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2023年の読書の振り返り、あるいは連続投稿維持の悪あがき

『読書について』、美術解説、『羅生門』から逃げ続けて年の暮れ(2023年12月31日22時50分)になってしまいました。木霊トコです。
noteから「今日までに投稿すれば3ヶ月連続投稿だよ。さ、がんばれ〜!」というような内容の通知が来てうんうん唸った挙句、実績目当てに必死こいて書き始めました。
すぐにでも投稿して楽したいのですが、それは私が半端に許さないので月毎に一冊取り上げながら23時59分に間に合わせたいと思います。

1、2月 『童話集 銀河鉄道の夜 他一四篇』 岩波文庫

当方が学生なのは自己紹介で述べている通りなのですが、この2023年の1、2月は入試云々で呑気に本を読めるような時期でなく、『ソクラテスの弁明』などを開くのだったら英単語帳を、英数の問題演習を開きたまえ、と自分に言い聞かせるような毎日でしたので、
……いやそんなこたぁない。サボタージュも十分してました。十分どころか過剰です。嘘ついてごめんなさい。
兎に角、本にきちんと向き合える時期ではなかったので文の簡単で、そして短篇集である本書を単語帳と共に鞄に忍ばせていました。
私が読書の際のこだわりとして「文体」があるのですが、宮沢賢治さんの童話の中でも『二十六夜』『ビジテリアン大祭』の文体が特にお気に入りです。
時間が限られているのでこの辺で3月に行きたいと思います。

3月 『四畳半神話体系』

入試結果が無事成功しひと段落した頃に読み始めたもの。これで三周目ですかね。まだ大学生でもなく、きらきらの新入生に戻りたい三回生でもないのに読んでいます。
これも同じく文体からはまり、モノローグに満ちた「私」を小津君と共に安全地域から愛を込めてげらげらと笑い、「私」と明石さんとの杏仁豆腐のにも似た妙味あるその後に思いを馳せ、樋口師匠の非の打ちどころのない詭弁空理に感銘を受け、城ヶ崎氏から占いのおばあさんまで全員に憧れました。

4月 『どくとるマンボウ航海記』

5月 『独裁体制から民主主義へ』 ちくま学術文庫

6月 『御伽草子』

7月 『異邦人』

8月 『論理哲学論考』

9月 『羅生門』

10月 『読書について』

11月 『美術のトラちゃん』

時間が間に合わん!ので列挙ばかりになりましたがこれのみあまり有名でないので補足。パピヨン本田さん(今気づいたが本の紹介とは作者の許可がもしかして必要なのでしょうか)という方が描かれた現代美術(まれに演劇)についての入門書となる漫画です。臆病な自尊心と尊大な羞恥心によってトラになった少年とその父である売れない画家の話です。漫画ですが漫画中の小ネタについての解説が満載です。

12月 『レトリック入門』

結局終わりませんでした。現在12時53分です。おそらく来年も惨たらしく更新し続けると思います。木霊トコでした。

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