カリキュラムのメリットデメリット

柔術ジムの中でもカリキュラムを採用している所としていない所があります。
浅くやるところから、一通り回すのに一年かけるような大きなカリキュラムを持っているジムもあります。

今回はこのカリキュラム制度について書いていきたいと思います。

メリット

ずばり広く技術を学べることでしょう。
初心者が柔術の概要を知る事ができるのは大きな利点です。
何をやればいいかわからないといった不安は減らすことが出来ます。


カリキュラム通り練習に出ていれば必ず一定までは強くなれます。
様々な技術に触れることで、自分の得意な技術を見つけやすいです。

そして僕が一番利点を感じているのは、練習者全員の底上げ効果です。

カリキュラムを採用することによってどんな人でもある程度以上の技術で攻防が出来るようになります。
つまりスパー相手が増えます。

スパー相手が増えると、様々なタイプの人と技を試せるのでためになることが多いです。

デメリット

突き抜けたものが出来にくいです。
どうしても受け身になってしまうので、自分で追求していかないと練度は上がりません。

試合に出る人にとっては、カリキュラム以外で考えて練習する必要が出てきます。

どうしても試合向けの技術というのは必須で、そこはカリキュラムから学べない事が多いです。

持論

僕自身はカリキュラム制度に賛成です。

まずはある程度攻防出来ないと柔術って楽しくないので、全体像を知ってほしいです。

カリキュラムなしで初めから強くなれる人っていうのは、選手練がある環境か柔術にかなり時間を費やせる人だと思います。
大抵の人はジム来ている以外に時間は取れないでしょう。

しかしカリキュラムが万能と考えている訳ではないです。
白〜青帯でカリキュラムを履修し、紫帯以降でカリキュラム外の技術クラスやプラレを受けるのが最も効率がいいと思っています。


とまぁこんな感じです。
バラバラに技術習うより、関連性があったり重要度の高い順に習うほうが底上げにはいいと思います。

ただ、いつかはそこから外れて自分で考えていかないと伸びないので難しいところです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?