指導法について

熟練度が上がってくると自分で試行錯誤出来ますが、そうでない場合はしっかりと人の指導を受けたほうが上達は早いです。

人それぞれ指導法はありますが、僕が考えている良い指導法とは何かを記していきたいと思います。

1 なぜ使うかの説明

僕が教える時最も大事にしていることです。

なぜその技術をその場面で使うのか、なぜ右手はその位置に置くのかなど、理由を説明しています。

技の説明だけでは、その技と同じ状況にならないと使えません。
なぜ使うか理由を理解出来ていると色々な場面で応用が効きます。

数学の公式と同じです。公式暗記では当てはめの問題しか解けませんが、公式を理解しておくと応用問題も解けるようになります。

覚えてほしいのは技の動きではなくコンセプトです。

2 得意不得意の理解

どんな人間にも得意不得意はあります。全ての技術が得意な人は恐らくいません。

この人はこれが伸びやすそう、この人はこの技術習得するのに時間かかりそうだなとか、きちんと見てあげる必要があります。

得意そうだったら、掘り下げて説明するとさらに理解が深まりますし、苦手そうだったら細かい手順は無視してこういう技術もあるんだよと説明します。

全員が同じ習得スピードではないので、注意深く見る必要があります。

3 スパーをよく見る

技術練習で出来ていることがスパーでは出来ないことは往々にしてあり得ます。

どこで躓いているのか、指導者はよく見てあげないといけません。

もちろん、好きにスパーするんだって人もいるので全員を見る必要はないですが、課題を持ってスパーをしている人がいたらよく見ましょう。

これはお互いの利益になります。
うまくいかなかった人は解決出来るかもしれないし、指導者は技術練習でどこが上手く伝えれていなかったか理解ができます。

教える方も教えられる方もスキルアップ出来るので、生徒のスパーはよく観察しましょう。


とまぁこんな感じです。
細かく書けばもっとたくさんあるので、また機会があれば詳しく書いていきたいと思います。


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