ひごそういちろう

公立小学校:音楽専科(5年目) 創造性を育む音楽の授業を目指して実践に取り組んでいま…

ひごそういちろう

公立小学校:音楽専科(5年目) 創造性を育む音楽の授業を目指して実践に取り組んでいます。様々な先生方と、よりよい授業づくりについて考えたいという思いから、音楽科授業カフェという研究会を立ち上げております。

マガジン

  • 事務力パワーアッププロジェクト(ZPP)

    学級事務が苦手な私が、効率的にミスなく仕事をするために必要な資質・能力を高めていくためのマガジンです。

  • 小説で振り返る音楽専科

  • 生涯学習の視点で音楽の授業を見つめなおす

    子どもたちが生涯にわたって音楽と豊かに関わることができるような授業を目指しています。このマガジンでは、生涯教育の視点で音楽の授業を見つめなおすために、思考の整理や授業実践の振り返りを行っていきます。

  • 授業実践のふりかえり

    これまで実践した授業についてふりかえります。

  • 音楽科授業カフェ

    音楽科授業カフェとは、音楽について「ゆる~く」語り合うコミュニティーをつくることを目的とした学習会です。 本マガジンでは、音楽科授業カフェで行ってきた内容をまとめたり、今後やっていきたい内容の構想をしたりしていきます。

最近の記事

リフレクション 立ち止まって考えたいニュース10選 2024.1.27

1.はじめに 漠然とネットニュースを眺めているな・・と感じたので、立ち止まって考えることができるように、気になったニュースを10個選ぶことにしました。数か月後・数年後に見返したときに、あのときは、こんなことに関心があったのかと振り返る材料になればと思います。 2.立ち止まって考えたいニュース10選 3.おわりに 10個選ぼうとする行為そのもが、自分にとって意味のあることなような気がしていました。また、やりたいなと思います。

    • リフレクション 立ち止まって考えたい投稿10選 2024.1.7

      1.はじめに Xを眺めていると、情報量の多さに眩暈がすることがあります。そもそも、Xをしているのは、考えを深めていくための情報を得るはずだったのに、何も考えずただ眺めてしまっている自分がいることに気づきました。本記事では、立ち止まって考えてみたいと思った投稿を10個選ぶということをやってみます。選ぶことで、今の自分が何に関心があるのかが見えてくると思ったからです。 2.立ち止まって考えたい投稿10選 ・特異な才能のある子どもについての投稿 いわゆるギフテッドに関する話

      • 読書記録「推し、燃ゆ」

        ※本記事は、ネタバレを含みます。  ネタバレしても大丈夫だよという方のみ、お読みください。 自立ってなんだろう 当書を読んで、自立ってなんだろうなと考えさせられました。そして、上記の記事を思い出しました。それは、自立は、依存先を増やすことであるという考え方です。 主人公のあかりは、「推し」と「推し活を通して得た仲間」に依存しています。推しがいなくなれば仲間も失ってしまう。ただ推し活で繋がっている関係だと、あかりは考えています。 途中読んでいて苦しいなと感じた場面があり

        • 読書会『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』

          1.はじめに 小川先生と読書会をしました。小川先生とは、オンライン学習会での出会いをきっかけに、何度かお話させていただいています。本記事では、読書会を通して考えたことをまとめていきたいと思います。小川先生の以下の記事と合わせて読んでいただけると嬉しいです。 3.当書をどう活用するか 小川先生とお話をするなかで、当書が『「個別最適な学び」と「協働的な学び」』について考えるためのハンドブックの役割をしているという気付きが得られました。よくよく当書を読み返すと、帯紹介で以下の

        リフレクション 立ち止まって考えたいニュース10選 2024.1.27

        マガジン

        • 事務力パワーアッププロジェクト(ZPP)
          2本
        • 小説で振り返る音楽専科
          10本
        • 生涯学習の視点で音楽の授業を見つめなおす
          2本
        • 授業実践のふりかえり
          16本
        • 音楽科授業カフェ
          0本
        • 校内研究との向き合い方
          2本

