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赤坂真二著「主体性とやる気を引き出す学級づくりの極意」を読んで②

1.はじめに

3か月ほど前に、「主体性とやる気を引き出す学級づくりの極意」という書籍を読みました。その中で、教師が子どもの安全基地となるためには以下の3つが必要だということを学びました。本記事では、①②について自分なりに実践したり意識してみたことをまとめていきたいと思います。

①子どもたちを積極的に知ろうとすること
②自分を知ってもらう努力をすること
③この①,②の条件を実践している教師が、子供同士のよい関係性を育てようとすること

赤坂真二著「主体性とやる気を引き出す学級づくりの極意」p108より 引用

2.子どもたちを積極的に知ろうとすること

音楽専科の立場で「子どもたちを積極的に知ろうとすること」は難しいなと感じました。なぜなら、授業以外で関わる場面が担任の先生方に比べると圧倒的に少ないからです。専科にとって子どもたちと関わることができる場面は、「登下校・授業・休み時間・掃除・給食・放課後」など様々ありますが、なかなか子どもと話す時間をつくれていなかったなと思います。音楽の授業と絡めて「好きな曲は?」「苦手なことは?」などといった話をするなど、子どものことを知ることができるように工夫していきたいと思います。

また、廊下ですれ違ったときに声をかけるということを意識して取り組んでいました。例えば、髪型が変わっている児童がいたら声をかけたり、体育の授業から戻ってきた子どもたちに「体育頑張ったね」などと声をかけたりしました。

3.自分を知ってもらう努力をすること

自分の好きなこと・最近合った失敗談・昨日見たテレビ・うれしかったことなどを積極的に話すようにしました。授業開始30秒くらいを使って、継続的に行いました。ポケモンが好きなことを伝えていると、後日「先生好きなポケモンは?」などと話しかけられることが多くなりました。自分の好きなこと・家族のこと・自分が小学生だったころの話・このようなことを、ちょっとした時間を使って子どもたちに伝えていくことで、子どもとの距離が近くなるのだなと実感しています。

4.おわりに

「誰が指導するか」によって子供への伝わり方が変わってしまうということを、前向きに捉えて「学校での私自身の在り方」を見つめていきたいです。


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