どくはく15「母からの性的な指摘」

母からよく、体のことや性のことを言われることが多かった。
今考えると、母はそういったデリケートな内容でもずけずけと言ってしまうところがあるらしい。

「おなかにおちんちんを忘れたのかもね」という発言から。
スカートを履く履かないで朝揉めて、小学校に泣きながら行ったことがある。

昔血行が悪い時があり、体がむくみがちだったのだが、
「あんたボンレスちゃんって呼ばれてたんよ」
と笑ってくる。

ご飯を食べると食べすぎだと言ってきて、ご飯を食べなかったら「体に悪い」と言ってきて、どうしたらいいかわからなかった。

生理が始まり、体つきが丸くなってきて胸が膨らみだすと、
「体が丸くなってきたね」
「胸が膨らんできた」
と言ってきた。
「私は胸が小さいのにいいねぇ」
などと言われ、どんなふうに反応したらいいかわからなかった。

恋愛に対しても、
「あんたは気が強いから気が弱い男の子のほうがいいよ」
などど指摘してくる。
私の好みなどなんにも知らないというのに。

なんでそんな風にいろいろ言ってきたんだろう。
特に、体つきの指摘が、私にはしんどかった。
母と比べないでほしい。
すごく困ったし、今でもじくじく胸が痛む。

女らしくなんて、なりたくなかったのに。
望んでこういう体になったわけでもないのになぁ。

毎日のコーヒー代に。