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田舎暮らしとアトリエ(築224年)

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江戸時代(1785年)から建つ元旅館の記録と田舎暮らし(I ターン移住)について
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旅館『吉田屋』再興

旅館『吉田屋』再興

忙しなく日々が過ぎ行き、もう年が明けて日が経つが、去年の暮れの話をしようと思う。

『吉田屋』再興に至るまで

移り住んだこの町に時は江戸時代から佇む旅館『吉田屋』がある。私の現在の住まいだ。
旅館として営業されていたのはもう何十年も前のことで、この町に住む70代以上の方々には馴染みのある料理旅館だったようだ。

なんの縁もゆかりもない私がここに移り住み窯を据え、作陶・子育てに勤しむなか、ある日シ

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築225年以上。江戸時代から続く旅館だったお屋敷を買った話。

築225年以上。江戸時代から続く旅館だったお屋敷を買った話。

ずっと念願だった『水の綺麗な田舎への移住』。
目標の3年後(子どもが小学校に上がるタイミング)を待たずして、この10月の頭、とんとん拍子に叶ってしまった。

離婚を決意し家を出た日から、いつか田舎で暮らしたいと、その夢に向かって励んできた3年間だった。
思えば田舎暮らしの夢は独身時代からずっと持っていた。
子供と2人になったことで、理想の項目はこんなにも増えてしまった。

・湧水があるところ。

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田舎に移住して幸せだと思った10のこと〜その1〜

田舎に移住して幸せだと思った10のこと〜その1〜

10月に越してきてから、もう3ヶ月半が経った。
毎日があっという間で、ゆっくりする暇もない。
保育と介護のパート、合間に陶器の仕事して、子育て猫育て畑して…もう二、三体私欲しい。気持ち悪いけど。

けれども、『この土地に移住してきて、本当に良かった』と毎日のごとく思える幸せな日々を送っている。
優しく親切な土地の方々、古くからの友人知人に家族、そして仕事関係の方々に心から感謝である。
何度でも言う

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田舎に移住して幸せだと思った10のこと〜その2〜

田舎に移住して幸せだと思った10のこと〜その2〜

前回、10書くはずが1だけ書いて長くなってしまった為に、次回へと先送りにしていたこの記事。
ようやく2へと進む。前回書いた時からもう早や一年経ってしまいそうだ。

書く事を忘れていたわけでも、幸せでなくなったわけでもない。
書く暇もない程に忙しかった。仕事が、ではない。田舎は想像を絶するほど忙しい。
『田舎でのんびり』だなんて言葉は、田舎に住んだことの無い人の妄想から出た言葉なのではなかろうか。

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