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たどりついたらあのころ見ていたはずの彼だった韓国映画の話

 十数年前、気軽に手に入らなかったコーン茶を当時よく行ってた新宿の韓国居酒屋で1キロ売ってもらい、友人と2人で500グラムずつ分けたことをふと思い出しました、じゅんぷうです。

 普通っぽいのに一度見たら忘れられないユ・ヘジンさん。普通なようで普通じゃない。この1週間以内に見た映画『完璧な他人』『タクシー運転手』での二度の遭遇で断言できます。普通の仮面をかぶったユ・ヘジンも韓国映画になくてはならない人!!

『完璧な他人』ではテスという弁護士の役で、マザコンだわ、専業主婦の妻に対してはまあモラハラな夫。このありがちな男が、友人夫婦が集まったパーティーでのスマホ開示ゲームで、危機を回避しようとしてしたことが逆に取り返しのつかない状況を生んでいくのですが、普通のルックスなところが説得力あり。あと「ヨンベガ!?」がよくて何度も真似た、ヨンベガ!?

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『タクシー運転手』では主人公のキム運転手(ソン・ガンホ)がソウルから客を乗せて訪れた光州の、情が厚い地元のタクシー運転手。ここでも普通の仮面をしっかりかぶってます。髪型!80年代の韓国のおじさんの髪型!

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 奥さん役が『パラサイト』や『椿の花咲く頃』でおなじみイ・ジョンウンという最高に普通のようで普通じゃない夫婦。

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 ユ・ヘジンは1970年生まれの51歳。女優キム・ヘス(『シグナル』の刑事!)と熱愛⇒破局というやっぱり普通じゃないトピックあり。出演履歴を見ると『アタック・ザ・ガス・ステーション!』(1999)『武士ーMUSAー』(2001)『風林高』(2001)『ジェイル・ブレーカー』(2005)とか当時見た映画が何本も! すでに出会っていたなんて! おじさんになってからのほうが、普通の仮面がより磨かれていったのかしら。そしてこの内の『アタック・ザ・ガス・ステーション!』『風林高』『ジェイル・ブレーカー』って、当時わたしが『リベラ・メ』(2000)でハマった、ちょっとラテンなお顔立ちのチャ・スンウォン出演作でもあり…主演ドラマ『ボディガード』(2003)までは追っていたけど、それからなんとなくフェイドアウトしていったチャ・スンウォン。

▼右がチャ・スンウォン

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2000年代初めごろは『シュリ』『JSA』はもとよりチョン・ウソンやソル・ギョングのおかげで、けっこう韓国映画を見ていました

 しかもですよ。過去にそんな共演経験があり、同じ1970年生まれのユ・ヘジンとチャ・スンウォンのおふたりは、わたしがフェイドアウトしていた間にバラエティ番組「三食ごはん」(「鉄腕!DASH!!」的な…)で国民的好感度を獲得していたそうなんです。

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 チャ・スンウォンは几帳面で料理スキルもプロ級ということで、チャ+アジュンマ(=おばさん)で「チャジュンマ」なんてニックネームまで爆誕していたのですね。ユ・ヘジンは大工仕事を担っていたようです。ふたりのアシスタント的な役割がソン・ホジュンで、「三食ごはん コチャン編」にはナム・ジュヒョクまで加わっているというから、これはもう、どうにかして見ないといけなくなりました。そしてユ・ヘジンの主演映画もおさえておかねば。

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