スパーリング問題
良くも悪くも、ガチスパーと言う言葉は柔術という競技をやっていれば一度は聞くことでしょう。
このガチスパーですが、条件さえ当てはまれば僕はガチスパー賛成派です。
今回は僕が考える練習になるガチスパーの条件というのを記していきたいと思います。
1 階級がほぼ同じ
階級が前後1階級ぐらいならガチスパーしても大きな事故にはならないと思います。
力を使ったり、無理やり押し込む練習は絶対に必要です。階級が近いのであれば、その感覚を学ぶためにも力はどんどん使いましょう。
でも上の階級の人は少しだけテクニカルに動くことを意識すればより良いスパーになるでしょう。
逆に、無差別級に出ないのであればあまりにも体重差がある相手とスパーするのは意味がないと思います。
個人的な意見ですが、体格も重さも違う相手にかける技術って、試合で使わなくないですか?
重い相手とスパーすると筋トレになると言う人もいますが、それなら筋トレした方が早いと思います。
2 同じ帯色か上の帯色
基本的に帯が近くて階級近ければガチスパーはどんどんやるべきです。そこでかかる技じゃないと試合でもかかりません。
むしろライトスパーで変に身に付いてしまうと、本気の抵抗されたときに全くかからないはずです。
帯下とのスパーは練習にならないと言うわけではありません。
ある程度攻めさせてから戻す練習や、相手の動きに合わせたカウンターなど、いくらでも工夫出来ます。
3 性差を理解したスパー
これは最低条件です。
性差として筋力が違うので、絶対に男性は女性に力任せのスパーをしてはいけません。
そんな人いないでしょと思うでしょうが、一定数はいます。
よく力を使ってないとの言い訳を聞きますが、相手がそう感じなければ力任せのスパーです。
間違ってほしくないのは、決して手を抜く訳ではありません。
あくまで力任せのスパーはしないというだけです。技術の攻防でスパーをする分にはなんら問題は無いです。
4 試合に出る人
試合を少しでも考えている人同士でガチスパーしましょう。
試合に全く興味ない人や、体を動かしたいだけの人など、色々な人が練習に来ています。
そのような人とスパーしないと言うわけではなく、その時は技術の攻防を意識したスパーをするといいでしょう。
ガチスパーはやはり怪我のリスクが高くなってしまいますので、試合志向の人同士でやることをおすすめします。
とまぁこんな感じです。
思いやりのあるスパーを心掛けたいですね。
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