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リバース:1999

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【CBT感想】君は無機物萌えの楽園「リバース:1999」を知っているか【最高】

【CBT感想】君は無機物萌えの楽園「リバース:1999」を知っているか【最高】

お久しぶりです、表情の分からない存在が好きだけど節々の仕草に表情を感じるのが好きという矛盾を抱えるでお馴染みの餠鳥です。

皆さんはこう思ったことはないでしょうか?

「あーあ、無機物と会話して愛でてえな~」。

そう、無機物萌えです。
人外フェチのジャンルは大変複雑で、一石を投じれば苛烈な戦争になるのは必須の紛争地域のため大雑把に定義をすると、生物ではない存在のことです。
幽霊や植物を含めるか、

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【リバース:1999】3-15もう一つの未来 チェスのシーン【考察】

【リバース:1999】3-15もう一つの未来 チェスのシーン【考察】

※妄想が多く含まれており、この考察は正確でない可能性があります。

〇"もう一つの未来"

3-15では、ヴェルティ率いる最前線学校の児童が閉塞した空間から脱しようと試みる脱出劇が描かれています。

ヴェルティたちは計画通りに進んでいると思っていますが、その実コンスタンティンの手の上で踊らされているだけでした。

仲間たちがストームによって時代を逆行する様子を見せつけられたヴェルティはコンスタンテ

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【リバース:1999】オリバー・フォッグが定時退勤主義になった理由【元ネタ考察&解説】【reverse1999】

【リバース:1999】オリバー・フォッグが定時退勤主義になった理由【元ネタ考察&解説】【reverse1999】

今回は犯罪的な半ズボンが魅了であるオリバー・フォッグについて考察を交えて解説をしていきます。

まず初めに【本源】の『霧の惑星』と【ミディアム】の『霧』に関係する存在から洞察を深めていきます。

これは文化1の文章から察するに1952年のロンドンで起こった公害『ロンドンスモッグ』が関係しているでしょう。

霧の都ロンドンとよく言われますが、ここで言う『霧』は工場で使われる石炭の煤が霧に混じって出来

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【リバース:1999】神秘術家について徹底考察【元ネタ考察&解説】【reverse1999】

【リバース:1999】神秘術家について徹底考察【元ネタ考察&解説】【reverse1999】

今回は今更ながらですが神秘術家達には何故元ネタとなるモチーフがあったり、ユーディモという別の姿が有るかなど、神秘学者の謎について考察を交えて解説をしていきます。

まず【表紙】にのっているテキストですが、彼らはUTTUというカタログに於いて『美術品』として扱われているため、サイズはヤードポンド法で記載されていたり、年齢は展示年数と言うように表記されています。

そして『ミディアム』と『本源』という

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【リバース:1999】カモメと6の悲しき物語【元ネタ考察&解説】【reverse1999】

【リバース:1999】カモメと6の悲しき物語【元ネタ考察&解説】【reverse1999】

今回は『完全』を追い求めた籠絡の美男『6』の原型について、考察を交えて解説をしていきます。

では初めに『6』のキャラクターモチーフになっている人物に考察していきます。
まず本源の『知恵の伝承』から考えていきますが、文化1の『ピタゴラスの継承者』から察するに『黄金の詩』に関連性がある人物であることがわかります。

『黄金の詩(Golden Veses)』とはピタゴラス教団が創ったとされる啓蒙的な教

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【モルパンク遊記】ストーリー予習用:ヒンドゥー教文化について

【モルパンク遊記】ストーリー予習用:ヒンドゥー教文化について

今回は1/18により開幕する『モルパンク遊記』に先駆けて、物語に関係してきそうな要素について解説してまいります。

まずタイトルになっている『モル・パンク』ですが、これはヒンドゥー語で孔雀の羽を意味しており、孔雀はインドの国鳥になっているほどインド文化と強く結びついてます。
ヒンドゥー教に於いては神々と関係していることから精神的なシンボルとなっており、ヒンドゥー教の哲学では孔雀の色鮮やかな羽の色は

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【リバース1999】第5章:洞窟の囚人&特別編:星のストーリー解説&考察

【リバース1999】第5章:洞窟の囚人&特別編:星のストーリー解説&考察

リバース1999の根幹のストーリーが明かされた激動の第5章を考察を加えて解説していきます。

その前に、今回の重点となる『ピタゴラス主義』や『流出説(Emanationism)』について解説をしていきます。
今回ベルティ達は『万物は数である』という『ピタゴラス主義』の思想を受け継いだ『アペイロン教団』という宗教団体と邂逅しました。
『ピタゴラス教団』とは錬金術などの知識を探求した『ヘルメス思想』や

