ひろくんのお父さん

ブラジリアン柔術についての色々なことを書いていきます。

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最近の記事

競技力と指導力

「名選手、必ずしも名監督にあらず」 選手として成功した人間が必ずしもいい指導者になるとは限らない。 このような言葉を聞いたことがあると思います。 なぜこのような乖離が起きるのかなど、僕なりの考えを書いていきたいと思います。 そもそも全く別のスキル自分の能力を向上させることと、他人の能力を向上させることは全く別の技術が要求されます。 自分の体のことは自分が一番知っているので、どのように動くか、どのような技を試していくか、自分自身だと効率よく取り入れることができます。 逆

    • カリキュラムのメリットデメリット

      柔術ジムの中でもカリキュラムを採用している所としていない所があります。 浅くやるところから、一通り回すのに一年かけるような大きなカリキュラムを持っているジムもあります。 今回はこのカリキュラム制度について書いていきたいと思います。 メリットずばり広く技術を学べることでしょう。 初心者が柔術の概要を知る事ができるのは大きな利点です。 何をやればいいかわからないといった不安は減らすことが出来ます。 カリキュラム通り練習に出ていれば必ず一定までは強くなれます。 様々な技術に触

      • 伸び悩みを感じたら

        スランプやプラトーといったことは、柔術を年単位で続けていたらみんなが通る道ではないでしょうか。 そんなときにどうしたらいいのか書いていきたいと思います。 ちなみにこの記事は僕のような一般柔術愛好家向けの話で、トップクラスの方々には当てはまらないです。 普段やらない技を試してみる僕が伸び悩みを感じたときにやることは、先延ばしにしてきた技術や触れてこなかった技術を試すことです。 伸びないなと感じたときにがむしゃらにやってもどうせ上達した感覚は得られません。 それならいっそ

        • カウンターの利点と欠点

          柔術の攻撃方法はたくさんありますが、その中の一つにカウンターがあります。 この記事でのカウンターの意味は、相手の攻撃をいなしたりしながら反撃することを指します。 身に付けておくといいことがある反面、頼りすぎると実はデメリットもあります。 今回は利点欠点どちらも書いていこうと思います。 利点体力的にとっても楽です。これにつきます。 自分から積極的に動かないのでスタミナロスが減らせます。 相手だけを攻めさせて、自分は体力を温存しながらゲームをコントロールできます。 逆に自

          僕のスパイダーガード使用遍歴

          みなさんはスパイダーガード使ってますか? 多分どんな人も少しは使ったことあるだろうし、メインガードにしてる人もいるかと思います。 僕は紫帯の前半ぐらいまではメインで使っていました。 今回は僕にとって愛着があるスパイダーガードの使用遍歴を時系列順に語っていこうと思います。 白帯のころ多分ハーフガードの技とか全く知らない段階でスパイダーを使い始めたと思います。 毎日嫌になるほどパスされていた僕は、とにかく相手にとって攻めにくいガードを探すようになります。 当時一緒に練

          僕のスパイダーガード使用遍歴

          習った技術は正しいか

          色々な人が同じ技を教えるとき、全く同じ説明をすることってあまりないと思います。 微妙に違うこともあれば、もう根本から言ってることが違うかったりします。 じゃあ受け取る側はどうすりゃいいのかってのが今回の話です。 多分みんな合ってる技術を教えるときにわざと間違ったことを言う人って恐らくいないはずです。 なので、みんな自分にとっての正解を教えています。 これがとっても重要で、あくまで指導者が使ってきて成功している技術を教えてくれています。 つまり習った技術は自分用にア

          習った技術は正しいか

          ブランクからの復帰

          怪我明けだったり、仕事が落ち着いたりで長期のブランクから復帰する人もたくさんいると思います。 そんなブランク明けの人向けの話を書いていきます。 1 頑張りすぎない復帰した初日に普段通りの強度で練習するのはなるべくやめた方がいいでしょう。 初日はマットの感触を確かめる程度の基礎運動や打ち込みだけにしておいた方が無難です。 スパーにいきなり参加すると結構な確率で体を痛めます。自戒の意味を込めて言ってます。 徐々に体を慣らしていきましょう。 2 ショックを受けない長期で

          ブランクからの復帰

          クローズドガード最強説

          柔術を習うと真っ先に覚えるであろうこのクローズドガード。 僕にとって、クローズドガードは下から作ることが出来るマウントポジションとさえ思っています。 個人的にこのガードが最も強いと思っているのですが、その理由を書いていきます。 1 とっても硬いガードとしてここまで硬いものは他にはないでしょう。 他のガードはいきなりパスガードされるリスクがあるのに対し、このクローズドガードはその心配が非常に少ないです。 なによりビジュアル的に相手を止めるというのがわかりやすいガードな

