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もうすぐシーズンが始まる。~不安・葛藤・思考~

3月に入り、陸上競技では少しずつ試合が開催されていきます。

私のシーズン初戦は3月21日を予定しています。

いつもシーズンに入る前に思います。

「冬期練習はやり切ることができたのか」
「不完全な部分はないか」

私が心配症なせいかもしれませんが、必ず後ろを振り返る時間があります。

結論から言うと、冬期練習をどれだけやっても、やり切ったなんて思えないですし、不完全な部分ばかりだとしか思わないわけです。

とはいえ、冬期練習というものは1シーズンの中で一番長い期間まとめて取れる練習の期間。
鍛えるだけ鍛えて、試せるだけ試して、学べるだけ学びました。

なので、今回は私の2021年度の冬期練習を振り返る時間にしたいと思います。

※いつも記録している練習日誌を見ながら振り返ります。

2021年11月 フリー期間を終えて

10月の末日に昨シーズン最後の試合が終わり、2週間ほどの休暇をとりました。

最後の試合まで張りつめて臨んだので一休みし、11月の中旬から本格的に冬季練習を再開しました。

一休みしている間に、冬季練習の目的・課題をしたのですが、端的に言うと

「単純な跳躍力というものをさらに鍛えること」
「三段跳びでのホップの角度を安定化させること」
「助走が揺らがない安定的なものにすること」

というようなことを意識して臨んだ次第です。

11月は特に跳躍力の強化に徹せたと思います。

練習終わりの補強はジャンプ系中心のものを取り組めた気がします。

2021年12月 しんどい?

練習日誌の12月の部分を見返したのですが、「少ししんどい」と書いてありました(笑)。

その後の文章を読むと、目的意識を失っていたことから「しんどい」と思っていたようです。

冬期練習は成果の出す場がしばらくないため、目的を失ってしんどくなるケースは何度かありました。

普段当たり前のように練習しているので、ふと思い立った時に活力が失われていく時があります。

しかし、私は謎の自己解決をしていて、「目的は何でもいいのではないか」と書いてありました。

ブログのネタやお金のために陸上を頑張る。陸上で将来が保証されているわけではないから、そういう原動力で続けてもいいんじゃないのかと。

しかし12月は実習で兵庫に行ったり、試料作りの実験があったり、2日間の合宿がクリスマスにあったりと、激しいスケジュールの中で考えていいものかとも思ってしまいます。

2022年1月 卒論と闘いながら

1月は何といっても卒論の時期。

しかし、忙しくなることがわかっていたのであらかじめ練習時間を決めていたところ、多分一番練習できた月になった気がします。

一人で砂山へ練習に行ったり、変わらず跳躍力を鍛えるための補強を怠らずできたりと練習は比較的できていたかと。

ただ、末日の方で1週間単位の実験があって、そこでうまいこと時間が使えなかった時があったみたいです。
「offが少し多いのでは」と練習日誌に書いてありました。

当時3日間連続で練習したら必ず次の日はレストにすると決めていました。

ただ実験が挟むとスケジュールがイレギュラーになっていくので連続で練習ができないなんて日が出てきてしまいます。

ルールを決めてしまったことで、練習が思ったスケジュールで出来なかったことにイライラしたのだと思います。

このような場面での心の持ち方もうまくならないといけませんね。

2022年2月 一番苦しんだ

2月が個人的に一番つらかったかなと。

卒論発表や実験など研究のことが一番振りかかった月というのもありますが、また何度か「なぜこんなにも練習するのか」と迷った日々がありました。

正直いろんなことが上手くいかない月でした。
研究、陸上。双方が上手くいかないとやっぱり自分の存在価値を疑ってしまいます。

シーズンが近くなることもあり、「本当にこんな状態で大丈夫か」と心が揺らぐことも多かったです。

唯一、陸上競技部での集合練習が支えだったかなと思います。

集合練習では周りを見渡せば陸上をのびのびとやる人間ばかりなので、一度雑念を捨てて「また頑張ろう」とステップを踏める日になっていました。

一人ですべてを解決するために行動することはここまでつらいのだと痛感しました。

2022年3月 まだまだ冬期練

試合はもうすぐ。それがあるだけで心の持ちようは変わりますし、1人で練習することを続けることには限界があります。

しかし、大学2年の冬期練習を基準に考えてしまうと、やはり練習量は物理的に劣っていると判断できます。

一番怖いのは試合の調整に早い段階で入って、結果が出ないまま筋力量が落ちてしまうことです。

一度落ちた筋力はもう一度鍛えて戻す必要があり、大変なのでなるべくすぐに調整モードには入らないようにするつもりです。

とはいえ「ようやく試合か」とほっとしている部分もあります。

さあシーズンが始まる。


正直不安でしかありません。

跳躍練習では大幅に記録が落ち込んでいるし、シーズン前半苦しむのではないかと。現実主義なので強気にはなれません。

ただ、冬期練習で取り組んだ目的・課題はがっちり固めたつもりなのでそこは自信があります。

そして、今までは試合中感情的に試技を進めてしまう場面があったのですが、もっと頭を使って、論理的に進めたいと思っています。

そうでなければ、同じ失敗を1試合で繰り返すことになってしまいますし、ただの運任せな試合運びは面白くない。
それは、私らしくないといえます。

試合で試せるものは試して、多くの学びを得たいです。

初戦なんて…

初戦なんて、上手くいくことの方が少ないでしょう。

シーズン序盤なんて大した結果が残せない可能性もあります。

それだけ難しいものだと陸上を7年やってきて、やっとわかってきました。

だからこそ面白いのです。

努力を続ける。思考をやめない。

難しいからこそのめりこみ、成果を出すために取り組む。

結果に一喜一憂せず、1cmでも遠くに跳ぶためには何をすべきか考えることを止めないように頑張りたいと思います。



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