        記事

          第4期教育振興基本計画を読んで➀

          1.どうして読もうと思ったのか  令和5年6月16日に、第4期教育振興基本計画が閣議決定されたそうです。正直なところ、偶然にそのことについて書かれた記事を見つけるまでは私は知りませんでした。(以下のリンクから第4期教育振興基本計画について読むことができます) 読もうと思った理由は2つあります。  1つ目は、私自身がどんな教師を目指していくべきなのか迷っているからです。教育に絶対の正解はないとはいえ、これから先どんな先生を目指していくべきなのかという方向性が見えないと、何

          第4期教育振興基本計画を読んで➀

          目標をもつとは?

          校内研修で、子供が目標をもつことができるようになるための手立てを考えた。 そのときに、そもそも「目標をもっている状態」とはどのようなことかという議論になった。 目標という言葉は学校で働いていると、毎日のように耳にする言葉だ。でも、そもそも目標ってなに?と聞かれると答えることが難しいなと感じた。 ○やりたいこと+やる必要がある・実行すると成長できる。やりたいことだけでは目標ではないのでは? ○目標は、行動指針と行動意欲の2つにわけられる? ○ある目的があって、それを達

          皿洗い×事務力パワーアッププロジェクト

          皿洗いを事務力を高める取り組みの1つとして位置付けることにしました。正直皿洗いはあまり好きではありません。ただ、好きではない行為だからこそ事務力upに繋がるのではないかと思います。好きではないことを効率的に楽しく行う方法はないかということを考える訓練だと思って取り組みたいです。 今日は、皿洗いにかかる時間を計測してみました。妻と自分の分を合わせて、約12分かかっていました。もっと素早く終えるためにはどうすればよいか工夫しながら取り組みたいと思います。

          皿洗い×事務力パワーアッププロジェクト

          ショートカットキーの意味を知るとパソコン作業が面白くなった話

          事務力を鍛えるためにショートカットキーを覚えることにしました。ショートカットキーを覚えることで、ストレスなく作業をすることができると考えたからです。 以下の記事がすごく興味深かったです。 何が面白かったのかというと、キーに込められた意味を理解することから始めることが大切だと述べられていたからです。ただの暗記ではなく、なぜこのキーとそのキーを組み合わせることで、このような作業ができるのか理解するが重要だと述べられています。 たしかに、すべてを丸暗記しようと考えると難しそう

          ショートカットキーの意味を知るとパソコン作業が面白くなった話

          事務力パワーアッププロジェクト(ZPP)を始めます。

          1.はじめに 今年度から音楽専科ではなく担任になりました。4年ぶりの担任です。大量の学級事務に追われ、この数日間は遅くまで学校に残ることも多くありました。 また、音楽の授業だけでなく国語や体育などの教科も授業をすることになりました。本来であれば、教材研究を入念におこないたいところでしたが、学級事務に追われてしまい教科書を開くことも難しかったです。 このような状況でも前向きに仕事をしていくために、事務力パワーアッププロジェクト(略してZPP)を始めたいと思います。 2.

          事務力パワーアッププロジェクト(ZPP)を始めます。

          「何のために」音楽の授業をするのか➀

          1.はじめに 3か月ほど前に「私の教育観」について記しました。本記事では「何のために」音楽の授業をするのかというテーマについて現時点での考えをまとめていきます。 2.そもそもどうして本記事を書きたいのか 新年度の準備がはじまりました。毎日やることがたくさんあり目の前の仕事に必死に取り組んでいます。このまま余裕のない日が続けば、おそらく授業準備の時間を十分に確保することは難しいと思います。もし、このような状態が続くのであれば、毎日の大切な授業を「45分間をどうやって乗りき

          「何のために」音楽の授業をするのか➀

          M’s リフレクションセミナー ふりかえり➀

          1.はじめに 横浜でおこなわれたM'sリフレクションセミナーに参加しました。今日のセミナーで学んだことを来年度に生かすためにふりかえりをしたいと思います。長くなりそうなので、数回にわけてふりかえりをしていきます。 2.やること1つ1つに意味をもたせる 大野先生のお話で一番印象に残ったのが「やること1つ1つに意味をもたせる」ということです。例えば漢字のテストをなぜやるのでしょうか。スマホがあれば漢字を書ける必要はないのに・・。大野先生は、「努力することの大切さ」を実感でき

