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asami_kun
2022年2月19日 15:36
「チカムリオ」が完成し、全文をNoteに掲載し終わった時点で、僕はそのことを親友O君に報告しました。 彼は中学時代の同級生で、『僕が出会った風景、そして人々②』に登場する、舎人での生活を共にした友人でもあります。以前、「チカムリオのお話」という記事でも書きましたが、そもそも、この物語は、ずいぶん若い頃にО君と夜更けの井の頭公園をさまよい歩いていた最中に、ふと思いついて僕が語り始めたものでし
2021年12月19日 16:04
「では、あのときどうしても見ることのできなかった、僕の未来の続きもあり得るというのですか?僕は何となく自分の未来があれ以上ないと・・・つまり、寿命があそこまでだと思っていたのですが」紳士は微笑を浮かべた。その口元がバックミラーに映っている。「ふふ、そんなことを心配していたのかね。まあ、自分の未来の一部を垣間見るという不思議な体験をすれば、誰しもそのとき見た通りの生き方をしてしまうものだろう