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J's story

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徒然なるままに、綴ってみました。 33歳の窮屈で夢がなんなのかわからなかった自分に変化がありました。 恋愛に疎く、ある女性に出会い変わっていった徒然ならままに…
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#カラオケ

#35 「9分間」

#35 「9分間」

時間は、いつの間にか、
23時を回っていた。

【トゥルルルルルー】

終了10分前を知らせるコールが鳴る。

すかさずワンコールで受話器を取る。

「ご利用終了10分前になりました」
という、終了の確認だけの連絡だった。
普通だったら、
【延長するかどうか】の確認があるはずだが、
それがなかったので
「延長は?」
と、
延長をする気はなかったが聞いてみると、
「この後、フリータイムのお客様がお待

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#31 「2ターン目」

#31 「2ターン目」

恵の酒が進み始めている。
俺の歌声で酒が進むのか…な?
それとも、
俺と一緒で、酔わずには入れれなくて、
急ピッチなのかなっと察することもできる。

飲めない俺が、【呑める】彼女のペースにあってしまって、【バンザイ】歌唱中に、2杯目が空いてしまった。今度はそれに気付いた彼女が、受話器を取り、追加オーダーを。

気付いて、何を思ったのか【ピース】しながら、
サビの
「イ、ェーーーーーーーーーーーーイ

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#30 「気遣いは…」

#30 「気遣いは…」

「♫早く逢って言いたー〜い
  あなたとのいろんな事〜」

彼女の声が407号室に響く。
俺は画面を見ていた。

彼女は俺を見ていた。
俺の反応を。

元気で、優しい歌声。
高音も綺麗に発生していた。
その声に俺は、聞き惚れていたようで【キョトン】としていた。

その視線に気づいた時には、
彼女は俺の目を見て歌っていた。
恥ずかしながら、
ハニカミながら、
照れながら…
一生懸命という言葉が似合う

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#29 「個室にて」

#29 「個室にて」

個室

個室

二人きり…

手を繋いだり、
キスをした仲と言えど、いつも【開けた場所】でのこと。
【準】個室(借り物ということで【準】)というのはなんだかんだ初めてで。

初めて会った時も…
ラクーア、CONA、御徒町〜上野駅間、公園
2回目以降も…
駅構内、バスタ、HUB、バスタ…
基本、開けているというか、公共の場だけだった。

恵を独占できる。
この上ないHappyなのは言うまでもない、の

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#28 「2時間⁉️」

#28 「2時間⁉️」

すでに21時前になっていた。
恵も朝から、クラブハウスの片付けやら、総務処理をしていたので、
かなりヘトヘトなのに…
こんなに飲まず食わずで歩き回してしまった。

だから、【No Plan】は嫌なのだ。
と心の底から思う。

結局駅前のカラオケ店に決めた。
カラオケ店が数店舗あったのだが、
キャッチの男の子が、
「今ならすぐに入れますよ!」
という嫌味のない爽やかで低姿勢で、シンプルに誘ってもらっ

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#27 「散歩→?」

#27 「散歩→?」

赤羽駅東口に出ると、小雨だった。
ロータリーに沿ってマツモトキヨシのあるビルの方に行き、駅前通りを渡り居酒屋探しに路地に入っていく。

彼女は、いつも左側を歩く。

俺の左手には彼女の右手が。
彼女を見ている。
彼女は、話をしている。
【はっ】と俺の視線に気がつく。
「なーにー?」と【?】を浮かべて見つめる。
ハニカム。

俺は【見てたい】だけ。

その【横顔】も。
気づいた時の【恥ずかしそうな笑

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