          クローズドガード最強説

          試合後にすること

          試合に出ると決めることにより練習強度が上がり、上達を早めることができます。 今回は試合後に何を意識すべきかを記していきたいと思います。 1 早い段階で動画を見る自分が動いた記憶があるうちに、動画を見直しましょう。 ここでこうすれば良かったとか、ここは上手くいったとか、なにか覚えているはずです。 なるべく当日のうちに、出来れば翌日には出来たこと出来なかったことを洗い出しましょう。 あまり時間が立つと、あんなことやったかなぁって感じになってしまいます。 2 出来なかっ

          試合後にすること

          指導法について

          熟練度が上がってくると自分で試行錯誤出来ますが、そうでない場合はしっかりと人の指導を受けたほうが上達は早いです。 人それぞれ指導法はありますが、僕が考えている良い指導法とは何かを記していきたいと思います。 1 なぜ使うかの説明僕が教える時最も大事にしていることです。 なぜその技術をその場面で使うのか、なぜ右手はその位置に置くのかなど、理由を説明しています。 技の説明だけでは、その技と同じ状況にならないと使えません。 なぜ使うか理由を理解出来ていると色々な場面で応用が効

          スパーリング問題

          良くも悪くも、ガチスパーと言う言葉は柔術という競技をやっていれば一度は聞くことでしょう。 このガチスパーですが、条件さえ当てはまれば僕はガチスパー賛成派です。 今回は僕が考える練習になるガチスパーの条件というのを記していきたいと思います。 1 階級がほぼ同じ階級が前後1階級ぐらいならガチスパーしても大きな事故にはならないと思います。 力を使ったり、無理やり押し込む練習は絶対に必要です。階級が近いのであれば、その感覚を学ぶためにも力はどんどん使いましょう。 でも上の階級

          スパーリング問題

          技の習得法

          柔術は技が数千数万あると言われているのですが、きっと全て得意な人はいないでしょう。 自分が得意な技を探すために1から探していては時間がいくらあっても足りません。 その数多ある技をどのようにして選び、習得するか書いていきたいと思います。 1 興味ある技を選ぶ人間興味あるものは頭に入りやすいものです。 あの動きかっこいいなとか、興味があればどんどん試してみましょう。 自分の好きな選手を参考にしてもいいかもしれません。よくしてくれる先輩でも何でもいいです。 白帯にベリンボ

          心技体の重要度

          心技体って聞いたことあると思います。 試合において、この3つで大事だと思うことを書いていきます。 あくまで僕の考えなので、全然違う考えの人もいると思います。 1 体(フィジカル)結論から言うと、試合に勝ちたいなら最も重要です。 というか、トップ層ではない一般人は筋トレをメインにした方が勝率は上がるのではないでしょうか? フィジカルなんて関係ないって言う人いますけど、そんなわけ無いです。 極端な話、同じ階級で片方はベンチプレス50キロ、もう片方は150キロなら後者の方が

          平均型と一点特化型

          大まかに分けてプレースタイルはこの2つに分かれると思うのですが、みなさんはどちらでしょうか? 平均型とは満遍なく技術を習得していること、一点特化型とは1つの技術を深く習得していることを指します。 もちろん帯が上がれば上がるほど高いレベルの平均型になっていきますが、稀に一点特化型のまま帯が上がっていく人もいます。 この2つの型のメリットデメリットが本日の記事となります。 1.1 平均型のメリットなんと言ってもどの局面でもそこそこ戦えることが最大のメリットとなります。

          平均型と一点特化型

          足関節技の重要性

          グラップリングでは最重要と言っても過言ではないですが、柔術において足関節技はあまり重視されていません。 現在は全くそんなことありませんが、一昔前では足関は邪道とさえ言われていました。 そんな足関ですが、得意だと色々と利点があるのでその理由を説明していきます。 1 試合を一発で終わらせる可能性足関使いにとって、ポイントでどれだけ負けていようが最後まで逆転の目が残されています。 たとえ10点差で残り30秒でも勝つチャンスはたくさんあると言えます。 トップからでもボトムから

          足関節技の重要性

          ボトム練習のススメ

          柔道やレスリングの経験者には当てはまりませんが、それ以外の人はボトムを先に練習した方が効率がいいと思っています。 その理由を説明します。 1 プラン通りにいきやすい試合でトップを取りたい場合、スタンドで勝つか引き込ませる必要があります。 相手もトップを取りたい場合は、必ずテイクダウンで勝つ必要が出てきます。 そこで負ければいきなりプラン外の戦いを強いられます。 その点自分がボトムを狙う場合、相手が上下どちらを選択しようともボトムから始めることができます。 引き込み失

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