類は郵送やビデオ通話で済むことができます」と言われていたのに恥ずかしすぎる。そこのところをなんにも考えてないんだろうか。私だってこちらの生活があるのに、そこそこ感染者が多い地域から来る人と会いたくないと思ってしまう。
こんなに微妙な気持ちになるのは、あなたたちのことがやはり嫌いだから、苦手だからなのでしょうか。
昨年コロナでずっと会えてなかったから、貴方たちとしては会う口実ができたことが嬉しいのでしょうか。私はさっぱり嬉しくありません。

私の中で、すっかり両親とのかかわりがしんどいものになってしまってるようです。
今からかなり憂鬱です。
気分が上がり下がりしないといいですが。

毎日のコーヒー代に。