声を拾ってくれているだろうか。
プロレス観戦が趣味な僕。
週末はよく会場へ足を運んでいる。
写真撮影OKな団体が多く、一眼レフを構えているファンもちらほら。
かくいう僕もその一人だ。
しかし、写真はOKだが動画撮影は禁止されている。
それぞれ動画配信サービスをやっているので、きっと商売あがったりなのだろう。
そんな中、マナーの悪いファンが選手の入場シーンをスマホで撮影していたりする。
大体はスタッフさんが注意してくれるのだが、それでも動画を撮る人間が後を絶たない。
腹を立てた別のファンが、その人の後ろ姿を
「この人、マナー最悪!」
と写真付きでポストしているのをよく目にする。
気持はわからんでもないが、それをした時点でソイツも同類なのだ。
ただの盗撮だし、ネット私刑じゃん!!
誰も得しないのである。
だが、僕だってプロレスファン。
マナー違反に思うところはある。
悩んだ結果、ある対策を思いついたので会場でよく実践している。
それは、動画を撮っている人の近くで、
「おちんちん…おちんちん…」と連呼するというもの。
その昔、映画の宣伝で『めちゃイケ』に出た大泉洋さんに対し、岡村さんが告知の邪魔をするというくだりがあった。
少しでも宣伝しようとすると、岡村さんが「おちんちん!」と連呼して妨害するのである。
僕はそれを観て信じられないほど笑った。
これを逆輸入しているのである。
プロレスは試合だけでなく、選手の入場も見どころの一つ。
だからそこに「おちんちん」という音声をスマホに拾わせ、動画を台無しにしたいのである。
マナー違反をする段階でヤバい人なのだから、こっちだってヤバくなればいいのだ。
いわば、「目には目を歯には歯を」の精神。
でも周りの人に迷惑をかけてしまうので、絶妙にその人にだけ聞こえるか聞こえないかくらいのボリュームで言うのがベスト。
あと、僕は普段テレビのDなのだが、動画を撮るカメラとスマホじゃ性能に雲泥の差がある。
正直、「スマホなんかで撮ったって…」とバカにしているフシがあるのだ。
これらの理由から編み出したのが、「おちんちん」の連呼。
マナー違反をする人たちのスマホが僕の声を拾ってくれていますように。
そう願わずにいられない。
いくらマナー違反とはいえ、盗撮やネット私刑はよくない。
プロレスファンの皆さま、腹を立てたときは「おちんちん」を連呼です。
というか、普通にスタッフさんを呼んで注意してもらってください。
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ラジオのハガキ職人です。
仕事はテレビのD。
過去に別名義で電子書籍を出してます!
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3年くらいnoteやってますが、まだ誰からもサポートされたことないです!