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赦免の城のサルトル

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絵本の中のファンタジーな世界をイメージした楽曲、物語集です。物語に沿ったいインスト曲を乗せていきます。他のマガジンと世界観を共有していますが、このマガジンだけ読み聞いた頂いても大…
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シリーズもの10曲目です。
少しシリアスに曲になりました。夢の中、不安な気持ちを必死に抑えながら彷徨う幼子をイメージして書きました。ふわふわ漂いながらも、出口の見えない不安感と何となくどこかに希望がある気がして諦められない子供らしさが出せた気がします。
以下この曲の物語。
「僕は何で此処に居るんだっけ。…そもそも僕は何処から来たんだっけ。覚えている事…一番昔の思い出は、母さんと父さんと妹と。
そう

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シリーズもの9曲目です。
明るいような暗いようなよくわからない曲です。…いつもそんな感じな気もしますが。物語が新章に入ったようなそんなイメージで書いています。ループ前、少しだけ盛り上がるのはその所為です。この後の曲群は今まで雰囲気を変えてちょっとダークになる予定。
以下この曲の物語。
「己の願いを見失い、先を失った者たちは城の地下に迷い込む。暗く湿ったその場所で、いつか思い出すその日まで。
曖昧な

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08,深層世界のデリリウム

何かに、迷った。

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シリーズもの8曲目です。
前回の曲を真面目に綺麗に纏められたので、今回は不真面目にぐちゃぐちゃに作りました。結果、なんかカッコ良い曲になったと思います。…どういう事。
以下この曲の物語。
「世界のどの国、地域にも属さない場所。
 それは世界の果て、雪の降り積もる山の頂き。
 そこにそびえ立つ城がある。
 そこは誰もが許され、願いを叶えるに訪れる。
 たどり着いたならば己の願いを見極めよ。
 先に進

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シリーズもの7曲目です。
キャッチーな曲を目指しました。結果いつも通りの曲になりました。ちょっと不気味で、それでいて切なくなるような曲を目指しました。
以下この曲の物語。
「おや、貴方が部屋を出ているなんて珍しい…、何処かへ向かわれているのですか。私は変わらず此処に訪れる人達の話を楽しく聞いて回っております。
どうも昔から好奇心を抑えられないものでして…。丁度あなたにも話を聞いてみたい事があったの

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06,不動のエレヴニティス

何かに、迷った。

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シリーズもの6曲目です。
どっしり構えているイメージで書きました。最近ハマっているゲームの影響を感じる曲です。
以下この曲の物語。
「…ここまで集めた情報を整理しようか。
まずは初めの彼女。二児の母で息子を探しているようだ。
息子はおそらく攫われたのだろう。二人目の猟師の話からそこは予測できる。おそらく猟師が見た抱えられた子供は彼女の息子だろう。
その後立て続けに失踪が起きたようだ。三人目と四人目

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05,木製のシンヴォレオ

何かに、迷った。

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シリーズもの5曲目です。
物語が動き出したようなワクワク感をイメージして書きました。出だしのアコギっぽい音が、これから何か重要な話が始まる感出せている…気がします。
以下この曲の物語。
「おぉ、あんたから声をかけてくるなんて珍しいじゃないか。
…聞きたい事?あぁ!あの卑屈な男の話だな。確かに彼はうちの常連だ。頻繁に顔を出してくれてたから覚えているよ。まぁ、目的は料理じゃなくてうちの店員だろうがな。

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04,濁る瞳のカーリタース

何かに、迷った。

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シリーズ04曲目です。
隠しきれないくらい膨らんだ恋心を必死に隠そうとしながら助言を求める…そんなイメージで書きました。ちょっとたどたどしいメロディが心の揺れを表現できている気がします。
以下この曲の物語。
「お時間を頂きありがとうございます、今日もよろしくお願いします。
…はい、今朝の朝食も頂きました。とても美味しかったです。こんなご時世に肉や野菜を使った料理を毎日食べられるとは思いませんでした

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シリーズもの3曲目です。
妖精たちに伝わる秘薬作りをイメージして書きました。神秘的かつちょっと物悲し気なメロディになって満足です。
以下この曲の物語。
「失礼するよ、…今日もすまないな。
さすがに10日も経つと家が心配になってきたよ。…あぁ、大丈夫だ。俺は独り身なんでね。家で飢えているやつはいないさ。ただ、何か盗まれていないか心配なだけだよ。
此処が寒いとは噂で聞いていたが、ぶっ倒れる程とは思って

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シリーズもの2曲目です。
ゲームシナリオ中の汎用会話BGMみたいなイメージで書きました。抑揚は少なめに、けれど雰囲気は出るように…なってますよね、たぶん。
以下この曲の物語。
「失礼します。
…突然すみません、どうしてもお礼が言いたくて。
こんな私を受け入れて下さっただけでなく、着替えや食事まで頂いてしまって、どうお礼をすれば良いのか…。
…はい、お陰様で…大分体調はよくなりました。使用人の方もよ

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01,トラーディティオの城

何かに、迷った。

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シリーズもの1曲目です。
物語のプロローグ風の曲です。空想や物語上で語られる城に思いを馳せるイメージで書いています。行ったことも見た事もないからこそ、混じり気の無い綺麗なイメージが強くなるような気がします。…時には見ない知らないからこそ、魅力を感じるものってありますよね。
以下この曲の物語。
「世界のどの国、地域にも属さない場所。それは世界の果て、雪の降り積もる山の頂き。そこにそびえ立つ城がある。

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