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甘辛韓国ドラマ&映画研究室

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#韓国俳優

国家安保、政治的駆け引き、そしてソン・ソックの前髪にくぎ付け『サバイバー:60日間の大統領』

国家安保、政治的駆け引き、そしてソン・ソックの前髪にくぎ付け『サバイバー:60日間の大統領』

全世界のソン・ソックに翻弄され隊女子のみなさんこんにちは、隊員のじゅんぷうです(ユ・アインにハラハラし隊にも入隊しています)。

ソン・ソックが出演しているしサスペンス好きなので見始めたら、久々にとんでもない睡眠時間泥棒のドラマでした。『サバイバー:60日間の大統領』はアメリカの『サバイバー:宿命の大統領』を韓国でリメイクした2019年の作品。韓国の大統領府〈青瓦台〉を中心に起こるできごとと、国家

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泣いて笑って推して。韓流自分史ふり返り

泣いて笑って推して。韓流自分史ふり返り

こんにちは、じゅんぷうです。もう11月ですが今年はあまり韓国ドラマ視聴が進まなかったので、秋の夜長にこれまでの韓国ドラマ・映画作品とのおつきあいを振り返ってみます。

いちばん最初は『シュリ』でした。日本での公開は2000年。わたしの韓流史は2000年から始まりました。

韓国の情報部員と北の工作員の恋。このどうにも超えようのない大きな障害、半島の現実というものが、この当時はまだ自分の中で映画のエ

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マ・ドンソク兄貴を好きな男に悪人はいない説

マ・ドンソク兄貴を好きな男に悪人はいない説

いたらごめんなさい。じゅんぷうです、こんにちは。

『ザ・世界仰天ニュース』の
韓国版イケメン仰天チェンジスペシャルを
見たんです。

4人の韓国イケメンが紹介されて、
韓ドラ好きのスタジオゲストたちが
推しの韓国俳優トークをくり広げると
MCの中居くん、ドラマは見ていないけど
「(韓国)映画は400本ぐらい見てる」と
仰天発言。

しかも、好きな俳優を
ファン・ジョンミン
マ・ドンソク
ハ・ジョ

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今からでも遅くない『その年、私たちは』でときめきに死す✞

今からでも遅くない『その年、私たちは』でときめきに死す✞

 チェ・ウシクがかわいいってことぐらい、知ってましたよ。じゅんぷうですこんにちは。

彼を初めて見たのは
『屋根部屋のプリンス』での
世子に仕える宦官役。

あとはほとんどが映画で
『パラサイト 半地下の家族』をはじめ
何作か見ていますが
クセを隠してたり
チラ見せしてきたり
怯えた仔犬のようで
情けなかわいい男の子って、
知ってました。
知ってるつもりでした。

だけど『その年、私たちは』を見た

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韓ドラおじさん名鑑|キム・ウォネ

韓ドラおじさん名鑑|キム・ウォネ

 バーテンダーになりたい。そんな夢もありました、じゅんぷうです。

『それでも僕らは走り続ける』、空目しながらも完走しました。

 親もなく何も持たざる者、だけど初めから語るべき自分の言葉をしっかり持っていたヒロインのミジュ(シン・セギョン)。友だちになるならミジュかもしれないけど、わたしはダナ(チェ・スヨン)の心の成長にグッときました。ダンエージェントのCEOで、財閥ソミョングループ会長の嫡女。

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今日も韓ドラで空目(『それでも僕らは走り続ける』で妄想RUN ON!)

今日も韓ドラで空目(『それでも僕らは走り続ける』で妄想RUN ON!)

 10年に1回のペースで「朝ラン」ブームがやってくるのですがもれなく3回で終了、じゅんぷうです。

 現在視聴中『それでも僕らは走り続ける』より…

 主人公で陸上選手のキ・ソンギョム。有望なスプリンターであり、議員の父、女優の母、世界ランク1位のゴルファーの姉を持つ傍から見れば恵まれた環境の彼。俗世からちょっと浮いた雰囲気を出しているソンギョムを演じるイム・シワンのこの顔って…この顔ってあれじゃ

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わきまえない男の怪フィーバー『麻薬王』

わきまえない男の怪フィーバー『麻薬王』

 初めて買ったプロマイドは千葉真一でした、じゅんぷうです。

「肉体-アクション-は俳優の言葉だ」と千葉ちゃんは言いましたが、ソン・ガンホは肉体もお顔もズルいぐらいに雄弁です。まずお顔のサイズ感です。パーツは半島的だけどそのスケールが大陸的。大地を支えるあの頬骨。すわった目。太く吊り上った眉。広大な大陸に埋もれるようなお口許。首はいつもちょっと前に出ていて、厚みのある背中にウエストラインから下は意

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たどりついたらあのころ見ていたはずの彼だった韓国映画の話

たどりついたらあのころ見ていたはずの彼だった韓国映画の話

 十数年前、気軽に手に入らなかったコーン茶を当時よく行ってた新宿の韓国居酒屋で1キロ売ってもらい、友人と2人で500グラムずつ分けたことをふと思い出しました、じゅんぷうです。

 普通っぽいのに一度見たら忘れられないユ・ヘジンさん。普通なようで普通じゃない。この1週間以内に見た映画『完璧な他人』『タクシー運転手』での二度の遭遇で断言できます。普通の仮面をかぶったユ・ヘジンも韓国映画になくてはならな

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今日の韓ドラ神経衰弱|聞き込みのあの人

今日の韓ドラ神経衰弱|聞き込みのあの人

 今日の東京は5月の陽気だそうですが絶賛Netflix中、じゅんぷうです。

 いつか見ようと思っていた『ゴハン行こうよ❤』シーズン1を見始めてほんの7分ぐらいでそれは起きました。マンションの一室で一人暮らしの女性がなんと生タコで窒息死(コワイですね…)。騒然とする中、帰宅した隣人でバツイチシングルのヒロインに刑事が話を聞くというシーン。

…デジャヴかな?

・・・・・・

ほら!

 神経衰弱

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あきらめない、韓国版『シグナル』

あきらめない、韓国版『シグナル』

 そういえば昔「サイコメトラーEIJI」を愛読していた、じゅんぷうです。

『愛の迷宮-トンネル-』(2017)完走後に『シグナル』(2016)完走。この二つのドラマを関連づけて見ている韓国ドラマファンは多いと思います。

 共通点としては、

・どちらも刑事が主人公のクライムサスペンスである

・タイムスリップあるいは過去と交信でき、過去と現在の刑事が協力

 といった基本設定。ほか、取り扱う事

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