足関節技の重要性
グラップリングでは最重要と言っても過言ではないですが、柔術において足関節技はあまり重視されていません。
現在は全くそんなことありませんが、一昔前では足関は邪道とさえ言われていました。
そんな足関ですが、得意だと色々と利点があるのでその理由を説明していきます。
1 試合を一発で終わらせる可能性
足関使いにとって、ポイントでどれだけ負けていようが最後まで逆転の目が残されています。
たとえ10点差で残り30秒でも勝つチャンスはたくさんあると言えます。
トップからでもボトムからでも足を触ることができれば狙うことでしょう。
ポイントゲームをしている選手にとって、これほど恐ろしい対戦相手はいません。
2 自分の土俵になりやすい
足関は技の特性上、自分の足も相手側にあることが多いです。その為、俗に言う足関の取り合いになることがあります。
足関の取り合いになった時、得意な人にとってまさにその攻防が自分の土俵です。
キャリアにおいて腕十字やキムラの防御練習時間より、足関の防御練習時間の方が絶対に少ないはずです。
つまり防御法が身についてない人が多いので、極めやすい環境が揃っています。
スポーツというのは自分の土俵で戦うことができれば大幅に勝率が上がるものです。
どこからでも狙いやすい足関は、得意な人にとっては自分有利の戦いにしやすいです。
3 相手が警戒してくれる
足関が得意になると対戦相手は当然警戒します。
その結果対処の選択肢が増えれば増えるほど、足関以外の他の技がかかりやすくなります。
個人の経験ですが、パスガードもスイープも、相手に極めの恐怖を感じさせてから仕掛けると上手くいくことが多いです。
足関という強力な武器を意識させることにより、自分は楽に攻めることができます。
4 単純に怖い
題名の通りです。
足関怖くない?僕だけ?
やはり他の技術よりも足関の練習時間が短いから、恐怖を感じるのでしょうか。
とまぁこんな感じです。
足関は本当に強力かつ便利なので、せめて防御法はしっかりと学んでおきましょう。
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