見出し画像

歓喜!!『マトリックス4』の製作決定!!

『マトリックス』公開から20周年のサプライズ!

1999年に公開された『マトリックス』ですが、大きな衝撃と話題を呼びました。2003年には続編の『マトリックス リローデッド』『マトリックス レボリューションズ』が公開され、三部作が完成しました。

マトリックス三部作から16年の時を経て、4作目の製作が決まったのです。主演は引き続き、キアヌ・リーブスがネオ役を演じ、ヒロインのトリニティもキャリー=アン・モスが続投。まだ詳しいことは明らかになってはいませんが、モーフィアスを演じたローレンス・フィッシュバーンにも、続投して欲しいですよね。
監督は引き続きウォシャウスキー兄弟が手掛けるそうなんですが、驚いたのは二人はウォシャウスキー姉妹になっていた事!二人とも性別移行したそうです。(厳密に言えば、姉になったラナ・ウォシャウスキー一人が監督を務めるそうです。)

この作品は、明確に「続編」と謳っているわけではなくて、どのように描かれるかわかりませんが、20年も前に公開され、未だに古くなく、2,30年後でも大きな影響を残す不朽の名作となったわけですが、それが20年たった今、これからの2,30年後に向けて、どんな事を描くのか、それがとても楽しみですね!
ウォシャウスキー兄弟が姉妹になったことも、描かれる世界に何らかの影響があるかもしれないですね(笑)


さて、マトリックスについて語り出すと、シリーズになってしまいそうなので(笑)、簡単に魅力をお伝えしたいと思います。

この世界は仮想現実である

「マトリックス」とは映画においては、コンピュータが作り出した仮想現実のことを言いますが、この作品の一番の衝撃は、私たちが生きている世界は「仮想現実」で、外には仮想現実とは違う世界がある。そして、その現実世界を支配するのはコンピュータで、人間は養分に過ぎないということを描いたことではないでしょうか?
また、この作品は量子力学的な世界を描いてもいますが、今では普通とまではいかなくても、やりすぎ都市伝説やYoutubeなどでは、考えも寄らないようなことが発言されています。それも『マトリックス』の影響が大きいのかもしれません。

2045年には、人類をAIが超えてしまうシンギュラリティが起こると言われていますが、そうなれば、マトリックスのような世界になることもありえなくはないですよね。マトリックスが公開された1999年には、それこそ「ノストラダムスの大予言」が流行ったりして、この世界は仮想現実だとか、考えることすらなかったかもしれませんが、あれから20年。必ずしも一笑に伏すような話でもなくなってきました。
シンギュラリティまであと26年。それまで何も考えず否定して過ごしたとして、いざその時を迎えたとしたら、どうなるでしょうかね。

そう考えると、このタイミングで『マトリックス4』を公開するということは・・・?
現時点での勝手な私の予想ですが、シンギュラリティの先の世界を描くのかもしれませんね。過去三部作がシンギュラリティまでの準備をする為にあるとしたら、最新作は、シンギュラリティを超えた世界を描くことで、今どう生きるかを考えさせられるような作品になったら面白いんじゃないかなと期待します。

赤い薬と青い薬

『マトリックス1』で象徴的なシーンだと思うのが、モーフィアスがネオに対し、「この世界にあるものは、真実から目をくらます為に作られた」と、マトリックスの仕組みについて話します。「今の君は、奴隷同然」だと。この世界は「精神の刑務所」だと。そして、

「青い薬を飲めば、この話は終わり。赤い薬を飲めば、不思議な世界は終わり、真実へと連れて行こう」

と、二つの薬を差し出し、ネオに選択を迫ります。
迷わず赤い薬を取ろうとするネオですが、モーフィアスは忠告します。

「私が見せるのは、真実以外の何物でもない」

その言葉を聞き、ネオは赤い薬を飲み、ネオの意識は現実世界に戻り、真実を知って生きていくことになります。

仮に、真実や答えを知っているとしても、それを他人に強要することはできないし、強要することこそ悪だと思っています。そして、真実を知ったとしても、それを選ばないことも、本人の意思であり、選択は自由です。実際、モーフィアスも所属しているレジスタンスは、真実を知る者や、現実世界の生き残りがいますが、マトリックスを取り仕切るエージェントに取り入り、仲間を裏切って仮想世界の生活を選ぼうとする者もいます。真実であろうが、仮想であろうが、選ぶのは自分次第です。つまり、自分にとっての真実は、自分の中にしかない、ということではないでしょうか。

何を見ようと、誰に何と言われようと、判断するのは自分です。それを突き詰めていったネオは、神のような万能の力を手にするのですが、「自分の心の声こそ真実である」ということを理解し、受け止めた者こそ、ネオのように、神の如き力に気付くことができるのかもしれません。

まだまだ言いたいことはたくさんありますが(笑)、今回はこのくらいにしておきます。
人類の価値観を大きく変える衝撃を与えた『マトリックス』ですが、新たに描かれることで、また価値観を変えるきっかけの映画となるかもしれませんね。

また新情報が明かされるのが楽しみです。もしかしたら、その都度マトリックス関連のコラムを配信するかもしれません(笑)

この記事が参加している募集

#コンテンツ会議

30,756件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?