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どくはくの手紙1

両親へ

こんにちは。お元気にしていますか。
私は元気ではないと思います。
相変わらずしんどいことは多いし、朝起きることも得意にはなれないし、いつも低空飛行で生きている感じです。
でもあなたたちに、「体調はどう?」と聞かれても、「悪い」とは答えられません。
「悪い」と答えると、あなたたちは落ち込み、必要以上に私に対して言葉かけをするでしょう。
私はあなたたちとのかかわり自体がしんどいので、関わりたくないのです。
でも面と向かって、「もう関わりたくないです。縁を切りましょう」と言い出せずにいます。
まぁまだ私はあと一年大学にいるので、それもあって、なかなか言い出せずにいます。
経済的には支援してもらっていますが、精神的な面や情緒的な面においては、あなたたちとのかかわりは一ミリもありません。それどころか、マイナスでしかない。その事実がただただしんどく、辛いです。

貴方たちと関わると、嫌な気持ちや辛い気持ちが沸き起こり、しんどくなります。
体調を崩して、考えることが嫌になり、寝込んでしまいます。
貴方たちと今後も関わり続ける意味があるのかな、と思ってしまいます。
大学に進学しなければよかったとさえ思う時もあります。
貴方たちとの関係を改善したいけれど、改善方法がわかりません。どうやったらよくなるんでしょうか。

お母さんとはもうさっぱりかかわりがないですね。
私のこと好きですか。好きならなんで傷つけたんですか。
お母さん、私はずっと疑問でした。
貴方が私にとってひどいことをしたり嫌なことをするのは、あなたが私のことが嫌いなんだと思っていました。でも高3であなたの発達障害のことを知り、そういったコミュニケーションが難しいことを知りました。でも、発達障害の人が一概にコミュニケーションが取れないわけではないとまた知り、貴方の人間性を疑うようになりました。
私のことが嫌いだからなのか、障害のせいなのか、貴方の人間性の問題なのか。はたまた別のなにかがあるのか、全部なのか。
そこがぐちゃぐちゃで、いまだに私は苦しいままです。このまま一生、貴方のせいで苦しんで、振り回されなければならないんでしょうか。
それが私の罰なんでしょうか、私はずっと、苦しみ続ける運命にあるんでしょうか。

お母さんに大事にされたかったです。
抱きしめて、頭を撫でてほしかった。
ぎゅうとしてほしかった。
優しくしてほしかった。
ただそれだけだったのに、障害のせいか、人間性がだめなのか、私が嫌いなのか、きっとそれはもう叶わないですね。
どうして私にこんなに辛い仕打ちをするのですか。
できるなら、もっと楽に生きたいです。
貴方たちと離れれば、楽になれますか。

きりしま

毎日のコーヒー代に。