          M’s リフレクションセミナー ふりかえり➀

          第11話「教師が本気で歌うこと」

          主な登場人物(実在する人物と関係ありません) 新任教諭(音楽専科)長谷川先生 担任の先生(音楽部 長谷川先生の先輩)鈴木先生 指導教官(ベテラン教務主任)村上先生 斎藤先生と同期の音楽専科(他校に配属)岩倉先生 研究会の主宰者(ベテラン音楽専科)日村先生 第11話「教師が本気で歌うこと」 卒業式に向けた合唱の練習をしている場面。金曜日・5時間目だからなのか、子どもたちはいつもよりも集中力に欠けていた。長谷川は(このまま練習を進めていても上手にならないな。むしろ、

          第11話「教師が本気で歌うこと」

          音楽鑑賞の時間②「YouTubeのコメント欄」を授業に生かせないか

          1.積極的に音楽鑑賞を楽しんでいる人ってどんな人? 前回の記事で音楽鑑賞を積極的に楽しんでいる人をいくつか挙げてみました。本記事では、積極的に音楽鑑賞できている人ってどんな人?ということを考えていきます。ただ、漠然と考えていくのは難しいと感じたので、YouTubeのコメント欄に曲の感想を書く人について限定して本記事では考えようと思います。実際にYouTubeで書かれているコメントを読み、コメントを書くほど音楽に関心のある人が、どのように音楽を聴いているのか考察したいと思いま

          音楽鑑賞の時間②「YouTubeのコメント欄」を授業に生かせないか

          実践「絵描き歌をつくろう」2023ver.

          1.はじめに 昨年度、絵描き歌をつくるという授業を行った。(詳細は以下をご覧ください。)絵描き歌づくりは、子どもたちが楽しく創造的に活動することができる魅力的な活動だと考えています。今年度は3年生で実施をします。昨年度の反省を生かして、どのような授業にしていくか本記事では考えていきます。 2.そもそも絵描き歌の魅力とは? 私が考える絵描き歌の魅力は大きく3つあります。 ➀日本の音楽の旋律を体感できる。 ②口唱歌を入れることで、日本のリズムに親しめる。 ③自然と協働的な

          実践「絵描き歌をつくろう」2023ver.

          音楽鑑賞の時間➀「子どもにとって身近な音楽鑑賞とは?」

          1.子どもにとって身近な音楽鑑賞とは みなさんは、子供たちに「好きな曲はなに?」と尋ねたことはありますか? 私が子供たちに尋ねたところ、アニメ・ドラマの主題歌、TikTokの流行曲、ボカロ、K-pop、親が好きな曲など、子供たちの好きな曲は多種多様なことがわかりました。好きな曲をノートにまとめて、友達どうして見せ合っている子どもの姿を目撃したこともあります。それは私にとって、音楽鑑賞は子どもたちにとって身近で楽しいことなんだと感じた瞬間でした。 八木正一先生は著書のなかで

          音楽鑑賞の時間➀「子どもにとって身近な音楽鑑賞とは?」

          赤坂真二著「主体性とやる気を引き出す学級づくりの極意」を読んで③

          1.はじめに 当書を定期的に読み返しています。それくらい自分にとっては意味のある本だと考えているからです。本記事では、5カ月ほど前に購入した当書が私の日々の学校での過ごし方にどのように影響しているのか振り返るとともに、今後、更にできることはないか考えていきます。 2.学校での過ごし方を振り返って これは、私が赤坂真二著「主体性とやる気を引き出す学級づくりの極意」を読んで②で書いたものです。専科である私にとって子どもたちと関わることができる場面は「登下校・授業・休み時間・

          赤坂真二著「主体性とやる気を引き出す学級づくりの極意」を読んで③