11日目 : プールで一休み。Beloradoベロラド

(230km踏破 → ゴールまで残り570km)

さあ！眠い！疲れがとれてない！

昨夜も楽しくトビー達と飲み、ベッドの揺れで夜通し酔っていた。

今日は少し控えめに約20km先の町ベラロドにしとこう。4時間半位の行程。多分、まだ足裏の豆傷は完治してないので遅いペースになるだろう。

車道を歩く。どっちがどっちがよく判らない。

【4日目②-1: サイコな森を抜ければ城塞都市Pamplonaパンプローナ】にならった恒例のスペエもん。

看板とスペエもん。

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ドイツから来た山下清

町に着く直前ドイツのカイに出会う。彼は僕のつたない英語も辛抱強くというか、いたって気にしない様子で会話をしてくれる。話し方もとてもスマートだしクレバーな印象の好青年だ。ただ、面白いのは上半身が裸だ。カイは裸にバックパックで歩き続けているらしい。いや、暑いので裸も良いのだが、ここスペインの日差しは裸だと逆に体力を奪うと思う。でも良いのだ。カイはスマートでクレバーなのだから。その判断に間違いはないのだ。気持ち良いから良いのだ。

町に入ってすぐにあるバルでカイと一緒に一服する。足裏のガーゼ交換やらで豆傷をカイに見せてみた。オーォゥｏohと期待通りの顔をしてくれた。

カイの期待通りの楽しい反応にBeerを1本ご馳走した。彼は素直に喜び気持ちよく乾杯して休憩をとっていった。僕は、今日はもうこの町に泊まるんだ。カイはもうちょい先に行くとの事。じゃあ気をつけて！ブエンカミーノ！良い旅を！

再度、歩き出そうとしたカイはいつの間にか購入した新しいBeerを僕にご馳走してから出発していった。どこまでもスマートでクレバーだ。裸の上半身がどんどん遠くなる。数十m離れていったカイを見てたら裸の大将みたいだなぁと、つかの間の日本を思い出す。

プールのある風景

本当に小さいプールだけども気分転換になる。さあ、今日は二段ベッドのAbaho=アバホ : 下段 を死守してしっかり睡眠をとるぞ！

12日目 : 多国籍キャラバンだ！Atapuercaアタプエルカ へ続く

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