どくはくの手紙3

母親へ

こんにちは。お元気ですか。
ずっとずっと、貴方と話してるときの違和感や不思議な感覚がなんなのか考えていましたが、最近わかった気がします。
私にとって、貴方は宇宙人なんだと思います。
一番その表現がしっくりきました。
一緒にいても何を考えてるかわからないし、私と全く違う文化で生きているような気がする。コミュニケーションもうまくとれない。話しても伝わらない。貴方のことが、いつまでたっても理解できない。
娘と母親という、血のつながった関係でありながらも、私は貴方のことがわからない。
宇宙人であるあなたは、私に歩み寄ることもありませんでしたね。
違う人種なのであれば、分かり合えないのも当然なような気がして、そう思うのが正解な気がしてきます。
貴方と父親と、分かり合いたいとずっと思ってきたけれど、それが私にとっての正解ではきっとないのだと思います。
まだなにも掴むことができてないけれど、私は私なりの答えを導き出して、貴方たちとの関係性にけりを付けたいです。

願わくば、もうあなたたちと傷つけあいたくない。
干渉しなくていいから、お互い穏やかに過ごしたいと思っています。
それが難しいのであれば、もう離れた方がいいのでしょう。

きりしま

毎日のコーヒー代に。