今からでも遅くない『その年、私たちは』でときめきに死す✞
チェ・ウシクがかわいいってことぐらい、知ってましたよ。じゅんぷうですこんにちは。
彼を初めて見たのは
『屋根部屋のプリンス』での
世子に仕える宦官役。
あとはほとんどが映画で
『パラサイト 半地下の家族』をはじめ
何作か見ていますが
クセを隠してたり
チラ見せしてきたり
怯えた仔犬のようで
情けなかわいい男の子って、
知ってました。
知ってるつもりでした。
だけど『その年、私たちは』を見たら
今までのかわいいをはるかに超えて
かわいいすぎる。
『その年、私たちは』は
チェ・ウシク演じるチャ・ウン
キム・ダミ演じるクク・ヨンス
この二人の高校時代と
10年後の現在が交互に描かれます。
ドキュメンタリーや思い出の中のウンと
現在のウンを見ているうちに
わたしにもウンがほしかった
わたしがずっと好きだったのはウンだ
いや全女子の思い出の中の元カレがウンだったのではないか
ぐらいリアコ?な錯覚が暴走するほど
ウンの描き方、見せ方に引き込まれました。
というのも
過去のシーンが交際期間は別として
単なる回想ではなく
高校時代に撮影された
ドキュメンタリー映像であること、
現在のシーンもモノローグが
質問に答えるスタイルだったり
ドキュメンタリーのカメラ目線だったり
第三者の視線だったりすることで
「映像」と「記録」そして「記憶」が
自分の記憶と隣り合わせな感じで
感情をつつきながら入り込んでくるんです。
「人生のある一瞬の記録」
というものにこめた作り手の思い。
彼らだけでなく
どの登場人物にも
もれなくどこか共感できて
愛すべき人たちばかりの
やさしい世界でした。
(金物屋のおじさんがツボ)
ドキュメンタリーで
「10年後になりたい自分」が語られますが
見る側も
自分があのころどう考えていたか
実際どうだったか
今の自分が10年後どうしていたいか
ふと考えさせられもしたりして
思った以上に刺さる作品でした。
平凡なようで非凡、
いそうでいない
ちょっと変人なウン。
チェ・ウシクこそチャ・ウン。
ウシクとはウガウガファミリーの仲間、
BTSテテの歌うOST「Christmas Tree」
どのシーンで流れても
心の糸かき鳴らされるように切ない。
絵も描きたくなってきました。
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