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実践「絵描き歌をつくろう」2023ver.

1.はじめに

昨年度、絵描き歌をつくるという授業を行った。(詳細は以下をご覧ください。)絵描き歌づくりは、子どもたちが楽しく創造的に活動することができる魅力的な活動だと考えています。今年度は3年生で実施をします。昨年度の反省を生かして、どのような授業にしていくか本記事では考えていきます。

2.そもそも絵描き歌の魅力とは?

私が考える絵描き歌の魅力は大きく3つあります。

➀日本の音楽の旋律を体感できる。
②口唱歌を入れることで、日本のリズムに親しめる。
③自然と協働的な学びになる。

絵描き歌をつくると子供たちは自然と紹介したくなります。そして、一緒に絵描き歌を遊ぶ中でリズムを揃えて歌う楽しさを感じることができるのではないかと思うのです。また、絵描き歌は日本の伝統的な遊びです。日本の旋律やリズムを学ぶことにも繋がっています。

3.絵描き歌を子供たちが楽しむために 環境の工夫

子供たちが自然と一緒に親しむことができるような環境設定ができないでしょうか。現段階で思いついたものを、いくつか挙げていきます。

➀ A3の用紙にマス目を書いたものを印刷しておく。
➨マス目を書いたものを用意することで、たくさん描きたい!を促す。

作成したワークシート

②黒板をフリースペースにして描いてよいことにする。
➨黒板に書かれる作品を見て、創作意欲が刺激されるのでは。
➨黒板に書くのであれば、自然と複数人で書くことになるのでは。

③ホワイトボードを教室後方に配置し、自由に使ってよいことにする。
➨何度も消して書き直せるので、繰り返し楽しめる。
➨床に配置することで、自然と複数人で楽しめるのでは。

④絵描き歌をつくるために参考になりそうな掲示物を作成する。
➨〇は お皿・アンパン・大福など
➨形を表す言葉や、歌詞の終わり方などを掲示して参考にできるようにする。

4.授業のステップ

【案1】
➀ミニレッスン 絵描き歌の書き方
②書きながら楽しむ
③素敵な作品を紹介

【案2】
➀絵描き歌を紹介
②絵描き歌に慣れてきたら、一部の歌詞を隠し考えさせる
③ ②の活動をいくつかおこなたら、絵描き歌づくりへ
④作りながら楽しむ

5.遊び➨学びにつなげるために

➀どちらがノリがいい?
例)棒が一本あったとさ↔棒が一本あった
  まあるいお皿がありまして↔まあるいお皿があります

②前奏のリズムを口唱歌でつくる➨楽器へ移行

③同じ歌詞で、旋律を変えて絵描き歌をつくってみる

6.おわりに

昨年度の実践から絵描き歌が子供にとって魅力あふれる活動であることがわかりました。今年度は、楽しみながら学びが深まるようなしかけができればいいなと考えています。授業をするのが楽しみです。


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