手塚治虫とカニバリズム
最近、ふと手塚治虫のついて思い出したことがあった。
『ロック冒険記』という初期の作品は、カレル・チャペックの『山椒魚戦争』というSF小説を下敷きにして書かれた、と聞いたのがきっかけだ。
よく考えたら『ロック冒険記』は、ちょっとカニバリズムっぽい描写があるなあ、と思った。
『ロック冒険記』を読んだことのない人向けに、かんたんにあらすじを説明する。
ロックという主人公が宇宙探索に出かけて、鳥人の住む惑星を発見する。そこで鳥人と交流するようになるが、大々的に交流が始まると、悪い地球