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【ブックセレクト】人生について賢人から教わりたい本7冊!

今日は、若い文学少女・文学青年に
ぜひ読んで欲しい、
グレートな作家たちの人生研究本を、
何冊かセレクトしたいと思います。

今では知名度は低いけれど、
読んだらその凄さがわかるよって
作家が実はたくさんいますね。
原因は、難解とおもわれ勝ちな
作家や作品は絶版になりやすいし、
文庫化もあまりされないので、
つい、売れやすい本ばかりが発刊される
という「大人の事情」のせいなんです。

さて。
「内向の世代」や「第三の新人」でも
遠藤周作は今も人気が高いですが、
同じ世代やグループなのに、
小島信夫や後藤明生は、
近年、豪華な全集は出てマニアを
喜ばせてはいるんですが、
一般的に親しまれてはいません。
なぜもっと読まれないんだろう?
凄い作品やエッセイがいっぱい
あるのになあ…(汗)。

小島信夫や後藤明生のような、
偉大な作家が、人生や文学や芸術について
書いた本があります。
丸谷才一『文章読本』。
堀田善衛『インドで考えたこと』。
江藤淳『決定版・夏目漱石』。
色川武大『うらおもて人生録』。
吉本隆明『悪人正機』。
小林秀雄『考えるヒント』
坂口安吾『文学のふるさと』。
三島由紀夫『太陽と鉄』。

これらは、みな、
自分の人生や文学生活や芸術について
並外れた観察力と思考力を持った
作家たちが考えに考えに考えた
エッセイや評論ばかりです。

みんな変人ばかりだから、
「正論」とは程遠いハズなんですが、
なぜでしょうか、読んでいて
すごい説得力があるんです。

まあ、こうした本を読んできた私が
立派な人になってるかと言うと、
それは全然なってない訳ですが、
だからといって、
上記に挙げた本たちが
効果がないのか?となると、
それはなんとも言えません。

私はまだ人生の旅の途上ですから(笑)。
もしかしたら、最終コーナーで
上の本の効果がじわじわ現れるかも?(笑)

でも、言えることが一つあります。
人生や文学や芸術について
自分で、悩み、迷い、考えることの楽しさ。
それだけは、上の本たちが、
たくさん教えてくれるのは確かです。

すぐに役には立ちませんが、
すぐには忘れない大切な何かを
教えてくれるのは間違いありません。


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