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赤坂真二著「主体性とやる気を引き出す学級づくりの極意」を読んで③
1.はじめに
当書を定期的に読み返しています。それくらい自分にとっては意味のある本だと考えているからです。本記事では、5カ月ほど前に購入した当書が私の日々の学校での過ごし方にどのように影響しているのか振り返るとともに、今後、更にできることはないか考えていきます。
2.学校での過ごし方を振り返って
音楽専科の立場で「子どもたちを積極的に知ろうとすること」は難しいなと感じました。なぜなら、授業以外で関わる場面が担任の先生方に比べると圧倒的に少ないからです。専科にとって子どもたちと関わることができる場面は、「登下校・授業・休み時間・掃除・給食・放課後」など様々ありますが、なかなか子どもと話す時間をつくれていなかったなと思います。音楽の授業と絡めて「好きな曲は?」「苦手なことは?」などといった話をするなど、子どものことを知ることができるように工夫していきたいと思います。
これは、私が赤坂真二著「主体性とやる気を引き出す学級づくりの極意」を読んで②で書いたものです。専科である私にとって子どもたちと関わることができる場面は「登下校・授業・休み時間・掃除・給食・放課後」など様々です。ちょっとした変化だとは思うのですが、以下のようなことに取り組んできました。
【登下校】
・可能であれば名前を呼んで挨拶した。
・「今日は寒いね~」などのちょっとした話をするようにした。
【授業】
・授業前に自分自身のことを話した。
例)好きなもの・家族のこと・失敗談など
・授業中に声をかけることができるような機会をつくった。
例)音楽室の中の好きな場所で歌ってみよう。
➨一人一人に「よく声を出せてるね」など声をかける。
・関わりの少ない児童の様子を気にかけるようにした。
【休み時間】
・校庭で子供たちとリレーをした。
・休み時間に一緒に楽器の演奏を楽しんだ。
・廊下であったときに、髪型の変化など声をかけるようにした。
【掃除】
・肯定的な声掛けを意識した。
・教えてから褒めるという指導を心掛けた。
【給食】
・特に意識してできたことはない
【放課後】
・音楽室に来てくれた児童と一緒に音楽を楽しんだ。
3.更にできることはないか
日々の学校での過ごし方を振り返っていると、たくさん関わっている児童と、全く関わっていない児童がいるということがわかってきます。休み時間・放課後の時間では、関わることができる児童が限られてくるなと思うので、授業の中で「関わりの少ない児童の様子」に、より気にかけるようにしたいと思いました。
また、教師自身の話をより面白く話すことができるようになることも重要だと感じます。そのために、以下の本を購入しました。少しでも「子どもにとって一緒にいて楽しい」先生になれるように努力したいと思います。
4.おわりに
「先生!ポケモンがここまで進んだ~!」
「先生がおすすめしていたアニメ見ました!」
このように話しかけてくれる児童がいます。とても嬉しいです。
①子どもたちを積極的に知ろうとすること
②自分を知ってもらう努力をすること
③この①,②の条件を実践している教師が、子供同士のよい関係性を育てようとすること
赤坂先生の言葉を借りれば、自分を知ってもらう努力をしたことで、繋がることができた子どもが増えてきました。次は「子ども同士の良い関係を育てる」ことができるように、自分の在り方を見つめていきたいと思います。
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