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【リバース1999】37が見てる世界【元ネタ徹底解説&考察】

【リバース1999】37が見てる世界【元ネタ徹底解説&考察】

今回は数学を愛し数学に愛された天才少女37について考察を交えて解説をしていきます。

まずはじめに『本源』の『数学演算』ですが、正直この文章だけで考察するの不可能でしょう。
そこで着目したのは洞察2のイラストで37の後ろに映っている”幾何学図形を手にした女性”が関係していると考え、”幾何学に関連性のある女性の数学者”に絞り込むことにしました。

その条件に当てはまった人物は古代エジプトの数学者【ヒ

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【リバース1999】ドルーヴィスⅢの髪色が変わった理由を徹底解説&考察

【リバース1999】ドルーヴィスⅢの髪色が変わった理由を徹底解説&考察

今回は儚げな麗しき美女ドルーヴィスⅢのルーツに関して、考察を交えて解説していきます。

彼女は作品内の設定ではウェアハウザーという林業を営む企業のご令嬢だが、ウェアハウザーという会社は実在しており、1900年に設立された歴史ある企業です。
しかし作品では破産したと事になっておりますが、実際はそんなことはなく、寧ろ世界恐慌後には輸出産業でアメリカ経済を支えた功績があります。
また火事の事件に該当する

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【土日で読み切り】リバース1999を無課金で2章までサウンドノベルとして楽しむ道

【はじめに】本noteの目的 本noteは「リバース1999」気にはなってるんだけど、ちょっと腰が重いなあという人のために「土日に高品質の短~中編サウンドノベルを無料で一本読み捨てる」感覚でリバース1999をやってみませんかと導くものです。大きな柱は以下3本です。

 リバース1999のメインストーリーは現在4章まで公開されており、2章でひとつの事件の顛末を最後まで見届けることができる形となってお

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【リバース1999】リーリャの元ネタを徹底考察

【リバース1999】リーリャの元ネタを徹底考察

今回はリバース1999に登場してくる、鉄の箒に乗った美少女パイロット、リーリャの元ネタについて解説していきます。

彼女はゼノミリタリーというパブロフ財団の軍に所属していおり
ストーリーに於いても、その傍若無人な性格で大きな活躍を見せました。

まずは彼女の本源(ルーツ)に書かれている空飛ぶほうきですが
これはお察しの通り航空機のことです。
そしてミディアム(中媒)のウォッカですが、赤い星からして

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【リバース1999】サザビーの元ネタを徹底考察

【リバース1999】サザビーの元ネタを徹底考察

今回はリバース1999に登場してくる、綺羅びやかなドレスを纏った錬金術師少女、サザビーの元ネタについて考察してみました。

◆動画でみたい方はこちらまで↓

まずサザビーの名前を聞いて大抵の人が思い浮かべるのは赤い彗星が乗っていた、あの赤いMSだと思いますが、勿論それとは無関係で
サザビーの名前の由来は、世界最古のオークションハウス――
サザビーズだと思われます。

サザビーズは1744年3月11

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【リバース1999】ピクルスの元ネタとなった哲学者【徹底解説&考察】

【リバース1999】ピクルスの元ネタとなった哲学者【徹底解説&考察】

今回は犬好きから大絶賛されているモフモフの哲学者、ピクルスのルーツを考察を含めて解説していきます。

彼の大本のルーツになっているのは、1966年に起こったリメ・カップ窃盗事件で一躍英雄となった名犬ピクルスです。

事の発端は1966年のワールドカップで優勝したイングランドに渡されるはずのトロフィーが窃盗されるという事件が起こりました。
ロンドン警視庁が総動員して捜索するものの見つからなかったので

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【リバース1999】エターニティの元ネタが叡智すぎた【元ネタ徹底解説&考察】

【リバース1999】エターニティの元ネタが叡智すぎた【元ネタ徹底解説&考察】

今回は素晴しき美貌を持ち、数々の男を籠絡させたであろうエターニティについて考察を交えて解説していきます。

まずは【ミディアム】の”青い血”についてですが、これはカブトガニが関連していると考えられます。
彼女のウルト”エクセターの奇談”に出てくる節足動物は、おそらくガブトガニだと思われます。
ガブトガニの青い血で作られたリムルス試験薬は、結核などの病原菌の検査薬として用いられております。

そして

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