【チェス】定跡のその先へ-2-
「王道の古典定跡を識る」シリーズから少し発展させて、応用的な定跡や変化を考えていく本シリーズ。2回目となる今回の記事では、前回に紹介したACDについて、さらに深くみていきます。
ACDがユーゴスラブアタックに対してめっぽう強いのは、前回で紹介しました。しかし、通常のシシリアンドラゴンと異なり、ACDでは、黒はdポーンを突かないという選択をすることになります。これは、将来的に一気にd5と突ききる選択肢を残しておくことで、手得を狙い、攻撃を仕掛けていく狙いがありますが、一方で、