木霊トコ

一介の学生、木霊トコと申します。情報発信の第一歩としてnoteを始めてみた者です。アウ…

木霊トコ

一介の学生、木霊トコと申します。情報発信の第一歩としてnoteを始めてみた者です。アウトプットで成長し続けたい。 学生なのでなにより勉強が本業ですが、将来物書きになりたいので日々アレコレ手を出しています。低い文章力に衒学趣味が加わって大変読みづらいですが、どうか御付き合い下さい。

マガジン

  • リバース:1999

    自分の記事は勿論、他の方の記事で良いと思ったものもあります。

最近の記事

普段ソーシャルゲームを遊ばない人、遊ぶ時間がない人にこそ遊んでほしい『リバース:1999』(ネタバレなし)

こんにちは、木霊トコです。この記事は筆者が今プレイ中の『リバース:1999』のいわゆる布教記事となります。ゲームがさほど好きでない人に是非おすすめしたいのです。私も普段ゲームはしないのですがこのゲームは本当におすすめします。 『リバース:1999』とはなんぞや?具体的なストーリーだとかは早速お手持ちの端末でプレイするか、公式HPや以下の方々のnote記事をご覧になる方が良いと思います。 1.ストーリーについて あらすじは以下のようなものです。 脚本は暗く重厚なものとなっ

    • 2023年の読書の振り返り、あるいは連続投稿維持の悪あがき

      『読書について』、美術解説、『羅生門』から逃げ続けて年の暮れ(2023年12月31日22時50分)になってしまいました。木霊トコです。 noteから「今日までに投稿すれば3ヶ月連続投稿だよ。さ、がんばれ〜!」というような内容の通知が来てうんうん唸った挙句、実績目当てに必死こいて書き始めました。 すぐにでも投稿して楽したいのですが、それは私が半端に許さないので月毎に一冊取り上げながら23時59分に間に合わせたいと思います。 1、2月 『童話集 銀河鉄道の夜 他一四篇』 岩波文

      • 羅生門#2 “門”から読む

        はじめに 多読脱却のための読書感想第二弾。 今回は『羅生門』について。最近買ったのですが、読み込むと想像より面白いことがわかりました。今回はこの作品の要素を精読してみたいと思います。 芥川龍之介がこの作品を『今昔物語集』から発想したものは前回ですでに述べました。少々遅いタイミングですが、今昔物語集の当該説話の原文を。 今回は記事タイトルにもあるように、今昔物語集と芥川龍之介の羅生門の違いについて追いながら読解してみます。 タイトルの文学的役割 タイトルというものは、

        • 読書感想『羅生門』#1

          多読脱却のための読書感想第二弾。 今回は『羅生門』について。最近買ったのですが、読み込むと想像より面白いことがわかりました。 本の概要 大正時代を代表する短編作家であり、近代文学を語る上で欠かせない芥川龍之介が『今昔物語集』の説話からインスピレーションをうけた“王朝物”の内の一つです。まだ無名作家だった頃に文学雑誌『帝國文学』に寄稿しました。しかし、この作品で有名なれたわけではなく、後に書かれた『鼻』を夏目漱石に評価されたことで芥川龍之介は文壇に認められます。 高校生は国

        普段ソーシャルゲームを遊ばない人、遊ぶ時間がない人にこそ遊んでほしい『リバース:1999』(ネタバレなし)

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        • リバース:1999
          22本

        記事

          美術解説#

          好きなもの:美術。の木霊トコです。 読書感想(主に古典、思想書)も書いています。 概要 今日の作品はこちら。題名は『勝利のキス』。撮影者はアルフレッド・アイゼンスタットさんです。1945年に撮影されました。長きに渡りあらゆる人々が辛い目に遭い続けた第二次世界大戦が日本のポツダム宣言受諾によって終戦したことに沸くニューヨークタイムズの人々を捉えました。現在はアメリカのシカゴ美術館に所蔵されています。映画『ナイトミュージアム2』にも石板の魔法によって蘇った作品として出てきてい

          美術解説#

          美術解説 #2

          好きなもの:美術。の木霊トコです。 読書感想(主に古典、思想書)も書いています。 概要 今日の作品はこちら。題名は『《Nighthawks》(ナイトホークス)』。作者はエドワード・ホッパーさんです。真夜中の場末のダイナーの四人の人々を描いた作品です。キャンバスに油彩で描いています。現在はアメリカのシカゴ美術館に所蔵されています。映画『ナイトミュージアム2』にもカメオ出演として出てきていましたね。店員のコックが刃物で客や映画の主人公を脅していました。 作者について エド

          美術解説 #2

          美術解説 #1

          好きなもの:美術。の木霊トコです。 読書感想(主に古典、思想書)もやっています。 言い訳 昨日までのショウペンハウエルさんの『読書について』の読書感想は一体どうなった、と思われるので言い訳です。簡潔にいいます。精読にかなり時間がかかりそうなのです。そりゃ人間一人の思想が詰め込まれているのだから時間がかかるのは当然だけども、やはりなかなか一章読み込むのは骨が折れました。尻切れ蜻蛉にはならないようにはします。 とはいえ、こだわりすぎて何も書けないのもいけません。ですから、目標

          美術解説 #1

          読書感想 『読書について 他二篇 岩波文庫改版』 #2

          はじめに 多読脱却のための読書感想第一弾の二回目です。 前回の記事はこちらから。 #1で書いたように、今回からは三篇の内の一つ目、『思索について』を精読していきたいと思います。 読む前の印象 短編集(これは思想書だから、その呼称が適するかわからないけども)って表題作が何番目に置かれているかでかなり印象が変わるじゃないですか。外山磁比古さんが『思考の整理学』の中で言っていたように。 読書は思索あってこその読書だ、みたいな格言は昔からありますから、思索について最初に触れるの

          読書感想 『読書について 他二篇 岩波文庫改版』 #2

          読書感想 『読書について 他二篇 岩波文庫改版』 #1

          多読脱却のための読書感想第一弾。 今回は岩波文庫『読書について 他ニ篇』について精読してみたいと思います。 本の概要 本書は、『意思と表象としての世界』が主な著作のドイツの哲学者、ショウペンハウエルさんの『余録と補遺』のうちの3篇が書かれています。ショウペンハウエルさんといえばヘーゲルさん達が主張し、当時主流な考えだった理性主義とは正反対の意識を主軸に置いた考えを貫いた人で名が知られています。 彼の思想は知らなくても下の一文はご存知の方もいらっしゃるのでは? この記事で

          読書感想 『読書について 他二篇 岩波文庫改版』 #1

          自己紹介

          どうもこんにちは。この度noteを始めてみた一介の衒学趣味の学生、木霊トコです。アカウントの説明どおり、情報発信の第一歩としてnoteに挑戦してみました。自己紹介と初記事に名付けてみたものの、特に紹介できることがあまりないので、はやくも書くことがなくなりそうです。 取り敢えず自己紹介の定番、好きなものから。本特に哲学、思想についての本を読む事が好きです。但しショーペンハウアーさんが言ったように、自分の思索のために読めているかと問われると少し微妙。読書という行為が目的化してるき