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子ども達により良いスポーツ環境を

濱田淳です。
運動の得意・不得意、年齢、性別、障がいの有無関係なく、すべての人にスポーツの楽しさ、素晴らしさを広める仕事をしています。

私は将来、教員になりたいと思っていました。

というより、陸上競技をしていた当時の私にとって「競技を終えたら教員」という選択肢しかなかったのかもしれません。
しかし、違和感を感じていた私は、教員ではなく民間企業という選択・決断をしました。(教員は本当に素晴らしいと思っていますし尊敬しています)

陸上競技に没頭していた24、5歳の頃、私は怪我もあり思うような結果を出せず、とても悩みました。
そんな時、恩師からお誘いを受け、子どもの陸上記録会へ行きました。
そこで目にしたもの。

小学生100mのレースで最下位だった子が、レース後「笑顔」でした。

衝撃でした。
人に勝つことが全てではない。その子にとって自分に克った瞬間だったんだ。そして、何より陸上・走ることが好きで、楽しんでいる。
涙がでました。今でも忘れません。
私が忘れかけていた大切なものを思い出させてくれました。
その子は、スポーツを通じてレースを「みている」私を救ってくれました。

「自身が経験した勝利至上主義。それを経験したことで感じた、勝ち負けだけではないスポーツの本来の素晴らしさ」「スポーツの素晴らしを一人でも多くの人、子ども達に広めたい」

スポーツ企業に入社しました。
スポーツを通じて社会問題を解決するソーシャルビジネスを創業より一貫して実践しており、子ども向けスポーツスクールでは会員数5万人以上。
本当に素晴らしい会社、人です。

当時、まだ会社に陸上スクールはなく、他の競技スクールを指導していました。
「陸上スクールを立ち上げる」
「陸上の素晴らしさを広めたい。身近なものにしたい」
「『陸上の先生』という職業を確立させて広めたい」
「陸上の先生を仕事にするという雇用を創出したい」
目標に向かって、がむしゃらでした。
スクール以外で、マンツーマンレッスンの指導を行いノウハウも身に付けました。
現場では、運動が得意な子だけではなく、運動が苦手な子、スポーツに出会うことがなかったかもしれない子、多くの子ども達に「きっかけ」を作りスポーツの楽しさを共有しました。

2012年6月、陸上スクールを創設しました。
現在は、13都道府県で展開しています。

指導だけではなく、フットサルコートとスタジオ物件の施設長、アカデミー責任者、海外事業立ち上げ、支店長で経営やマネジメントも経験させていただきました。
小学校などの教育現場にも、走り方授業や新体力テストの指導などで直接行くようにもなり、学校・先生方が抱える問題・課題も肌で感じました。

2022年、今は独立して活動をしています。

スポーツ現場では、子ども・選手に対する暴言・暴力・言葉の暴力がまだまだあるのが現状です。
子ども達には、スポーツを通じて「自ら考える力」を育み、様々なことにチャレンジする楽しさ、多くの経験・体験をしてほしいと思っています。
私は子ども達によく「失敗はラッキー」と言います。
チャレンジして失敗をしたら褒めます。「よくチャレンジしたね!素晴らしい!」と。

社会に出たら、子ども達は自ら考え、行動、判断をしていかなければなりません。
スクールでは子ども達が社会に出た時に必要な「生き抜く力」を育んでほしいと思っています。

向かう先は、スポーツを通じた「子どもの成長」。

一人でも多くの子ども達がスポーツの素晴らしさを感じ、夢中でいきいきと伸び伸びとできる環境、笑顔で楽しむ環境。
そして、スポーツを通じて人間性を育み、豊かな人生を歩む「きっかけ」を作り続けたいです。


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