マネージャーの仕事って何?その1 【マネージャーになるまで前編】
マネージャーの仕事って何?
1本目として、プロバスケットボールチームのマネージャーになるまでを書きたいと思います。
バスケとの出会い【中学校時代】
そもそもバスケとの出会いは中学1年、スラムダンク連載中で空前のバスケブームのなか、友達がバスケ部に入るというので一緒に入りました。
ミニバスもやったことない、完全な素人です。
市内にバスケ部のある中学が2校しかなく、バスケ不毛の地でしたが、
バスケ部のある中学校が近所にあったというのも運命だったのかもしれません。
ここでバスケを始めていなければ、どう考えても今の仕事はしていないはずです。
実力的には、試合中は武道場で荷物番してるレベルです。ヘタクソです。
マネージャーはいませんでした。
NBAとの出会い【高校時代】
高校でもバスケ部に入りました。中高ともに地区大会の1回戦に勝てば大騒ぎくらいのレベルです。
そして、NBAと出会いました。
当時、サクラメント・キングスに所属していた「ジェイソン・ウィリアムス」
彼が、僕をNBAという世界に引き込み、離しませんでした。
それ以来、20年くらいサクラメント・キングスのファンです。
ちなみに、携帯の壁紙はマイク・ビビーです。
この時期から、音楽(ハードロック多め)・映画・NBAとアメリカへの興味が高まり、渡米を意識し始めました。
高3の文化祭では「911のテロはアメリカの自作自演であることを暴く」というテーマで、クラス展やりました。余談ですが。
大学はアメリカに、なんて夢を抱いていましたが、そんなお金も行動力も学力もありませんでした。
バスケを仕事にしたい【大学時代】
仕事をしたくないという理由だけで大学に進学し、将来をリアルに描けないまま大学生活を過ごしていました。
大学2年を終えるころ、留学の夢が再燃。
「中退し留学したい」「残り2年の学費・生活費を留学費用にあてて欲しい」と、両親と交渉しましたが、断られ挫折。
両親ともに4年制大学を卒業しておらず、就職の際に苦労したことから、僕に同じ苦しみを味わってほしくないという親心からでした。
そして、就職活動。
人並みに就活しましたが、面接で必ずつまづく質問がありました。
「なぜこの会社を選んだのですか?」
リクナビの検索結果の上から順番にエントリーし面接を受けに来た、とは言えないので、いつも嘘をついていました。
人事の方々はポンコツ学生の嘘など、すべてお見通しだったでしょう。
そんなことを繰り返す毎日に疑問を感じ、本当にやりたいことは何なのか、ポンコツなりに考えました。
そこで出た答えが「バスケ」でした。
ちなみに、大学ではバスケ部に所属していません。
当時はbjリーグがスタートし、プロバスケという言葉が日本でも生まれた時代でした。
自分にもチャンスがあるのかと思い、とりあえずいろんなチームにコンタクトを取りました。
手紙・履歴書を送り、電話し、働きたいという気持ちを伝えましたが、すべて門前払い。話も聞いてもらえませんでした。
小さいころからバスケをし、強豪校を出て有名大学を卒業したわけではないので、バスケ業界に何のコネクションも持っていませんでした。
当時はただの1ファンであり、バスケ界にとって何ものでもなかったわけです。
即戦力が必要な時代、名も知らぬ素人の学生から突然連絡があっても、まともに取り合ってくれないのは当然です。
そこで、コネのない自分を売り込むための「武器」が必要だと考えました。
たどりついた答えが「英語」でした。
ここから、プロチームに入ることを目指して、動き出す日々が始まります。
2006世界バスケ
これは、2006年の世界選手権を見にいった時の写真です。
美女に挟まれ緊張してます(笑)
当時、大学1年生。地元浜松で予選が開催されていたので、夏休みを利用して全試合見ました。
ギリシャ・トルコ・リトアニア・オーストラリア・ブラジル・カタールと玄人好みですが、当たりのグループだったと思ってます。
ギリシャ、リトアニアといったヨーロッパの強豪、サイズを生かし成長著しかったトルコ。
オーストラリアにはNBAドラフト1位のボーガット、
ブラジルには当時NBAのバルボサやヴァレジャオ、のちにスパーズでプレーするスプリッター。
出待ちしてサインもらいました。
何が言いたいかって、そのくらい普通のファンだったんです。
まとめ
話を戻しますが、
中学からバスケを始め高校卒業まで弱小校で選手としてプレー、
大学はバスケと関わらない生活。
就活に挫折し、好きを仕事にしようとするも壁にぶち当たり、
武器を身に着けるために英語を学ぶ決意をします。
マネージャーの経験は何もなく、ただのバスケファンがプロの世界を目指します。
思ったより長くなったので、続きは後編で。
後編は、卒業→就職→渡米→帰国→プロの世界へ、そして「Dライズ」というチームについて。
お楽しみに!
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